エンジェル投資家とは?歴史から出資を受ける方法まで解説

エンジェル投資家

近年になり日本でも「エンジェル投資家」という言葉が起業界隈ではよく聞かれるようになりました。しかし、いきなりエンジェル投資家と言われても、その実態やどんな人がエンジェル投資家として活躍しているのか分からない点は多いでしょう。この記事では、

  • エンジェル投資家の活動
  • エンジェル投資家として活動している人
  • エンジェル投資家に投資してもらうまでの手段
  • エンジェル投資家に投資してもらうメリットとデメリット

について述べていきます。特に、エンジェル投資家の紹介では、twitterのIDや有効な連絡手段を掲載しているので、出資を検討されている場合は参考にしてください。

そもそもエンジェル投資家って?

まずはじめに「エンジェル投資家」が一体どういったものなのかについて述べていきます。

エンジェル投資家の歴史

いきなりエンジェル投資家といってもパッと想像しがたい所があると思います。まず第一にエンジェル投資家の語源、そして性質について述べていきます。

そもそもエンジェルという用語はイギリスの演劇事業へ資金を提供する富裕層を指した言葉になります。意外かもしれないですが、エンジェル投資家という専門用語が確立されたのは1978年と新しく、ニューハンプシャー大学ベンチャーリサーチセンター創業者のウィリアム・レッテル氏により、創業間もない企業への投資家に対して使用され始めました。

スタートアップ事業専門の個人投資家

エンジェル投資家の主な投資先は、起業し始めたばかりか起業しようとしてる人への出資が主な対象です。エンジェル投資家の方々は元起業家の方が多く、これまでのノウハウを生かして投資先を見ていくという形を作り上げています。

VCとの違い

エンジェル投資家とよく似た性質を持ってる投資形態として、ベンチャーキャピタル(以下VC)が挙げられます。VCとは簡単にいうと、他者が出資した資金を代理で、様々な新規ビジネスやスタートアップ系の企業に対して法人として出資する機関です。

ではエンジェル投資家とVCとの違いは何があるのでしょうか?

最大の違いは、個人か法人かということでしょう。個人であるエンジェル投資家の方が、法人であるVCに比べて出資に至るまでのスピードが早いです。実際エンジェル投資家の中には1、2回の面談どころか、twitterやメッセンジャー上のやり取りだけ、さらには何も見ないで行う「ノールック投資」を行う方もいます。

一方で、VCは法人である以上、確実に利益が出るビジネスモデルかどうか、今後どの程度成長するかなどを事業計画書を見極めていく必要があるため、出資までにエンジェル投資家より必然的に時間を要する形になってます。

また、出資を行うタイミングにも違いがあります。エンジェル投資家は、それこそ起業したてで、事業が始まったか始まってないかのタイミングで出資を行うことが多いです。一方、VCは初期の成長を経て、そのまま事業を大きくしていく際に出資を行うことが多いです。

さらに、出資額においても違いがあります。エンジェル投資家とVCで出資をするタイミングが違うことも原因ではありますが、VCの方がエンジェル投資家よりも出資額が高くなる傾向にあります

しかし近年は、VCでも少額投資を行うところが出ており、出資額の差というのはなくなったきたと言ってもいいでしょう。

エンジェル投資家として有名な方々

エンジェル投資家

では、どのような方がエンジェル投資家として活動しているのでしょうか?ここでは主に日本人で有名なエンジェル投資家の方々をリストアップしていきます。

グノシー創業者、代表取締役

元楽天株式会社副社長、元株式会社楽天野球団代表取締役、株式会社インテリジェンス創業メンバー

株式会社フリークアウト・ホールディングス代表取締役社長

コーチ・ユナイテッド株式会社などの創業者

  • 家入一真氏 (@hbkr)

GMOペパボ創業者

ハウツーサイトnanapiの運営会社元社長、共同創業者

クラウドワークス副社長兼COO

元アエリア社。CFO現在は複数のベンチャー企業の役員・アドバイザー

株式会社エウレカ代表取締役社長

ビットバンク取締役

『FRIL(フリル)』 を作った株式会社Fablicの創業者であり、代表取締役CEO

  • 千葉功太郎氏

株式会社コロプラ元代表取締役副社長

  • 有川鴻哉氏

株式会社ペロリにて、『MERY』立ち上げ時よりデザインおよびSEOを担当

  • 柴田陽氏

スポットライト代表取締役

  • 松本浩介氏

株式会社enish取締役

  • 川田尚吾氏

DeNA共同創業者

  • 杉山全功氏

株式会社enish代表取締役社長

 

ご覧のように、今回リストアップした方を含め、エンジェル投資家の方々は少なくとも一度は経営に携わっています。彼らは投資の是非を、自分たちが経営者として得てきたノウハウを元に判断する事があります。また、そのノウハウを起業家へ教えることも珍しくなく、そのことも含めてエンジェル投資を選ぶことのメリットといえるでしょう。

