後継者マッチングサービスで募集しよう!利用方法や注意点を解説

後継者マッチングサービス

「後継者マッチングサービスで、本当に後継者が見つかるのかな?」なんて、お悩みではありませんか?

マッチングサービスでは良い後継者が見つからなさそうだと思っている人も多いかもしれません。

しかし、最近では、後継者マッチングサービスを利用して事業を引き継いでもらうというのもよくあります。

身近に後継者がいなくても、マッチングサービスを利用することで後継者探しが解決する可能性も高いのです。

今回は、後継者マッチングサービスの募集方法や注意点、良い後継者の選び方をご紹介します。

うまく後継者マッチングサービスを利用して、ぴったりな後継者に事業を引き継いでもらいましょう。

1.後継者をマッチングサービスで募集しよう

後継者 マッチング

自分がリタイアしてからも事業を続けるために、マッチングサービスを使って後継者を募集しましょう。

身近に後継者が見つからず、募集もしなければ、リタイアをすると事業はなくなってしまいます。

事業がなくなれば、今まで提供していた商品やサービスもなくなってしまうのです。

そして、働いてくれている従業員の仕事もなくなります。

今の段階で後継者が身近にいなくても、諦めないでください!

マッチングサービスを利用して後継者を募集することで、事業を引き継いでくれる人が見つかる可能性があります。

まずは、マッチングサービスを利用して後継者を見つけた事例を見ておきましょう。

2.後継者とマッチングした成功事例

m&a

親族内や会社内では後継者がいなかったものの、マッチングサービスで後継者を募集して成功した事例をご紹介します。

Aさんは、京都にある八百屋の経営者です。

リタイアを考え始める年齢になってきましたが、継いでくれる親族はいません。

従業員に後継者について相談してみても、「自分が経営するのは考えられない」と断られてしまいます。

このままではお店がなくなってしまうし、従業員の仕事もなくなってしまいます。

「お店をなくすことだけは避けたい」とAさんは思い、知り合いに相談しました。

そこで、インターネットで後継者が募集できることを知って、早速試してみたのです。

Aさんは、『京都起業・承継ナビ』というサイトを利用しました。

後継者募集には経営に興味を持っていたBさんが応募してくれ、AさんはBさんにお店を継いでもらうことを決めます。

その後、Bさんが経営することになった八百屋では、野菜ジュースの販売も行うようになりました。

新しい商品にお客さんも喜んで売上もさらに良くなり、後継者募集と事業承継は成功したのです。

このように、身近に後継者がいなくても事業を引き継いでくれる人が見つかることがあります。

さらに、後継者の新しい発想で、今までよりもうまく経営していける場合もあるのです。

今回、Aさんが使ったマッチングサービスは以下となります。

京都での後継者募集マッチング事業を行う「京都起業・承継ナビ」

京都起業〜承継ナビでは、京都府で事業を行う人のマッチング事業を行っています。

京都ジョブパークやハローワークとも連携しながら、後継者を全国から募集してマッチングを行うものです。

収益の向上や従業員の雇用継続なども支援しています。

京都府内で後継者を募集している場合は、ぜひ利用してみてください。

サイト名  京都起業〜承継ナビ
公式ページ  http://www.jigyo-keizoku.jp/jigyoushoukei/matching/
運営会社  京都中小企業事業継続・創生支援センター

