YouTuberと企業のマッチングプラットフォーム『BitStar』のBizcast、コロプラからシリーズAの資金調達を実施…代表取締役の渡邉拓氏らが初めて語る、資金調達と新体制の裏側

YouTuberと企業をつなぐマッチングプラットフォーム『BitStar』を運営する株式会社Bizcastは、本日、株式会社コロプラを引受先として、シリーズAの第三者割当増資を実施したことを発表した。今回、Pedia Newsでは、株式会社Bizcast代表取締役である渡邉拓氏、そして、新役員・新メンバーとして参画する、株式会社Bizcastの取締役COO(最高執行責任者)である原田直氏と取締役CTO(最高技術責任者)である山下雄太氏、セールス&マーケティング統括の高尾啓人氏に、インタビューを実施した。

YouTuberと企業をつなぐマッチングプラットフォーム『BitStar』を運営する株式会社Bizcastは、本日(8月1日)、株式会社コロプラを引受先として、シリーズAの第三者割当増資を実施したことを発表した。調達額は非公開としているが、シリーズAということもあり、1億円以上の資金調達をしたとみられる。

Bizcastは、インフルエンサーが自分らしく活動・活躍できるインフラを作ることをミッションに、YouTuberと企業のマッチングプラットフォーム『BitStar』を運営。

『BitStar』は、チャンネルの収益化をはかりたいYouTuberと費用対効果の高い動画広告を配信したい企業をマッチングするサービス。現在登録されているYouTuberの延べ視聴者数(チャンネル登録者数)は3,200万人を超え、日本最大級のインフルエンサーネットワークを持つ。さらに、企画力、そして、効果測定分析を用いたレポーティングが評価されており、大手企業を中心に多数の企業が利用する。

また、Bizcastは、同日、新役員の就任や新メンバーの加入することも明らかにした。

今回、Pedia Newsでは、株式会社Bizcast代表取締役である渡邉拓氏、そして、新役員・新メンバーとして参画する、株式会社Bizcastの取締役COO(最高執行責任者)である原田直氏と取締役CTO(最高技術責任者)である山下雄太氏、セールス&マーケティング統括の高尾啓人氏に、インタビューを実施した。

### コロプラから億単位のシリーズAの資金調達

Bizcastは、今回の資金調達によって、「インフルエンサーが自由に活動・活躍できるインフラを作る」というミッションのもと、インフルエンサーへの仕事の提供のみならず、インフルエンサー向けの新商品開発、システム開発強化、人材拡充を含めた経営基盤の強化を進めていきたい考えだ。さらに、クライアントに対しては、インフルエンサー・テクノロジー・ファームとしてインフルエンサー及びテクノロジーを活用した企業のプロモーション戦略立案から企画、調査、実行、効果測定までをサポートできる体制を拡充するとともに、グローバル戦略における人員体制も強化する予定。

ー 今回の資金調達のキッカケについて教えてください。

**渡邉氏**:今回の資金調達を通じて、**今後、YouTuberさんに対して新サービスの提供やクライアントさんに対してさらなる価値提供をスピードを上げて進めていきたい**と思っています。

**コロプラさんは、サービスとヒトの2軸で僕たちに最も共感してくださって熱烈なオファーをいただきました。**僕たちとしては、事業シナジーを求めての資金調達ではなく、経営基盤を強化するために純粋に投資していただいたという意味合いが強いです。

### 新体制の裏側

今回の新体制で、従来よりBizcastを支援していた元株式会社野村総合研究所(NRI) の戦略コンサルタントの原田直氏と元ラクスル株式会社CTOの山下雄太氏がそれぞれ取締役COO(最高執行責任者)と取締役CTO(最高技術責任者)に就任し、新たに元株式会社サイバー・コミュニケーションズ(電通グループ)の高尾啓人氏がセールス&マーケティング統括に就任する。さらに、同タイミングで、アドバイザーとして元祖YouTuberとしてYouTuber業界を牽引してきたMEGWIN氏が就任する。

