マネタイズとは?その手法、モデル、コツ、使い方を解説

マネタイズマネタイズというのは、事業やサービスを通して顧客からお金をもらう仕組みのことです。マネタイズの方法は色々手法があり、やっていることは同じでもマネタイズの仕方を変えるだけで収益に大きな差がでることもあります。今回はそんなマネタイズについて、どういった手法があるのか、実際のサービスがどういうマネタイズをしているのかを含め解説していきます。

マネタイズとは?

マネタイズとは、広義的には「収益化する」という意味になります。

ただ、一般的には「WEBサービスあるいはプロダクトを収益化すること」を指すことが多いです。2007年ごろからWEB業界で使われるようになりました。

WEB業界には無料でサービスやプロダクトを提供しているところが多く存在しますが、提供している側は工夫をして収益を生み出しています。

無料でサービスやプロダクトを利用している時、提供している側はどうやって儲けているんだと不思議に思う事があるかもしれませんが、提供している側はなんらかの方法で利益を得ているということです。(そもそも利益がないとサービスを継続して提供することができません)

投資による資金で事業を回して、サービスやプロダクトを無料で提供しているところがありますが、そういったところもゆくゆくはマネタイズをする必要があります。

マネタイズの重要性

マネタイズ今のマネタイズモデルが最適なのかどうかを考えることは、ビジネスを継続させる上で非常に重要です。

音楽配信業界を例に挙げると、昔は一曲ごとあるいはアルバムなどを単発で売るマネタイズが主流でしたが、近年は月額制で聞き放題というのが主流になっています。

単発で一つの曲、あるいは一つのアルバムを買うよりも、月額でお金を払っていろんな曲を楽しめるようにするというニーズの方が高くなった結果こうなったのでしょう。

このように、ユーザーニーズというのは変動するものであり、それに合わせてマネタイズも最適化していかなければいけません。

扱っているサービスやコンテンツは同じでも、マネタイズを変えるだけで事業の伸びは大きく変わります。

マネタイズの手法・モデル

マネタイズマネタイズの手法は様々ですが、だいたい4つのモデルに分類することができます。

課金モデル

サービスを提供する代わりにユーザーにお金を払ってもらうモデルのことです。このモデルは単発課金と継続課金に分けることができます。

また、フリーミアムモデルというものがあり、これは最初から課金制にするのではなく、ある程度までは無料でサービスを提供し、途中から課金をしてもらうモデルです。

最近はこのフリーミアムタイプが多いですね。

  • 単発課金

単発課金はサービスを利用する都度お金を払うという形のモデルです。

例えば戦闘系のスマホゲームで強い武器などのアイテムなどを課金して購入することができますが、これが単発型になります。

また、スマホゲームはフリーミアムモデルになっているものも多く、ある程度までは無料でプレイできるけど、もっと面白いバージョン(新しいステージやストーリーなど)で遊ぶには課金が必要という構成になっていることが多いです。

「他のユーザーに勝ちたい」というニーズをうまく利用したマネタイズモデルですね。

  • 継続課金型

継続課金モデル(サブスクリプションモデル)は、会員制や定額制、定期コースなどと言われているモノです。

要するに、サービスに対してその都度お金を払うというのではなく、継続して払い続けることでサービスを利用しつづけてもらうというモデルになります。

別の言い方をすると、サービスの利用期間に対する課金ということになりますね。月額制や年額制など支払うペースも分類することができますが、一般的なのは月額制になるでしょう。

動画配信サービスで例えると、NetFlixやHuluは月額制、アマゾンプライムビデオ(アマゾンプライム会員)は年額制となっています。

また、フリーミアムモデルとしては食べログやクックパッド、Dropbox、Evernoteなどがあります。ある程度までは無料で使えて、もっといいサービスを利用するためには課金が必要になるというモデルですね。

広告モデル

広告モデルは、たくさんユーザーが集まるサービスに広告を載せ、その広告料を収入源とするマネタイズモデルです。ユーザーからではなく、広告掲載をお願いする企業(広告主)からお金をもらう形になります。

