TIS、QUADRACと資本業務提携を締結…持分法適用会社化

ITホールディングスグループのTIS株式会社は、電子マネー決済などのクラウドサービス向けサーバ製品の開発・販売などを手がけるQUADRAC株式会社と、資本業務提携契約を締結した、と発表した。今回の資本業務提携契約によって、TISはQUADRACの第三者割当増資を引受け、QUADRACはTISの持分法適用会社となる。

TIS

ITホールディングスグループのTIS株式会社は、5月10日、電子マネー決済などのクラウドサービス向けサーバ製品の開発・販売などを手がけるQUADRAC株式会社と、資本業務提携契約を締結した、と発表した。

TISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意する。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献している。

QUADRACは、非接触型ICカードの技術方式「FeliCa」開発者として知られる元ソニー技術者の日下部進氏が2009年8月に設立したベンチャー企業。電子マネー決済などのクラウドサービス向け製品の開発・販売と、次世代通信技術の開発などを行う。

今回の資本業務提携契約によって、TISはQUADRACの第三者割当増資を引受け、QUADRACはTISの持分法適用会社となる。

これにより、TISとQUADRACは、TISのリテール決済業界で培ったシステム開発力やノウハウと、QUADRACの電子マネー決済市場における高い知名度と技術力という双方の強みを組み合わせ、電子マネー決済を含むICカードの次世代型システムソリューションを展開していきたい考えだ。

TISとQUADRACでは、電子マネー事業やICカードを活用した仕組みを展開している交通、小売、金融、自治体などの事業者に向けて共同開発したソリューションを展開していき、2020年までに40億円規模のビジネスとすることを目指す。

特に、TISとQUADRACは、政府のインバウンド戦略を見据えたソリューションの企画・開発も積極的に行ない、増加する訪日外国人向けのマーケットを見据えた決済ソリューションも創出する。

さらに、TISとQUADRACでは、グローバル決済マーケットも視野に入れ、インドネシア、タイといったTISがビジネス展開している東南アジア市場に向けてもICカードソリューションを展開していく予定だという。