エンジェル投資家に投資してもらおう

デューデリジェンス とは

様々な方がいらっしゃるエンジェル投資家ですが、どうすれば彼らから支援してもらえるのでしょうか。基本的に直接アポを取り面談を行うなど、個人によって求める事は違います。ここではエンジェル投資家に出資をしてもらうまでの道のりを書いていきます。

SNSを『全力で』有効活用しよう

エンジェル投資家や実業家の方々にはSNSを有効活用されてる方が多く存在します。

エンジェル投資家の中には、事業計画書のみならず人間性やその人のバックグラウンド、思想を重視している人もいます。SNSは、スレッドなどによる過去の、そしてリアルタイムでの発信を追って見れるので、それによりエンジェル投資家と出資希望者でつながりを持てる可能性があります。TwitterなどのSNSは、実績の有無に関係なく、しかも連続的に繋がるチャンスを含んでいるツールで

無料のSNSで発信し続けるだけで、まだ立ち上がってもいないビジネスの可能性を見出してくれる人が現れる。出資を受けるチャンスが巡ってくる。つまり、短期間でいとも簡単に一段階、人生ステップアップできてしまうわけです。これはインターネットやSNSが浸透したから生まれた現象にほかなりません。

インターネットによって、非常にお金が回りやすい世の中になりつつあるのです。

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コミュニティを活用した方法

アメリカでも、2012年まで不特定多数のエンジェル投資家から出資を受けるのは禁止されていましたが、法改正により複数人の投資家から支援を受けることが可能となりました。その結果「エンジェルリスト」という、個人間で出資の話を行えるプラットフォームができました。

そして現在日本でも似たような形で、エンジェル投資家と出資希望者とを繋ぐプラットフォームが確立されています。代表的なものに「Founder」「グッドエンジェル」「資金調達マッチング」などがあります。まだこれらのサービスを用いて大きく成功した事例の数は多くないですが、少しずつ増えてきております。

また、中には投資先でどのようなコミュニティと触れ合うことが出来るのか、という事を投資のリターン以上に気にしている人もいます。そういう意味合いも含めて、エンジェル投資家はバックグラウンドを重要視する人が多いのです。

起業して間もない会社に投資する「エンジェル投資家」も最近増えてきていますが、彼らも、投資する際のリターンだけでなく、投資することによってどのようなコミュニティに参加できるようになるのか、をすごく気にしています

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出資したくなるビジネスモデルを作ろう

続いて出資を受けるハウツーになります。これについてはVCと比較的似たような点があります。まず、ある程度明確なビジネスモデルや事業計画については間違いなく必要になってきます。単純に勢いだけだったり、特に深い理由もなく普通のサラリーマンをしたくないというだけではまず出資してもらえないでしょう。(ごく稀に例外もあります。)

エンジェル投資家は人物像もよく見る

しかし、エンジェル投資家はスタートアップ企業への出資を主としているので完璧な事業計画、特にファイナンスや金銭面においての完璧な事業計画はできなくてもある程度通用する人はいます。

上記でも述べたように、エンジェル投資家は起業したい人のバックグラウンドや今日にいたるストーリーなど、「人」を見てくるところがあります。なので、わからないことについてはその都度エンジェル投資家に聞きながら事業計画を完璧に仕上げたり、起業後の動きについても様々なノウハウを得ることが可能になります。

エンジェル投資家から出資を受けるデメリット

エンジェル投資家

ここまでエンジェル投資家から資金調達を行う方法や恩恵について述べてきました。しかし、エンジェル投資家から出資を受けることによって発生するデメリットもあります。

エンジェル投資家というのはあくまで個人の投資家です。なので、VCと比較すると出資される額については少なくなります。加えて近年はVCでも低額の金額から出資してくれるところも多くなってきています。

加えて一人のエンジェル投資家から得られる資金は限られるため、多数のエンジェル投資家から支援を受ける必要が生じる場合があります。加えて、エンジェル投資家は出資はしていても事業内容や技術に対して理解をしていない事もしばしばあります。そのため多数のエンジェル投資家に事業の説明などで会話する時間を割く、いわゆるコミュニケーションコストが高くなることがあります。

また、エンジェル投資家は比較的会社のバリュエーションを高く設定してくれます。そのため株保有率を大きく取られないという利点は発生します。しかし、バリュエーションを過度に高く設定するようにさせられる事もいくばくかあるため、次のラウンドにおいて他の投資家から投資を受けることが困難となる可能性がでてきます。

エンジェル投資家は、資金と知識を提供してくれる

エンジェル投資家

自己資金だけでもベンチャー企業やスタートアップ事業を立ち上げることは可能ですし、そのような企業は多数あります。しかし大きな事業を行うなら自己資金以上の資金が必要になります。そのため多くの起業家は起業する際、事業を興す際に資金調達を行う必要性が発生します。さらにはいざ起業してみても右も左も分からないことから不安になるときもあるでしょう。

エンジェル投資家は、資金や、経営のノウハウについてを提供してくれますし、エンジェル投資家に投資してもらうことで得られるコミュニティもあります。起業する際VCやICOにて資金調達するのもいいですが、人との関わりもという点を含めてエンジェル投資家に相談してみるのも選択肢に入れてみてはどうでしょうか。