このような地域専用のマッチングサービス以外にも、さまざまなマッチングサービスがあるので確認しておきましょう。

3.後継者マッチングサービス5選

後継者募集に役立つマッチングサービスは、例えば以下のようなものです。

利用できそうなものは、積極的に活用していきましょう。

中小企業から医院まで幅広く後継者とマッチングできる「後継者ネット」

後継者ネットは、どのような業種でも後継者募集を行うことができる求人サイトです。

後継者募集をしたいさまざまな人が活用できます。

特に業種や地域が限られていないので、後継者を探す際には利用しやすいです。

サイト名  後継者ネット
公式ページ  http://www.koukeisya.net
運営会社  NPO法人地域活性化大学

仕事を詳しく説明して求人できる後継者募集サイト「日本仕事百貨」

日本仕事百貨は、生きるように働く人の仕事探しを応援する求人サイトです。幅広い業種で後継者募集ができます。

楽しいことからつらいことまで詳しく仕事の内容を掲載できるので、ぴったりな後継者を探すことが可能です。

日本仕事百貨を利用する際には、あえて仕事のつらいところまでしっかり書けば、意欲の高い後継者を見つけやすくなります。

サイト名  日本仕事百貨
公式ページ  http://shigoto100.com
運営会社  株式会社シゴトヒト

田舎での求人ができる後継者募集サイト「いなかパイプ」

いなかパイプは、いなかと都会をつなぐためのサイトです。いなか求人というコーナーで後継者募集ができます。

田舎で後継者を探している場合におすすめです。

もしも田舎で事業を引き継ぐ人を探しているのなら、いなかパイプを利用してみましょう。

サイト名  いなかパイプ
公式ページ  http://inaka-pipe.net
運営会社  一般社団法人いなかパイプ

日本伝統工芸の後継者とマッチングできる求人サイト「四季の美」

四季の美は、日本伝統産業専門の求人サイトです。

織物や陶芸などの日本伝統工芸で後継者募集をしたい場合にはおすすめできます。

サイト名   四季の美
公式ページ   https://shikinobi.com
運営会社   四季の美

銭湯の後継者を探している人は確認するべき「東京銭湯 – TOKYO SENTO -」

東京銭湯 – TOKYO SENTO -は、「銭湯の運営を若い担い手に任せたい!」という方におすすめです。

銭湯での後継者募集を考えている場合には問い合わせてみてください。

サイト名  東京銭湯 – TOKYO SENTO –
公式ページ  http://tokyosento.com/press/12117/
運営会社  株式会社東京銭湯

マッチングサービスは、引き継いでもらいたい事業にあわせて選んでみてください。

それでは、このようなマッチングサービスを利用するときの流れを見ていきましょう。

3.後継者マッチングサービスを利用する4つのステップ

後継者マッチングサービスを利用する際には、以下のような4つのステップが必要です。

ステップ1.事業の状況を確認する
ステップ2.希望する後継者像を明確にする
ステップ3.後継者マッチングサービスに登録する
ステップ4.後継者とのマッチング
それぞれのステップについて、順番に見ていきましょう。

ステップ1.事業の状況を確認する

後継者を探す前に、まずは自分の営んでいる事業の現状を確認しておきましょう。

経営方針、提供している商品やサービス、利益率、負債の状況などを整理するのが良いです。

特に、経営方針は具体的に確認しておくべきでしょう。

なぜなら、後継者に事業を引き継いでもらってからも、経営方針が同じなら従業員との関係がうまくいきやすくなるためです。

経営方針を含め、事業について整理することで、どのような後継者を探すべきかが考えやすくなります。

ステップ2.希望する後継者像を明確にする

事業の状況が確認できたら、その事業を引き継ぐのに最適な後継者はどのような人なのかを考えましょう。

例えば、「商品についての知識がある」「経営者としての能力が高い」など、後継者へのさまざまな希望があるはずです。

思いつくだけ箇条書きにして優先順位をつけておけば、後継者候補が複数見つかったときに選びやすくなります。

ステップ3.後継者マッチングサービスに登録する

事業の状況と探したい後継者のイメージが明確になったら、後継者マッチングサービスに登録してみましょう。

後継者マッチングサービスは、地域や業界によってさまざまなものがあります。

自分の事業に適した後継者マッチングサービスを選ぶことで、後継者が見つかる可能性を高めることが可能です。

「自分はどの後継者マッチングサービスを使えば良いのかな?」なんてお悩みなら、事業承継コンサルタントに相談してみるという方法もアリです。

事業承継コンサルタントについては、のちほどご紹介します。

ステップ4.後継者とのマッチング

後継者マッチングサービスに登録したら、後継者希望の人から応募が来るのを待ちましょう。

場合によっては、複数の後継者希望の人から連絡が来るかもしれません。

応募が来たら、やり取りをしたり会ってみたりして、「事業をしっかり引き継いでもらえそうか」を検討します。

後継者希望の人との面談では、できるだけ細かくお互いの希望を話し合ってください。

詳細まで話し合うことで、あとからトラブルになる可能性を下げることが可能です。

その際に、どのようなポイントに注意して後継者を選ぶべきなのかについて、ご紹介します。

4.良い後継者の選び方

m&a「初回相談」に注意すべきこと

マッチングサービスから後継者候補と出会った際には、以下のようなポイントに気をつけて選びましょう。

  1. 経営理念や経営方針に共感し、引き継いでくれそうか
  2. 業界についての知識があるか、今後学んでいけそうか
  3. 従業員や取引先と良い関係を保っていけそうか
  4. 経営能力があるか、今後成長する見込みがあるか

