General Motors、Lyftの買収に関心…約1,000億円以上のCruise Automation買収に次ぐ巨額M&Aとなるか

General MotorsがLyftの買収に興味を示している、と報じられた。なお、General Motorsは、今年3月、Cruise Automationを10億ドル(約1,000億円)以上のバリュエーションで買収している。

8月12日付のロイターなど複数のメディアは、General MotorsがLyftの買収に興味を示している、と報じた。

報道によれば、金額は不明だが、General MotorsからLyftへ買収提案したものの、Lyft側が断ったとされている。

その裏で、Lyftは、M&Aを得意とするQatalyst Partnersを起用し、水面下で次なる動きを進めているとも言われている。

Lyftの直近の業績をみると、2016年7月末時点で乗車数が前月比12%増の1,400万、年間稼働率ベースで乗車数が1億6,700万で、今年に入ってからの売上は4億ドル〜5億ドル(約400〜500億円)とも推定されている。

**参考記事**

* **Uberのライバル・ユニコーン企業「Lyft」、先月の乗車数は1,400万を記録…バリュエーション約5,600億円、新たな経営戦略で巨額M&Aを目指す**

General MotorsによるLyftの買収に関する噂は、何も今回が初めてというわけではない。

今年1月(2016年1月)に、LyftとGeneral Motorsは、戦略的資本業務提携を締結したことをキッカケに憶測されていた。

Lyftは、シリーズFでGeneral Motorsなどから10億ドル(約1,000億円)の資金調達を実施している。うち、半分の5億ドル(約500億円)がGeneral Motorsからの資金調達によるものであった。

この戦略的資本業務提携で、General Motorsは、米国の複数の都市でLyftのドライバーに向けてRental Hubと呼ぶ自動車の貸し出し施設を通じて自動車を貸し出し、Lyftのサービス拡大を支援するとともに、自律走行車をオンデマンドで提供するためのネットワークを共同開発することを発表している。

もちろん、LyftやUberなどの配車サービスは、他の自動車メーカーにとっても熱望する相手だ。自動車メーカーは、彼らの台頭によって、自動車購入の新たな販路としてカーシェアリングを注目している。

今回の一連の報道に対して、Lyft側は沈黙を貫いているが、General Motors側はLyftとアライアンス関係が良好であると述べた上で今回の件に関してはコメントを控えている。

なお、General Motorsは、今年3月、Cruise Automationを10億ドル(約1,000億円)以上のバリュエーションで買収している。Cruise Automationは、既存の自動車を簡単に自動運転の自動車に変えられるシステムを開発する会社。