Snapchat(スナップチャット)の広告収入は2017年に約1,000億円の見通し

調査会社eMarketerは、10〜20代の若者に大人気のSNS「Snapchat(スナップチャット、スナチャ)」の来年の広告収入は全世界で約10億ドル(約1,000億円)に達する見通しであることを明かした。

調査会社eMarketerは、9月6日、10〜20代の若者に大人気のSNS「Snapchat(スナップチャット、スナチャ)」の来年の広告収入は全世界で約10億ドル(約1,000億円)に達する見通しであることを明かした。

本レポートによれば、Snapchatは、今年(2016年)の広告収入が3億6,669万ドル(約370億円)、来年(2017年)の広告収入が9億3,546万ドル(約950億円)の見通し。収益源は、ミレニアム世代(1980~2000年生まれ)向けの広告費。特に、ジェネレーションZ(1985~1992年生まれ)の世代に向けた広告収入が大きい。

これより、仮に実現すれば、Snapchatは、FacebookやInstagramなど巨大SNSがまだ市場を捉えきれていない若年層に向けた広告ビジネスで存在感を強めることは間違いないだろう。

なお、Facebook傘下のInstagramについて、eMarketerは、ユーザー数は5億、今年の広告収入が15億ドル(約1,500億円)、来年の広告収入が28億ドル(約2,800億円)と推測している。

Snapchatは、2015年中頃、広告ビジネスを開始した。当時のDAU(1日あたりのアクティブユーザー数)はおよそ1億5,000万。Snapchatの広告では、”ディスカバー”と”ストーリー”のチャネル選択と場所・性別でターゲティング配信できる。

米国におけるSnapchatの広告ビジネスの動向を見てみると、”ディスカバー”による広告収入が全体の43%で大半を占める。しかし、Snapchatは、来年以降、このバランスを変えようとしている。”ストーリー”による広告収入を主収入することで、米国の広告収入のうち全体の37.8%にする計画。

また、Snapchatの広告収入の95%が米国ユーザーによるものだが、今後は、米国外からのユーザーによる広告収入が増加する見込み。2018年には、広告収入のうち、米国が占める割合は75%にまで抑えられ、残り25%が米国外からの売上になる計画。特に、英国からの広告収入が増加するとしている。

現在、Snapchatは、米国のSNS利用のうち全体の31.6%、米国のSNS広告収入のうち2.3%を占める。TwitterやFacebookという先行する巨大SNSに対し、Snapchatがどのような勝負をみせるか、その動向に期待したい。