これらのポイントを参考にしながら、事業を引き継ぐのにぴったりの後継者を選んでください。

どのポイントも事業の後継者となるには重要なので、すべてのポイントが最低限のレベルに達しているほうが安心できます。

ここからは、後継者マッチングサービスを利用する際の注意点を見ていきましょう。

5.後継者マッチングサービス利用の際の注意点

教育資金 一括贈与 事業承継ガイドライン 注意点 相続財産 

後継者マッチングサービスを利用する際には、以下のような注意点に気をつけなければなりません。

注意点1.費用がかかる場合がある
注意点2.すぐに後継者が見つからないことがある
それぞれの注意点について、順番に見ていきましょう。

注意点1.費用がかかる場合がある

後継者マッチングサービスの利用には、費用がかかる場合があります。

無料で利用できるマッチングサービスも少なくありません。

しかし、応募に費用がかかったり、後継者が見つかったら費用が発生する場合があるのです。

後継者マッチングサービスを利用する前に、費用はどのように規定されているのかをしっかり確認しましょう。

注意点2.すぐに後継者が見つからないことがある

後継者マッチングサービスを利用しても、すぐに後継者希望の人から連絡が来るとは限りません。

募集をしてから数ヶ月間、まったく応募がないということもありえます。

したがって、後継者マッチングサービスを利用するなら、できるだけ早めに取り掛かるべきです。

時間に余裕をもって後継者を探さなければ、事業をうまく引き継いでもらうのは難しくなってしまいます。

「後継者マッチングサービスだけでは不安。。」という人のために、他の後継者募集方法も確認しておきましょう。

6.マッチングサービス以外の後継者募集方法

相続 相談 法定相続人

後継者マッチングサービス以外にも、後継者を募集する方法があります。

後継者マッチングサービスと併用して、他の方法も行うことで後継者が見つかる可能性は高まるのです。

例えば、後継者を見つけるには、以下のような方法があります。

  • 親族内に後継者候補がいないか確認する
  • 従業員に後継者候補がいないか確認する
  • 店舗に張り紙をして募集する
  • 知人から紹介してもらえないか確認する
  • インターネットの求人サイトを利用する

親族内や従業員、張り紙、知人の紹介から後継者を探すのは、探せる範囲が限られているのがデメリットです。

したがって、インターネットの求人サイトを併用するのが良いでしょう。

ただし、これらのような複数の募集方法を試しても、後継者を見つけるのが難しいときはあります。

後継者を見つけられそうにない場合には、専門家に相談してみましょう。

7.後継者とのマッチングについて専門家に相談しよう

スモールM&A

後継者探しは、専門家に相談することでうまくいく可能性が高まります。

後継者マッチングサービスを利用してもなかなか良い人が見つからないという場合もあるかもしれません。

そのときは、事業承継コンサルタントなどの専門家に相談してみましょう。

事業承継のコンサルタントとは、後継者募集を含めた事業承継の相談に乗ってくれたりアドバイスしてくれたりする人のことです。

例えば、税理士や弁護士、司法書士などが主な事業承継コンサルタントとなっています。

マッチングサービスを利用する際にも、事業承継コンサルタントへは相談するべきです。

事業承継コンサルタントに相談することで、後継者募集の方法や内容にプロの目線でのアドバイスをもらうことができます。

それによって、今よりももっと良い後継者募集ができることがあるのです。

後継者募集について悩みがある場合は、まずは事業承継コンサルタントに相談に行ってみてください。

「事業承継コンサルタントって、どう選べば良いんだろう?」なんて、お悩みの人もいると思います。

最後に、事業承継コンサルタントの選び方について見ておきましょう。

事業承継コンサルタントの選び方

後継者探しのために事業承継のコンサルタントを選ぶ際は、以下のようなポイントを意識してみてください。

選び方1.事業承継に関わった経験が豊富
選び方2.幅広い知識がある
選び方3.他の専門家ともつながりがある

それぞれの選び方について、順番に見ていきましょう。

選び方1.事業承継に関わった経験が豊富

事業承継コンサルタントの中でも、今までに事業承継に関わった経験がたくさんある人を選ぶのが良いでしょう。

特に、後継者探しの段階から事業承継に関わっている人であれば安心です。

事業承継コンサルタントのホームページに今まで関わった事例が掲載されているなら、後継者探しの経験も豊富か確認するべきです。

数多くの事業承継の経験を活かして、最適なアドバイスをしてくれるような事業承継コンサルタントを探してください。

選び方2.幅広い知識がある

事業承継について幅広い知識があるコンサルタントを選ぶことも大切です。

事業承継を成功させるためには、何か1つ決めるときにも複数のことを考えなければなりません。

例えば、法務や税務・会計、さらには経営的な視点が必要です。

これらの視点は、後継者探しのときにも欠かせません。

豊富な知識を体系的に理解できているコンサルタントに相談できれば、自分の希望するような事業承継もやりやすくなります。

幅広い知識を使って適切にアドバイスしてくれる事業承継コンサルタントを選ぶべきです。

選び方3.他の専門家ともつながりがある

事業承継で考えることは様々な分野に渡るので、多くの専門家とつながりのあるコンサルタントを選べば安心です。

事業承継は、法律分野や会計・税務分野、経営分野など事業承継は複数の分野で成り立っています。

後継者を探し終えて事業を引き継ぐ段階でも、事業承継コンサルタントに相談することは多いです。

必要に応じて他の専門家の紹介もできる事業承継コンサルタントなら、あらゆる事例でも頼ることができます。

まとめ

身近に後継者がいなくてお悩みの場合には、第三者から後継者を探すためにマッチングサービスを利用するのが良いです。

マッチングサービスを利用すれば、外部から幅広く後継者を募集することができます。

ただし、マッチングサービスを使ってもすぐに後継者が見つかるとは限りません。

専門家に相談しながら、早めに後継者募集に取り組んでいくことが重要です。