PandroraやSoundHoundの投資家Kensington、約344億円の新ファンド設立

PandroraやSoundHoundの投資家でKensington Capital Partnersが運営するカナダ・トロントのベンチャーキャピタル(VC)ファンドKensington Venture Fundは、3月3日、新ファンドの募集を完了した、と発表した。ファンド規模は総額3億600万ドル(約344億3,700万円)。

Kensington Capital Partners

PandroraやSoundHoundの投資家でKensington Capital Partnersが運営するカナダ・トロントのベンチャーキャピタル(VC)ファンドKensington Venture Fundは、3月3日、新ファンドの募集を完了した、と発表した。ファンド規模は総額3億600万ドル(約344億3,700万円)。また、主な出資者は、資産運用者、財団、個人投資家だという。

同ファンドは、

* 投資対象は、カナダに拠点をもつテクノロジー企業とベンチャーキャピタル(VC)ファンド
* 注力する投資地域は、カナダの中央部・西部。特に、オンタリオ州、アルバータ州、ブリティッシュコロンビア州
* 投資 分野は、通信・デジタルメディア及びソーシャルメディア・エンタープライズソフトウェア・SaaS・モバイル・データ分析・ECの7分野の企業とクリーンテック・デジタル油田・IoTを含んだエネルギー企業・ファンド
* 投資ステージは、シリーズA・シリーズB

であり、北米でのベンチャー投資を実施していく。

Kensington Capital Partnersは、10年間、カナダ・西部に積極的に投資を行っており、ブリティッシュコロンビア州とアルバータ州の企業やVCファンドにそれぞれ総額1億ドル(約113億6,800万円)を投資してきた。ブリティッシュコロンビア州は、カナダの中でも、革新的な新興企業とシリアルアントレプレナーなどの経験豊富な人材を多く輩出しており、資本のアクセスがしやすく、シリコンバレーにも近く、アジア市場にも進出しやすく、魅力的な地域だという。アルバータ州は、カナダの中でもエネルギー分野の中心地域で、クリーンテックやエネルギー関連企業を多く輩出しているところが魅力的とのこと。

また、Kensington Venture Fundは、2014年11月より、カナダ政府の「Venture Capital Action Plan(VCAP)」の一環で、カナダの新興企業に民間資本の投資を増加するために、4億ドル(約454億7,200万円)の規模で開始した。

Kensington Venture Fundは、これまでに、VCファンドの投資件数は12件以上。その中には、iNovia Investment Fund 2015、Georgian Partners II、Golden Venture Partners、McRock iNFund、Novacap TMT VI、OpenText Enterprise Application Fund(OTEAF)、Whitecap Venture Partners(Whitecap III)、Vanedge IIが含まれる。さらに、Blue Ant Media、Brightspark、Hubba、TouchBistroに直接投資を実行した他、共同出資も実施している。その他のポートフォリオには、2011年に上場したPandrora<NYSE: P>やSoundHoundがある。

今回の新ファンド設立について、Kensington Venture Fundは、カナダのテクノロジー企業に投資することで、カナダにおけるスタートアップエコシステムに貢献していきたい考えだ。