* 株式会社Bizcastの取締役COO(最高執行責任者) 原田直氏 (写真 右から2番目)
* 1985年生まれ。慶應義塾大学理工学研究科にて半導体物理を専攻、2012年卒業。その後、株式会社野村総合研究所に入社し、製造業や情報通信業における新規事業策定・推進、事業戦略策定、事業提携推進などのコンサルティングに従事。2016年より株式会社Bizcastに参画。
* 取締役CTO(最高技術責任者) 山下雄太氏 (写真 左端)
* 1986年生まれ。慶應NY高を卒業後、慶應義塾大学理工学部電子工学科に進学し、ラクスル株式会社の創業に携わる。大学卒業後、グリー株式会社に入社し、SNSや海外のプラットフォームの立ち上げに従事。また並行して国内外の新卒採用も関わり、同社のグローバルを担う人材採用にも貢献。2013年からラクスルにCTOとしてジョイン。2016年より株式会社BizcastにCTOとしてジョイン。
* セールス&マーケティング統括 高尾啓人氏 (写真 右端)
* 1986年生まれ。2010年株式会社サイバー・コミュニケーションズ(電通グループ) 入社し、YouTube担当として黎明期から、広告枠のマネタイズに貢献。後半は大手広告代理店に常駐しFacebookやTwitterを中心としたソーシャルメディアのプランニングを行う。その後、広告代理店を経て、2014年より動画マーケティングのスタートアップ企業であるViibarに最初の社員として、創業フェーズに参画。初期メンバーとして営業チームの立ち上げと売上を牽引。2016年より株式会社Bizcastに参画。

### 新役員は同じ大学・同じ学部の旧友

ー 今回の新体制で、原田さんが取締役COO(最高執行責任者)、山下さんが取締役CTO(最高技術責任者)にご就任したのですよね。

**渡邉氏**:**三人とも同じ大学で同じ学部なのですよね。**原田と山下とは、学生時代に一緒に事業を作っていたことがあり、もともと信頼がありました。二人とも実力も十分ありますし、昔からの関係性もあったので、入社する前から予め役職・領域を決めて任せようと思っていました。

### 「バンドを再結成する」感覚

ー お二人とは学生時代からの付き合いなのですね。

**渡邉氏**:学生時代の2009年頃、事業に関心を持ち、事業創造団体を作っていました。その時に、学内でエンジニアを探していた時に、原田と出会い、原田から山下を紹介してもらい、三人で事業を作っていました。当時の原田は、慶應義塾大学のビジネスコンテストを運営するKBCをファウンダーとして立ち上げていました。その後、KBCが主催するビジネスコンテストに三人でエリアとモバイルに特化したクーポンサービスの事業を持って出場し、ファイナリストまで進出しました。原田がデザインを担当し、システムは全て山下が開発し、僕がビジネスサイドを担当していました。**それが原田と山下との出会いで、学生時代から一緒に苦楽を共にしてきました。**

いま事業が伸びてきた段階で、たまたま縁があって、彼らが意思決定しくれたことで、再度Bizcastに集まることができました。「バンドを再結成する」ような感覚です。

### 新メンバーは心と心で通じる関係

ー セールス&マーケティング統括に就任した高尾さんとの出会いについても教えてください。

**渡邉氏**:高尾とは、いまのサービスができる前の1年半前に仕事を一緒にしたことがありました。それが出会いで、その後は同世代でお互い広告や動画に興味があったことから定期的に情報交換するようになりました。出会ったのは最近ですが、**お互い考えていることも近しくて、コミュニケーションも暗黙の了解で伝わるような関係性**です。

### 「野武士的」「息を吸うごとく失敗する」

ー 新メンバー三人の印象を教えてください。

**渡邉氏**:**スマートなところもあれば、泥臭いところもできるヒトたちで、一緒にいて居心地がいいですね。野武士的なところがありますね。**

原田はコンサル出身でありながら、デザインもできますし、エンジニアが足りなければ自分でプログラミングを勉強してコードを書きます。山下はシステムだけではなく、会社の事業全体を見て課題を洗い出しますし、ビジネスサイドのことも考えます。高尾は、紙媒体から、テレビCM、デジタルまで幅広く対応できる稀有なヒトで、スタートアップの創業メンバーとして初期からグロースまでを見てきていることもあり、嗅覚が鋭くてそれぞれのステージで起こり得る課題に対して先回りして先手を打つことができます。

Bizcastとして、**足らないところがあれば即座に自分たちで全て実践して、新しいことにも何でも挑戦し、「息を吸うごとく失敗する」**ことを大切にしていきたいと思っています。彼ら三人ともまさにそれを体現しています。

### 新役員・新メンバーがBizcastに決めた理由

ー ここからは、新しくBizcastにジョインなさったお三方に、Bizcastに参画することを決めた理由と経緯についてインタビューしたいと思います。まず、原田さんからお話をお伺いしたいと思います。

**原田氏**:渡邉とは大学時代の同期で8年の付き合いになります。同じ慶應義塾大学理工学部で同じ授業を受けていました。渡邉からの話にもありましたが、彼がベンチャーを始めるキッカケとなったところに僕も関わっていました。「大きい枠組みで事業を作る」ことに対して憧れとおもしろさを感じ、新規事業で新しい産業を生み出していきたいという思いで、一緒にベンチャーを立ち上げました。その後、大規模な取り組みで事業を作り上げていくことを肌で感じたくて、野村総研に就職し、新規事業の支援をしてきました。

