pediaサロン第一回・勉強会レポート・2/27(火)

簿記3級とDCF法は必修科目!

Writer:川島修三 [Twitter

2/27(火)に開催された、連続起業家の正田圭さんの主催する、起業家養成オンラインサロン「pedia venture program」の第一回勉強会に行ってきました!



★アイスブレイク

今回の参加者は10名で、まずは初めての顔合わせの方も居ましたので、今回は勉強会ということでしたがテーマはなく、参加者が既に起業しているのか?これから起業しようとしているのか?で起業の勉強会に対しての知識の前提知識も違うと思うので、それを把握する為にも、

・どんな事業をしているのか?

・どんな事に興味があるのか?

を自己紹介しながら、Q&Aメインで進めました。

今日は、出てきたQ&Aをまとめてみました。

★質問・1

参入障壁関係の問題として、競合他社をどう扱うのか?

(新規事業の時のエクイティストーリー作成の時、競合他社に事業アイデアをパクられないか?競合のリスクをどう見るか?)

★【正田の回答】

・競合他社は気にしなくて良いです!

・エクイティで資金調達しようと思うなら、競合があるところででやるの方が良い。

【理由として】

・競合は実は有った方が良い。

・IPOを目指すときや資金調達の時や「類似企業」という概念が使われるため、むしろ競合が有った方が資金調達などには、説明はスムーズに行く。

・コンテンツ系は競合を気にしたほうが良いが、プラットフォームビジネスは意識したほうが良いなど、ビジネスの性質によっても変わってくる。


★質問・2

キャピタルゲイン(株の配当を貰う)とインカムゲイン(株の値上がり狙い)の場合は、投資家の心情として基本的にはインカムゲイン(配当)狙いの投資家はあまり居ないのでしょうか?

★【正田の回答】

・配当を出すという事は、それだけ資本が流出する事になる。

そうすると株価が下がる。

→つまり投資家としては株の配当を貰う(キャピタルゲイン)でも、株の値上がり(インカムゲイン)でもどっちでも変わらないのが心情。

★質問・3

流動性が無いお金が有る場合は、投資家は配当で返してもらいたいのでしょうか?

★【正田の回答】

・使わないお金があるのなら配当で還元しろと要求するのが、一般的な投資家心理(特に上場企業でよく言われる論点)。

★質問・4

非上場企業でもそういった配当を迫られるケースはあるのでしょうか?

★【正田回答】

・投資家としてはIPOで売却するか、M&Aで売却するかのどちらかになる。

・何故なら投資家としては、配当を受け取ると税金が高い。

・個人で出資して配当受け取ると所得税で半分持ってかれるのか、M&AでIPOとして株を売って20%の税金で済むかなので、実際には非上場企業に対して「配当を迫る」投資家はまず居ない。

・ただしエンジェル投資家に関してはその起業家が持っているネットワークやコミュニティにアクセス出来るその事が「価値」と捉えている人もいるため、そこまでうるさい人は少ない印象(人による)。

・エンジェル投資家としてはいつ、どう返ってくるか分からないので、本当に支援する事だけが目的になっているのエンジェル投資家も存在する。

・逆に事業の不確定要素が多いタイミングだとエンジェル投資家を選ぶならそういう人を選んだほうが良いかも。

やたら配当が出るのかを気にする方や、どれ位売却益が出るのか?ばかりを気にする方はあまり良くないかもしれない。

 

★質問・5

海外で100万人ユーザー単位のアプリのビジネスモデルを、日本でも持って来る場合、どうやって事業展開していけばいいかお聴きしたいです。

★【正田の回答】

・海外のビジネスモデルを持ってくるのは、手っ取り早くて良いと思います。
・海外は派手に資金調達しても、派手にコケる場合がある。
そのサービスをステージとして「グロース」しようとした場合、日本版の○○です!と投資を受けようとした場合、海外で似た事例がコケると日本の出資しようとする投資家の熱が冷める事があるので動向には注意。

・意外と日本と海外のビジネススパンはもう差が無くなってきている気もするので注意が必要。

★質問・6

・エンジェル投資家はどうやって探したらいいのでしょうか?

★【正田の回答】

・結構Twitterでエンジェル投資家へ「質問箱」で「投資してください」と書くと、「DMください」とプロフィール書いているエンジェル投資家の方も多いので直接コンタクト取ってみると良いです。

・「シード」に対する投資なら「ピッチコンテスト」も割とやってるので、それに出場するのも良いです。

・今は一昔前と違ってエンジェル投資家に会いやすくなってきてます。

・でも究極はエクイティ(資産)で資金調達しなくても回るビジネスが良いビジネスと言えるのでそこは忘れずに…。

★資金調達の重要なチェックポイント!

1・「PMF」(プロダクトマーケットフィット):プロダクトがどれだけマーケットにフィットしているか、ニーズがあるかを説明する。

2・「Unit Economics」(経済価値)が

1プロダクト(1アカウント)がどれだけ経済合理性、経済価値が有るのか?を説明する。

3・一経済価値を獲得するに当たって、どれだけ「CPA」(顧客獲得単価)が有るのか?を説明する。

・「PMF」と「Unit Economics」と「CPA」をちゃんと調整していく。仮説を立てて検証して、回していく。

・この段階段階で適切に調達をしていくのが理想

・銀行向けの説明とは違うロジックの説明がVC向けでは必要になってくる。

★質問・7

会計の知識は必要ですか?

