テクノロジーで不動産売買を滑らかに

「マネジメントしない会社」イタンジ運営の変革

イタンジ株式会社(以下、イタンジ)、2012年創業の不動産ベンチャーだ。

その経営手法はヒエラルキー型でなくホロクラシー型。
マネジメントしないという変わった会社
である。
その価値観は圧倒的なベンチャー気質。

いかにしてイタンジは生まれたのか。伊藤嘉盛社長に話を聞いた。

テクノロジーで不動産取引を滑らかに

ミッションはテクノロジーで不動産取引を滑らかに

主に不動産の中にSaaS型のビジネスを提供する。

具体的には

ノマドクラウドー賃貸仲介会社向けの接客支援ツール。
LINE上で物件を送り、LINE上で顧客とやりとりができ、簡単な質問はAIチャットが対応。こちらは390拠点に提供中。

Cloud ChintAI(クラウドチンタイ)ー賃貸管理会社向けに仲介会社とのやりとり、物件確認、内見予約などを自動化するサービス。
こちらは130拠点で導入されている。

そして、
HEYAZINE COIN
物件の売買代金や仲介手数料などの諸経費を仮想通貨(ビットコイン)にて決済出来るプラットフォーム。
17件物件が現在あり、100件くらいの問い合わせがある状態で、
順次物件掲載の準備、審査中
とのことだ。

不動産一家から、前経営での苦労をもとに設立

伊藤社長の一家は不動産一家だったとのこと。

父、母、兄ともに不動産会社で、大学卒業後就活で受かったのが唯一不動産会社でした。

そこから独立し不動産会社を立ち上げたのですが、従来通りアナログにやると、やればやるほど人間がやらなくていいものをやらねばならず、優秀な人が辞めていって儲からない、という問題に直面しました。
ここで、物件の入力を自動化したところ、売り上げが伸びたので、ITを取り入れていけばもっと効率化でき、この業界を変革できるのでは、というのが立ち上げの経緯です。
現在ブロックチェーンの技術によって通貨の在り方が変わっていっています。
証券など含め非中央集権型に発展していくだろうと思い、それに伴い決済、不動産投資も変えていかなければいけない。
HEYAZINE COINに関してはやってみたら思っていた以上にニーズがあった形です。
自分で1から投資を始めた人たち、リスク先行の大きい人たちが使ってくださっています

マネジメントしない会社

そしてイタンジの最大の特徴と言えること。

マネジメントをしない。

ホロクラシー型に近い組織で、
KPIの管理こそするが、やりたい奴がやる独特の文化となっている。

過去には指示待ちのスタッフが3ヶ月指示がなく何もできず、居辛くなり指示もないままやめていったこともあるそうだ。

ある時、伊藤社長はこの形に変えたという。

採用の時は、自由な会社で指示がない。
辛くてやめてく人もいると伝えています。
結果、エンジニアが営業窓口やっていたりしますし、
指示出さなくてもみんな勝手に動いてくれる。
マネジメントしないってことが大切なんでしょうか。
チームワークはあるはあるんです。
このような採用に変えてから離職率が極端に低くなりました。

家、物件の流動性を高める

今後も、「テクノロジーで不動産取引を滑らかに」。

海外の物件を買えない、スマホで買えない等を、小口化し、流動性を高めてなめらかな取引ができるようにしていきたいです。