僕自身、将来的に、新しい事業や産業、枠組みを作っていきたいと思っています。その中で縁があって、今回、Bizcastにジョインしました。**大きな変化のある市場の中で、新しい事業の枠組みを描きながら実現していくことへ挑戦できる、その機会があることは最高だと思っています。**

また、**Bizacastには、おもしろいメンバーが集まっています。事業として大きなことに挑戦しつつも、足元は一歩一歩積み上げていけるヒトたちが関わっているので、この環境で事業を作ることが楽しみです。**

ー 山下さんはいかがですか。

**山下氏**:もともと学生自体から起業や事業の立ち上げをしてきた中で、大規模な開発・運用の姿を見たいと思い、グリーに入社しました。その後、知り合いづてでラクスルに入社し、印刷業界をITの力で改善してきました。

原田と同じように、渡邉とは大学時代の同期です。**創業間もないフェーズのスタートアップでは、昔から知っている仲だからこそ、ビジネスにフォーカスして、信頼関係のもと、ドライブをかけて大きくグロースできると思っています。**

今回、Bizcastでは社員数の少ないタイミングで参加します。**これまでに学んだことを活かしながら、スピード感を持って、ビジネスにフォーカスし、イチから会社を作り上げることで、ITの力で新しい業界、新しい事業を作りたいと思います。**

ー それでは、高尾さんはいかがですか。

**高尾氏**:渡邉とは1年半前に出会いましたが、同世代で同じ分野に興味を持つ友人ができて、とても嬉しかったです。Viibarを離れて、自分で事業を立ち上げようと思った時に、渡邉にも相談していく中で、たまたま同じサービスに関心を持っていることに気づきました。そこで、**渡邉の想いと目指すものに共感し、さらに感覚的にも泥臭さとクレバーさのさじ加減が渡邉と似ていて、自分一人ではなくて一緒に事業を作ることでより成長できると思い、Bizcastへ参画を決めました。**

Bizcastでは、「息を吸うごとく失敗する」ことを大切にしていて、それぞれが責任を持って、大きな裁量の中で挑戦しています。**「どんどん新しいことへチャレンジして、失敗してもリカバリーして、また挑戦する」それを高速で実践しています。**だからこそ、**今後、Bizcastがどんなに大きくなったとしても、裁量を持って大きな挑戦をして、自分たちで新しい世界を作れると信じています。**

僕の場合は、事業に共感したというよりも、**渡邉が率いるBizcastのメンバーにかけてみようと思いました。**実際いまBizcastにジョインして、毎日がとても楽しいです。渡邉とはビジネスの感覚が合って、原田とはプライベートの趣味が合って、山下とは創業期のスタートアップにいた者同士でスタートアップ的感覚が合います。**Bizcastが潰れたとしても、渡邉が何かビジネスをしたいと言えば、このメンバーみんなでまた挑戦したいと思っています。そう思えるヒトに出会えたことが、僕はとても幸せだと感じています。**

### Bizcastの共感とバリュー

ー 最後に、渡邉さんに、新たなメンバーを迎えた新Bizcastが今後どのようにチームを作り上げていくかをお伺いしたいと思います。

**渡邉氏**:Bizcastは、共感とバリューを大切にしています。**僕らの「インフルエンサーが自由に活動・活躍できるインフラを作る」というミッションと『BitStar』事業への共感、そしてバリューとして「息を吸うごとく失敗する」ことを重視しています。**

先日メンバーに「渡邉さんは初め失敗しているけど最終的にうまくいっているよね」と言われたのですが、僕からすると「失敗って何?」と思っていて、**そもそもチャレンジして失敗したとしても、それを失敗だとは思っていなくて、そこから学んで、次のチャレンジに活かしていきたいと考えています。だからこそ、「息を吸うごとく失敗する」ような文化を作っていきたいと思います。**

Bizcastでは、**それぞれが大きな裁量のもと、自走して、どんどん新しいことに挑戦して、失敗してもリカバーしてまた挑戦するというようなチームを作っていきたい**と思っています。

ー ありがとうございました。

息の合う強力な新メンバーを迎え入れた、新生Bizcast。

ITの力とスタートアップの醍醐味である圧倒的なチャレンジ精神で、新たな世界を築き上げることに期待したい。

なお、Bizcastでは、全ポジションで絶賛採用中。特に、ビジネスサイドは代理店出身者、営業](https://www.wantedly.com/projects/63364){: target=”_blank”}、インフルエンサーマネジメントマーケティング事業企画人事・広報経理・総務グローバル担当、エンジニアサイドは[Railsエンジニアを募集しているという。

『BitStar』

株式会社Bizcast