事業承継コンサルタント(アドバイザー)とは?メリット・選び方・報酬を解説

事業承継のコンサル

事業承継のコンサルについてお調べですね。

事業承継は、後継者選びや後継者教育、遺言書作成、財産の引き継ぎなど、やるべきことが多いです。そのため、「一人で全部するのは大変だなぁ」と思っていませんか?

そのような場合には、事業承継のコンサルタントに相談するのが良いでしょう。コンサルティングしてもらえば、自分一人では難しかった事業承継もスムーズにできます。コンサルタントとプランを立てて実行することで、事業承継も安心して行えるはずです。

今回は、事業承継のコンサルタントについてや、良いコンサルタントの選び方についてご紹介します。自分にぴったりの事業承継コンサルタントに相談して、事業承継を成功させましょう。

事業承継のコンサルタントとは

事業承継コンサルタント とは

事業承継のコンサルタントとは、事業承継ついて相談に乗ってくれたりアドバイスしてくれたりする人のことです。税理士や弁護士、司法書士などが主な事業承継コンサルタントです。

事業承継はたくさんのことを考える必要があります。例えば、事業承継の方法や、後継者に財産を引き継ぐ方法などを決めなければなりません。

全てを1人でやるのが難しい場合は、専門家にコンサルティングしてもらうのが良いでしょう。事業承継のコンサルタントは、事業承継成功のための良い方法を専門家として伝えてくれます。

事業承継のコンサルタントに相談できること

事業承継コンサルタント 相談

事業承継について、幅広くコンサルタントに相談できます。例えば以下のようなことです。

  • 事業承継のプラン
  • 財産承継のプラン
  • 遺言書・遺産分割協議書

順番に見ていきましょう。

事業承継のプラン

事業承継を成功させるなら、長期的な計画を練ることが必要です。

スムーズな事業承継のためには、後継者選びの期間や後継者教育の方法、事業承継後の組織体制を決めておく必要があります。コンサルタントはこれらのことを事業承継の計画としてまとめてくれます。

事業承継をするなら、できるだけ費用や時間はかけたくないと考えているはずです。その希望を叶えるためには、事業承継を計画する段階から意識しておく必要があります。

事業承継をどこから始めたら良いのかわからないなら、まずは事業承継のプランについてコンサルティングしてもらいましょう。

財産承継のプラン

事業承継コンサルタントには、後継者に財産を引き継ぐ方法も相談できます。

事業承継をするにあたって、財産の承継方法はしっかり考えておかなければなりません。準備なしに財産を引き継ぐと、税金が多くかかってしまう可能性もあります。

どのように財産を承継すれば費用を抑えることができるのか知りたい場合は、事業承継コンサルタントに相談してみてください。

遺言書・遺産分割協議書

相続の際に重要となる遺言書や遺産分割協議書についても、事業承継コンサルタントに相談できます。相続が起こる場合に適切な遺言書を残しておかなければ、計画通りに財産を後継者に引き継げないかもしれません。

また、遺産分割協議書は書いている内容が曖昧であれば、相続人の間でもめてしまう可能性が出てきます。

現経営者の思いを正確に相続人たちに伝える手助けも、事業承継コンサルタントはしてくれるのです。

コンサルティングしてもらうメリット

跡継ぎ 注意点

コンサルティングしてもらうと、以下のようなメリットが得られます。

  1. 自分が何をするべきかわかる
  2. 客観的なアドバイスがもらえる

それぞれ確認しておきましょう。

自分が何をするべきかわかる

コンサルタントに相談することで、事業承継をするにあたって、今自分が何をすれば良いのかを知ることができます。

事業承継は、準備することがとても多いです。会社経営をしながらの準備となるので、1人で計画を練りながら実行するのは大変だと思います。

事業承継コンサルタントにアドバイスを受けながら準備をすることで、スムーズに準備ができるのです。

客観的なアドバイスがもらえる

事業承継コンサルタントから客観的なアドバイスをしてもらえるというのもメリットです。

事業承継とは、自分が今まで経営してきた事業を誰かに譲るということです。今までの思い入れなどが、客観的な判断をしにくくさせてしまうかもしれません。

事業承継を成功させるためには、冷静に考えて準備することが大切です。自分1人では難しい場合もあるので、コンサルティングによって客観的な意見も取り入れましょう。

事業承継コンサルティングのサービスの流れ

事業承継コンサルタント 流れ

事業承継コンサルティングを頼む際の流れは、以下のような3ステップです。

  1. 会社の現状の把握
  2. 事業承継計画の作成
  3. 事業承継計画の実行サポート

どのようなものか順番に確認しておきましょう。

会社の現状の把握

事業承継について考えるのであれば、まずは会社やそれに関係することの現状を把握する必要があります。例えば、会社の事業内容や資産状況、現経営者の親族関係などです。今の会社の状況を整理した上で、現経営者のしたい事業承継はどのようなものか確認していきます。