トラフィック数(ユーザーのアクセス数)が重要であり、この数値が多ければ多いほど収益も比例して大きくなります。

例えば、Facebookを使ってるとWEBアプリなどの広告が出て来るかと思いますが、このFacebookの広告掲載が広告モデルになります。

他にも、グノシーやSmartNewsなどのニュースサイトもこの広告型モデルでマネタイズをしていますね。

ECモデル

ECとはエレクトロニック・コマース(electronic commerce)の略称です。電子商取引ということですが、わかりやすく言うとネット通販やネットショップなどがこれに該当します。

ECモデルは企業がネット上でユーザー(消費者)に対して商品を売って儲けるビジネスモデルになります。

例をあげると、楽天やAmazonなどが有名ですね。ジャンル問わずさまざまな商品を取り扱っている総合型ECモデルになります。

他にも、ファッション関連を取り扱っているZOZOTOWNや、家具全般を取り扱っているLOWYAなど、ジャンルを絞ったECモデルもたくさん存在します。

仲介モデル

仲介モデルは、サービスやモノを提供する側と、サービスやモノを享受したい側の中間に立って両者をマッチングさせ、そこでの売買における手数料などから儲けを獲得するビジネスモデルです。

フリマアプリのメルカリや、クラウドソーシングのプラットフォームであるクラウドワークス、SUUUMOなどの不動産サイト、転職などのマッチングサイトなどがこの仲介モデルに該当します。

仲介モデルは集客のバランスが非常に重要です。サービスを提供する側(供給)をたくさん集めたとしても、受け取る側(需要)が少なければ、提供する側はこのプラットフォームはだめだと判断し、離れて行ってしまう可能性があります。

マネタイズのコツやポイント

プロパー融資 解説全体的にみたマネタイズのポイントやコツなどもあるので、それらを見ていきましょう。

市場を徹底的に分析する

マネタイズをする上で市場分析は欠かせません。ネット上には様々なニーズが混在しています。その中で、何が求められているのか、どういうサービスを提供すればいいのかをしっかりと明確にすることが必要になってきます。

この市場分析が甘いと、サービスやプロダクトに対するニーズがブレて、マネタイズがうまくいかない可能性が出てくるでしょう。

顧客の立場を想像する

顧客の立場を想像することもマネタイズをしていく上では非常に重要です。顧客を想像するということは、ターゲットを明確にする(ターゲティング)ということです。

ターゲティングがブレていたり、欲張って万人受けしようとするとマネタイズに苦労する可能性があります。

ターゲットはしっかりと具体的に絞り込むことで、ニーズにもマッチングし、マネタイズもうまくいくでしょう。

ユーザーの反応を分析する

分析ツールなどでユーザーの動きを敏感に察知し、何にユーザーが惹きつけられ、何に反応しないのかなどを可視化し、その原因や要素などを分析することはマネタイズにおいて重要になるでしょう。

ユーザーが反応しないものを必死にマネタイズしようとしても意味がありません。

ユーザーを確保してからマネタイズしていく

ある程度ユーザーを獲得してからマネタイズをしていくというのも、マネタイズの一つのコツです。

お金が絡むとどうしても心理的なハードルができてしまうので、サービスやプロダクトを知ってもらう・利用してもらうためにも、まずはユーザー獲得に力を入れ、それからマネタイズを図っていくというのもいいでしょう。フリーミアムモデルが良い例ですね。

まとめ

WEB上には様々なサービスやプロダクトがあり、そして様々なユーザーニーズが混在しています。そんな中でしっかりと利益を出して行くには、徹底的にマネタイズについて戦略を練る必要があります。

最近は技術革新が著しく、今主流となっているマネタイズももしかしたらすぐに古くなってしまうかもしれません。

どのようなマネタイズが最適化なのか、今のマネタイズモデルでいいのか、ビジネスを行う上で、このマネタイズの視点は非常に重要になるでしょう。