音声感情解析AIのリアルタイム解析で海外展開を突っ走る〜株式会社Empath〜

Empathスマートメディカル株式会社の一事業として2014年にローンチ、順調に成長を遂げた。

そこから2017年10月末、親会社のスマートメディカル株式会社からカーブアウトする形で始まった株式会社Empath

 

 

音声感情解析AIを提供、世界47カ国に提供するベンチャー企業である。

 

(写真は取材に応じてくださったCSO山崎氏)

 

ボイス・コンピューティング市場も、日本円で14兆円規模になろうとする中、スマート・スピーカーや音声アシスタントを経由してショッピングを行うボイス・コマース領域が北米を中心に注目をあびています。

Empathはコールセンターにおいて最大20%程度成約率をあげた実績がありますので、将来的にはコールセンターでの成功をボイス・コマース領域に転用したいと考えています。(CSO 山崎氏)

 

Empathが利用された最初のプロジェクトは被災地で働く支援員のメンタルヘルス・ケアだ。

ボランティアで働く支援員の中には被災地での惨状を目の当たりにしたことで、

最悪の場合には自殺してしまうケースもあった。

そうした中で、気分が不調な人をEmpathで検知し、医師につなぐ施策を展開した。

 

Empathは四つの感情値をピッチや声色などから4色で表現

音声などの物理的な特徴量から気分の状態を独自のアルゴリズムで判定するプログラム数万人の音声データベースを元に喜怒哀楽、気分の浮き沈みを判定する。

 

(Empathを実践してくださる山崎氏)

 

 

開発者が簡単に利用できるよう、Web API化されており

Webサイト上に埋め込むだけで簡単に感情解析技術を導入可能

300コール(1コール5秒まで)迄無料で提供している。

また、APIのURLにWAVEファイルを送るプログラムをご用意いただければ、

Linux、Windows、iOS、AndroidOS等プラットフォームを問わずに導入でき、M2M、IoTのセンサーとしても利用できる

 

 

 

導入実績も豊富で、

「じぶん予報」というアプリでは毎日音声を入力することで従業員の気分状態を計測。

天候情報を気分と合わせて取得することで、天候に応じた気分の日内変動も予報する。

これにより、従業員の自らのストレス変動へのセルフケア

チームマネジメントとしてはチーム内の気分の繊維を日次で確認し、モチベーション管理に生かすことができ、離職率を下げる施策が打てる

 

海外展開では、アラブ首長国連邦の事例では、

2016年3月から幸福度推進プロジェクトを進めており、2020年のドバイ万博までに、自国民の幸福度を正確に測定、改善を目指している。

その中でこれを行えるテクノロジーを探しており、採択に至った

現地採用もすでに進んでおり、ブランチの設立も決定済み

 

 

 

ピッチコンテストにも積極的に挑んでおり、日本予選で優勝したものもいくつか。

米国のベンチャーキャピタルの1776が開催するピッチコンテスト、Challenge Cup 2018では世界TOP20のスタートアップに選ばれた

 

 

技術的、ビジネス的優位性には、

 

競合他社がスマートスピーカーやロボットに13秒音声データ入力がないと解析できないが、Empathは短くてもリアルタイム解析が可能

資金調達のみでマネタイズできていない会社が多い中、すでにマネタイズに成功している

 

の二つとなっている。

 

先日はトップアスリート向けに体調・トレーニング管理クラウド「ONE TAP SPORTS」を開発・展開する株式会社ユーフォリア(本社:東京都千代田区、共同代表:橋口寛/宮田誠)との音声感情解析AIを利用したアスリートの体調・コンディションサポート領域において業務提携契約も発表。

 

従来、可視化することが困難であったアスリートのメンタル状態を「Empath」で可視化し、「ONE TAP SPORTS」で管理することで心身両面からアスリートをサポートする。

 

東京大学、グルノーブル工科大学出身などメンバーの方々の優秀さが光る株式会社Empath。

 

現在海外展開向けの人材も募集中である。