IoT x 不動産のライナフ、三菱地所などから総額3.9億円を調達…ライナフ代表取締役社長の滝沢氏が語る、資金調達の裏側と今後の展望

株式会社ライナフは、事業の強化を目的として、三菱地所株式会社、株式会社DGインキュベーション、西武しんきんキャピタル株式会社他を引受先として、総額3億9,000万円の資金調達を実施した。今回の資金調達によって、ライナフは、Webサービス開発、ハードウェア開発、採用を強化していきたい考えだ。

株式会社ライナフは、11月4日、事業の強化を目的として、三菱地所株式会社、株式会社DGインキュベーション、西武しんきんキャピタル株式会社他を引受先として、総額3億9,000万円の資金調達を実施した。

今回の資金調達によって、ライナフは、Webサービス開発、ハードウェア開発、採用を強化していきたい考えだ。

ライナフは、2014年11月、「不動産に革命を。」をコンセプトに、オンラインとオフライン、ハードウェアとソフトウェアを駆使して不動産の価値を引き出すことができる仕組みをつくるために設立された会社。スマートロックを活用した内覧システム『スマート内覧』とスマートロックを活用した貸会議室運営システム『スマート会議室』を運営する。

### 『スマート内覧』累計導入室数100室を突破

『スマート内覧』は、ユーザーの携帯電話を利用してセルフで内覧できるサービス。夜間や賃貸管理会社の休業日でも、ユーザーの都合に合わせていつでも自由にじっくり内覧できるのが魅力だ。

そのため、今まで内覧出来なかった時間帯に、共働き家庭や一人で物件を見たい方の利用も増加し、累計導入室数が100室を突破している。

今後『スマート内覧』では、室内タブレットの人工知能(AI)コンシェルジュが質問に答えるなど、新しい機能を開発する予定。

### 『スマート会議室』年内100室突破へ

一方『スマート会議室』は、スマートロックを活用した貸会議室運営システム。テナント募集中や取り壊し前などに一時的に会議室運営をするビルオーナー、自社の会議室をシェアし収益化する企業など新しい活用方法が出てきており、年内100室突破の見込み。

今後は、会議室利用者の様々なデーターを解析し(ビックデーターの活用)エリアによる最適料金のご提案や利用者の行動分析をマーケティングで活用できる付加価値の高いサービスを提供していく予定。

### ライナフ代表取締役社長の滝沢潔氏にインタビュー

今回、Pedia Newsでは、ライナフ代表取締役社長の滝沢潔氏にインタビューを実施し、今回の資金調達の経緯を伺った。

### Q. 今回の資金調達の経緯を教えてください。

**滝沢潔氏(以下、滝沢氏)**:今回の調達は、三菱地所様との資本業務提携が発端となっています。

三菱地所様と共同で、スマートロックを使った無人の不動産仲介サービス『スマート内覧』を開発することとなり、事業を加速するためにVCからも資金調達をすることとしました。大手企業の求める水準のサービスを作るためには、相応の開発体制、フォロー体制がい必要だからです。

資金調達自体は1年以上前から検討をしていたのですが、大手事業会社との提携が決まり、成長速度を上げる必要が出てきたため、数か月前から本格的に調達のために動き始めました。

### Q. 今回の資金調達先の決め手を教えてください。

**滝沢氏**:唯一事業会社としてご出資いただいている三菱地所様は、不動産業界のリーディングカンパーニですので、一緒に不動産の未来、不動産業界に求められている変革やサービス内容について、密に相談をしています。

DGインキュベーション様は、弊社にとって初のインターネット系VCになりますので、豊富なインターネット事業の知見をいただいております。代表の滝沢は不動産業界出身ですので、インターネット業界について明るいVCが入ったことは、大変嬉しいです。

西武しんきんキャピタルは、西武信用金庫を親会社としており、東京都内の多くの不動産会社や不動産オーナーと結びつきがあります。今後は、そういった信用金庫の取引先の方へ、業務効率化のご提案としてライナフのサービスを提案していただけたら嬉しいです。

### Q. 今後の展開を教えてください。

**滝沢氏**:現在、スマートロックを活用したインターネットサービス、スマート内覧、スマート会議室という2つのサービスを提供しています。

これらのサービスの付加価値を高めていくために、無人内覧の際に室内のタブレットが質問に答えてくれる「AIコンシェルジュ」の開発や、ビッグデータを活用した貸し会議室市場におけるプライシングの提案など、一歩踏み込んだサービスを構築していこうと思います。

ハードウェアについては、不動産サービスをより高いレベルにするために必要であれば、積極的に開発をしていきます。

不動産に軸足を置いた上で、Webサービスもハードウェアも開発できる、という二刀流が、ライナフの持ち味です。

採用については、営業、デザイナー、Web開発、アプリ開発、バックオフィス、すべての職種について募集中です。特に、デザイナーとWebエンジニアについては、事業加速のために必要なので急募しています。

また、私のように不動産業界の経験者で、異業種であるITに転職されるチャレンジャーも大歓迎です。

ー ありがとうございました。

株式会社ライナフ

株式会社ライナフ 採用ページ

マートロックを活用した内覧システム『スマート内覧』

スマートロックを活用した貸会議室運営システム『スマート会議室』