App Annie調査、「Lyft」「Uber」ユーザーは「Slack」も併用

アプリビジネスを支援する米国のApp Annieは、2月23日、世界のメッセージングアプリの最新動向をまとめた調査レポート「Understanding the Global Messaging App User」を公表した。

アプリビジネスを支援する米国のApp Annieは、2月23日、世界のメッセージングアプリの最新動向をまとめた調査レポート「Understanding the Global Messaging App User」を公表した。なお、同社によれば、App Annie Intelligenceを用いて調査を実施した、という。

本レポートは、全世界のメッセージングアプリについて、(1)地域別浸透率、(2)地域別1日あたりの平均利用時間、(3)米国における上位アプリ流入経路、(4)英国における上位アプリユーザー属性の4部構成となっている。

### (1)地域別浸透率

iPhone上で全世界の浸透状況をみると、アジアを中心に浸透率が高かった。特に、韓国と中国では、2014年年初以来、毎月、iPhoneユーザーの90%以上がメッセージングアプリのアクティグユーザーでという結果であった。なお、Android上で利用可能なハングアウトやiOSのメッセージングアプリといったネイティブアプリを除外している、という。

01-Usage-Penetration-of-Top-Messaging-Apps-iPhone-Dec-2015

米国の動向をみると、他の地域に比べて、メッセージングアプリでは出遅れていることがわかる。これには、米国で無制限に利用できるSMS、AndroidとiOSのネイティブアプリの利用が普及したことが影響している。

世界的にみても、メッセージングアプリの利用が普及する地域は、SMSの利用費用が高いところが中心だ。近年では、「Facebook Messenger」の影響で、米国でもメッセージングアプリの利用が拡大している。

### (2)地域別1日あたりの平均利用時間

一方、Android搭載のスマートフォン上で1日あたりの平均利用時間をみると、地域性が出る結果となった。これは、アジアにおいて、メッセージングアプリが複数のサービスを統合した一つのプラットフォームとして位置づけられている、という文化的環境要因によるところが大きい、としている。

02-Average-Time-Spent-User-per-Day-Messaging-Apps-Android-Phone-Dec-2015

マレーシアと日本をみると、2015年12月時点で、Android搭載のスマートフォンユーザーの約99%がメッセージングアプリ上位5アプリのうち少なくとも1つを利用していることがわかった。なお、1日あたりの平均利用時間がマレーシアは日本の2倍の約60分であった。

### (3)米国における上位アプリ流入経路

次に、流入経路の詳細について、米国iPhoneユーザーで「Lyft」、「Airbnb」の利用者を例に取り上げる。

2015年12月時点では、「Lyft」ユーザーは全iPhoneユーザーよりも「Slack」の利用者が7倍多く、「Uber」ユーザーは全iPhoneユーザーよりも「Slack」の利用者が4倍多かった。

03-Over-Indexed-Messaging-Apps-US-iPhone-Dec-2015-Lyft-Airbnb-CVS

また、「Airbnb」ユーザーは、全iPhoneユーザーよりも、「WeChat」の利用者が3倍多く、「WhatsApp」の利用者が2倍多い結果となった。

### (4)英国における上位アプリユーザー属性

最後に、2015年12月時点、英国のAndroid搭載スマートフォンユーザーをみると、メッセージングアプリで月間アクティグユーザー数が多い上位5タイトルの1日あたりの平均セッション数は13となった。

04-Average-Number-Sessions-top-five-messaging-apps-MAU-UK-Android-Phone-Dec-2015

ユーザー属性をみると、男女ともに、13歳〜24歳が最も多く、45歳以上の約4倍、25〜44歳の約2倍であった。なお、1セッションあたりの平均時間はどの年代もほぼ同じであった、としている。