この段階を入念に行うことによって、その後の事業承継の計画や実行も円滑に進めることができるのです。

事業承継計画の作成

会社の現状を整理した上で、事業承継の計画を練っていきます。事業承継には、長期的な計画が必要です。例えば、納税費用の調達手段や、後継者教育の期間や方法、遺産を分割する方法などを考えます。

現実可能なプランの中で、最適なものを選択しなければなりません。

事業承継計画の実行サポート

事業承継の準備が整ったら、事業承継計画をもとに実行していきます。その際には実行のための具体的なスケジュールを決め、進捗状況を管理することが大切です。

また、実際に自社の株式を移転するときは不安な点をコンサルティングしてもらった方が良いでしょう。専門家にサポートしてもらえれば安心です。事業承継を成功させるためには、実行段階でも事業承継コンサルタントのアドバイスが重要になります。

事業承継のコンサルタントの選び方

事業承継コンサルタント 選び方

事業承継のコンサルタントを選ぶ際は、以下のようなポイントを意識しながら考えてみてください。

  1. 事業承継に関わった経験が豊富
  2. 幅広い知識がある
  3. 他の専門家ともつながりがある

順番に見ていきましょう。

事業承継に関わった経験が豊富

事業承継コンサルタントの中でも、今までに事業承継に関わった経験がたくさんある人を選ぶのが良いでしょう。

やはり、実務的なアドバイスをもらうときには、実践経験が多い方が安心できます。コンサルタントのホームページに今まで関わった事例が掲載されているなら、よく確認しておきましょう。数多くの事業承継の経験を活かして、最適なアドバイスをしてくれるような事業承継コンサルタントを探してください。

幅広い知識がある

事業承継について幅広い知識があるコンサルタントを選ぶことも大切です。

事業承継を成功させるためには、何か1つ決めるときにも複数のことを考えなければなりません。例えば、法務や税務・会計、さらには経営的な視点が必要です。豊富な知識を体系的に理解できているコンサルタントに相談できれば、自分の希望するような事業承継もやりやすくなります。幅広い知識を使って適切にアドバイスしてくれる事業承継コンサルタントを選ぶべきです。

他の専門家ともつながりがある

事業承継で考えることは様々な分野に渡るので、多くの専門家とつながりのあるコンサルタントを選べば安心です。

事業承継は、法律分野や会計・税務分野、経営分野など事業承継は複数の分野で成り立っています。必要に応じて他の専門家の紹介もできる事業承継コンサルタントなら、あらゆる事例でも頼ることができるのです。

事業承継のコンサルタントへの相談料・報酬は?

事業承継コンサルタント 相談料

相談料や報酬は、コンサルティングの範囲や内容によって異なります。

例えば、税理士にコンサルティングしてもらう場合、相続税については10万円から30万円程度が相談料の目安です。事業承継計画まで頼むと、30万円から300万円程度が目安になります。

初回の相談料は無料であったり安かったりするコンサルタントが多いです。まずは一度相談しに行って、その後の相談料や報酬について確認するのが良いでしょう。

事業承継士・事業承継アドバイザーってどんな人?

事業承継コンサルタント 人

事業承継コンサルタントの中でも、事業承継士事業承継アドバイザーという人たちが存在しています。

どちらも仕事内容は、事業承継のための相談に乗ったりコンサルティングをしたりすることです。それぞれの特徴をご紹介します。

事業承継士

事業承継士は、中小企業診断士、弁護士、司法書士、行政書士など限られた有資格者や、同等の知識を有すると認められた人が取ることのできる資格です。幅広いノウハウや知識を元に事業承継対策をします。

事業承継協会が実施する試験に合格することで、事業承継士になることができます。体系的な知識を活用して事業承継を進めていくことにやりがいを感じている事業承継士が多いです。

事業承継アドバイザー

事業承継アドバイザーは、金融機関業務の際に事業承継のアドバイスをするための資格です。

金融検定協会が実施する試験に合格することで、事業承継アドバイザーになることができます。

銀行で事業承継のコンサルティングをしてもらおうと考えている経営者は、事業承継アドバイザーかどうかで相談相手を選ぶこともあります。

株価対策以外にも、M&Aなどの事業承継の実行方法の相談にも乗れるので、総合的な事業承継対策にやりがいを感じている事業承継アドバイザーが多いです。

まとめ

事業承継は考えることがたくさんあるので、1人で全てを行うのは難しいです。そのようなときは、プロである事業承継コンサルタントに相談することも考えてみてください。

事業承継コンサルタントに頼ることで事業承継の成功にもつながります。自分にぴったりの事業承継コンサルタントを見つけて、うまく事業承継を行いましょう!