VR・AR界のピクサーPenrose Studios、シードで約10億円調達…元Oculus・元DreamWorks Animationらが創業

米国・サンフランシスコを拠点に、VR(Virtual Reality)・AR(Augmented Reality)のアニメ制作スタジオPenrose Studiosは、3月10日、Accelerate-IT Ventures (AITV)がリードで、TransLink Capital、Suffolk Equityと8人の個人投資家から、シードで850万ドル(約9億6,841万円)を調達した、と発表した。

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米国・サンフランシスコを拠点に、VR(Virtual Reality)・AR(Augmented Reality)のアニメ制作スタジオPenrose Studiosは、3月10日、シードで850万ドル(約9億6,841万円)を調達した、と発表した。

今回のラウンドは、Accelerate-IT Ventures(AITV)がリードで、TransLink Capital、Suffolk Equityと8人の個人投資家が参加した。

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同社は、2015年、2014年にFacebook<NASDAQ: FB>に20億ドル(約2,275億8,000万円)で買収されたOculusで映像・メディア部門のリーダーを務めたEugene Chung氏によって設立された会社。VR・AR向けに映像作品を提供する。メンバーには、Oculusのアニメーター、DreamWorks Animation<NASDAQ: DWA>のアーティストなどがいる。

今年(2016年)1月には、毎年1月に米国・ユタ州パークシティで映画クリエイターの育成を目的に開催される「サンダンス映画祭」のNew Frontier部門でVRアニメ映像作品「The Rose and I」を出展した。さらに、4月には、米国・ニューヨークマンハッタンで開催される映画祭「トライベッカ映画祭」にも出展予定だ。

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「The Rose and I」は、サン・テグジュペリの小説「星の王子さま」をモチーフにしたストーリー重視型の映像作品。

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同作品は、Unreal Engine 4で開発されたVR向けのもともとは、Gear VRで主流の360度映像を用いた映像作品として提供予定であったが、視差・画質・3Dの品質などを考慮した結果、Unreal Engine 4で開発し、PCでもVR映像作品を体験できる形で提供するに至った。なお、Gear VRとOculusに対応しており、同社のアプリ「ROSE」からみることもできる。

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今回の資金調達により、同社は、エンジニア・アーティストの職種で採用を強化し、新しい技術投資を進め、4月に出展予定の「トライベッカ映画祭」の準備をしていきたい考えだ。なお、同社には、DeNA<東証1部: 2432>が前回のラウンドで出資している。