★【正田の回答】

・起業や他の業務でも会計の知識になるので「簿記3級」は必ずやりましょう!

・簿記3級の知識は分からないと、その後のファイナスの勉強でも税務の勉強でも絶対に分からないので、必ず勉強するようにしましょう!

・何の本でも良いので簿記3級の勉強はしてください。

・ただ教科書を読んだだけでは分かった気になるだけで理解していない。

・かならず自分で手を動かして問題集を解く事。簿記3級だけは全問正解できる様になるまでやって下さい。(試験を受ける必要はありません)

★質問・8

資金面での目途が立っていないので、資金調達について知りたいです

★【正田の回答】

・資本政策は最初に起業してすぐ最初から最後まで狙った通りにいくことは中々ないので、あきらめも肝心。

・人生の中で5~6回起業する内の1回くらいの気持ちで初めはやるとミスしても精神的に楽。(連続起業家マインド!)

・事業計画書は何度も作ってると上手くなっていく。何度も直しての繰り返しが、大切。

★質問・9

・スケールの大きな事業に育って行く場合、資金調達はどの段階では、いくら資金調達ができるか?を知りたいです。シード、シリーズA、シリーズB、IPO(M&A)、それぞれの場合において。

★【正田の回答】

厳密には「DCF法」で算定する。

「DCF法」は「ファイナンス」では絶対理解しておかなければならない知識。

「DCF法」の理解は必要

(一般的な相場観)

例)想定の起業家は全く初めての起業をする学生起業家の場合、

★【今の相場観】(正田さんの相場観)

・0.5(5000万円)~
1v(ブイマーク:億円の意味で使用)→「シード」(シード段階での資金調達の相場観)
・2~5v(億円)→「シリーズA」

・10~20v(億円)→「シリーズB」

★何故3回位の調達(シード→シリーズA→シリーズB)になりやすいか?

・理由が有って、税務的な話で行くと、ちゃんと算定するとバリュエーションは半年くらいは同じ金額で使いまわせる。

・その為決算期が変わったらバリュエーションが変わっても自然。

・その為順調な企業で一年づつで資金調達でき、と考えると順調な会社ではシリーズBまで調達して、上手くいくと3~4年でIPOする感じになる。

★質問・10

友人との共同経営をしていてシード段階で、株の保有比率が51%を割りそうですが、3人で共同経営しているので一人では株式の保有比率を決めれない。

もし他の経営陣と亀裂が起きた場合の問題に対処するにはどうすれば良いでしょうか?

★【正田の回答】

・一般的には創業メンバーはケンカ別れするというのが良く話。

・個人的な回答としては51%は株の保有比率は切りたくない。

・でも起業を5回も6回もやっていくなら、初めの1回目はそれでも良いと考えるのも良い。

・初めから100点取ろうと思わなければ精神的に楽になる。

★質問・11

数学の知識は必要でしょうか?

★【正田の回答】

・ファイナンスを理解する上で数学の知識は大事。

「微分・積分」、「対数」もファイナンスの勉強にはしておいた方が良いです。

・会計は「知識」は絶対必要だが、ファイナンスは「概念」を理解程度でいい。

★質問・12

店舗展開の資金調達に悩んでいます。

資金を投資家に出してもらうとまた株を渡す形になりますが、自己資金で足りるなら株式譲渡での資金調達はしなくてもいいのでは?と悩んでいます。

★【正田の回答】

・店舗や小売業で起業する場合は、エクイティでの調達に固執しないほうが良いです。

・また設立1年未満の会社だと資本金1000万円までの免税があるので、999万円までを資本金にしておいて、残りを「貸付」にして、消費税の免税を最大2年間受けておいて、最後「資本」に振り替えると良いと思います。

・設立初年度は消費税の免税も受けられるので、いきなり資本金を大きくしすぎるのも考え物でしょうし、銀行から融資を受けやすいメリットも。

・小売業は「売掛金」「買掛金」「増加運転資金」がポイントになるので、「銀行」から融資を受けるのをおススメします。

・小売り業はいかに上手に銀行借り入れ出来ているががポイントになる。小売業なら資本で資金調達しなくても、銀行借り入れしやすいので、銀行から借りた方がいい。

・小売業は、「銀行借り入れ」と「在庫管理」がポイント。

まだまだありましたが、こんな感じでQ&Aは進んでいきました。

★まとめ

第1回の勉強会に参加出来て盛りだくさんの講義内容でキャッチアップするのが大変でしたが、その分学べる事も多くて、また今回分からない所は自分でも調べたりとそれがまた勉強になりました。

これからも勉強会や定例会でも沢山キャッチアップして、分からない所はまずは自分で調べて、またサロン内でもサロン生の仲間や正田さんにも直接ご質問したりしながら、勉強したいと思います。

正田さんも気軽にレスポンス返して頂けるので、本当に気さくで良い方だと実感しました!

また勉強だけでなく、最後は実業としての起業で成功したいと思います。

今回は第1回勉強会に参加させて頂きまして本当にありがとうございました!

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