inQs、伊藤忠商事と三菱UFJ信託銀行から資金調達

伊藤忠商事株式会社<東証1部: 8001>は、三菱UFJ信託銀行株式会社とともに、人工水晶を用いた太陽電池製造ベンチャーであるinQs株式会社の第三者割当増資を引受けることに合意した、と発表した。これにより、伊藤忠商事は、親会社に次ぐ第二位株主となる。

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伊藤忠商事株式会社<東証1部: 8001>は、4月4日、三菱UFJ信託銀行株式会社とともに、人工水晶を用いた太陽電池製造ベンチャーであるinQs株式会社の第三者割当増資を引受けることに合意した、と発表した。これにより、伊藤忠商事は、親会社に次ぐ第二位株主となる。

inQsは、現在主流のポリシリコンを原料とする太陽電池とは異なり、人工水晶を原料に用いることで、完全無色透明型と極低照度発電型の二種類の新型太陽電池の開発・製造に世界で初めて成功し、将来的に電力供給システムの一部を変える可能性を秘めた技術として世界中から注目を集めている。

完全無色透明型は、ガラスの代わりに使用することで、常時太陽光を効率的に電気エネルギーに転換する。これにより、エネルギーの完全自給自足を目指すオフィスビル・住宅・工場の窓、壁、天井、自動車への採用が検討されている。

一方、極低照度発電型は、暗い室内においても発電が可能で、スマートフォンやリモコンに組み込むことにより、有線による充電や電池が将来的には不要になることも見込まれている。

特に、21世紀の産業革命と言われるIoT分野の中核デバイスの一つとして、飛躍的な導入拡大が見込まれる各種センサーシステムは、電源確保のための配線工事が導入コストの半分以上を占めている現状から、工期短縮・導入コスト削減が課題となっており、既存電源との配線を必要としない独立電源としての期待が高まっている。

また、inQsは、現在、世界で唯一システム稼働に必要十分な電力を得られる画期的な独立電源として、既に大手企業複数社と採用に向けた商談が進んでいる。

今回の出資によって、伊藤忠商事は、inQsの国内外向け販売だけでなく、全体戦略の立案と実行を通して、inQsの企業価値向上に貢献していきたい考えだ。