いちから株式会社代表「田角陸」へ突撃インタビュー!バーチャルユーチューバーの未来を語る

いちから株式会社代表の田角陸氏は何を考え、何を目指すのか。

今回、本メディアでは、新たな事業に取り組むいちから株式会社の代表の田角氏に取材を敢行した。

  • 注目の領域のビジネスにいかにして若く参入したのか
  • どんな仲間に囲まれているのか
  • どんなビジョンを持っているのか

これらのことを今回のインタビューでは深掘りしていった。

いなくなる仲間、一人の戦い

起業が高校生から夢の一つだったと語る代表の田角氏は神戸出身、東京に行けば会社ができると思い早稲田大学に入学した。3年の夏のインターンの際、ベンチャー企業の楽しさの虜になったという。いろんなことをやってみたいのは人生でずっとありサイトからインターンに応募、インターン終了後すぐに起業した。

彼の中で起業を選ぶポイントになったのは裁量権。起業すること=裁量権が自分にあることが魅力で、2017年5月に起業。

初めは動画のサービスとして、オフィスの内情を知ることのできるものを動画で作ろう、と3人で始めた。しかし他の動画系サービスの波にのり遅れてる感もあり、出資にはこぎつけなかった。そんな中、彼は夏休み期間中大学の研究室でiOSのアプリをプログラミング未経験から作り出した。

起業家として投資家に見せられるものを、とiOSアプリケーションで今のコアプロダクトに近いものを製作。そんな中、他の二人の仲間は出資が出ないことからも就職を選びやめていき、一人で出資も決まらず戦う日々が一ヶ月近く続いた。流行りのARKitを使い、話題のfacetrackingAPIを盛り込み、とにかく当たるものを、と真剣にバズを願い真摯に考えた。

そんな折、かねてから話をしていたSkyland Ventures木下氏にプログラミングをできるようになったことを評価され出資にこぎつけ、今回の展開に至ったという。

現在は7人のチームで、エンジニア1人、インターンのデザイナー4人の体制。ここまでの道は平坦ではなかった。

すべてできると思っている

とても親しみやすい田角氏。深い信頼関係で結ばれたパートナーでもあり、人生で影響を受けて相談したと田角氏が語る岩永氏は、代表の田角氏についてこう語る。

尋常じゃなく粘り強いですね。

やはり代表が折れてしまってはできない事業の中、二人いなくなり一人になってでもスキルをつけ作る彼の姿勢はものすごいものがあると思います。同じ状況になったときできるかと言われるとゾッとしますね。 (岩永氏)

もともと投資家に話をして、ダメだと言われても、直接話を聞き舵を切る人と、ついてきた人では状況把握に差がある。そんな中逃げずに真摯に向き合った結果、今の良いチームが形成されたのだな、と感じる温かいチームだった。

ご本人曰く、

早稲田の受験の時も偏差値40から、頑張れば受かる、俺ならできると思ってやって受かりました。

なので、どんなことでも自分なら実現できると思っている。今後も実現したいことを頑張っていきたい。

目指すのは声優業界のUUUM

彼が事業を考えていた時期の昨年9月、10月は、ARの広告、位置での広告などが流行っていた。そこから、バズワード的な掛け合わせと、バーチャルユーチューバーを見て、アニメファンは3Dであることよりも2Dで良いので双方向のコミュニケーションをしたいのではないか?との発想から安価に、生配信のコミュニケーションの密さに重点を置き制作。男の娘、魔法少女、異世界系など多くのキャラから、狭く深いコミュニティに刺さるものを作りたいと思ったそうだ。

本当に二次元のキャラクターがいる世界をよりリアルに作ってあげたい。広く認知のあるキャラよりも熱狂できることが大切なので、みんなに会話して楽しませてあげたいというコミュニケーションへの愛のあるインタビューだった。

個人がエンタメコンテンツを作り、個人が見て楽しむエンタメ経済圏

彼らの目的は声優界のUUUM。その中でバーチャルユーチューバーに皆が書ける総時間を増やしたいと語る。バーチャルユーチューバーは今も他の競合企業も資本の少ないところが多い。個人で作成しているのじゃおじさんなどを知る人も多いだろう。

Youtuberも元々、個人でコンテンツをすべて作成し、個人が見る流れで回っている。この流れを加速させたいそうだ。そのために、サードパーティプラットフォームで提供し、配信は個人に任せる。

個人の流れを、全力で加速させていく。

絵師への還元方法の構築

今回印象深かったのは絵師の方々へのリスペクト。有名絵師の方に依頼し描いていただいているが、基本絵師の業界は売り切りだ。絵師の業界には音楽でいうJASRACのような管理団体がない。音楽の業界では初期報酬以外に作曲者に歩合で0.5%など還元されるが、それがないのだ。

彼らは、この人たちや、配信者にきちんと多くのお金を渡せるよう、プラットフォーマーだとしても多くの比率を取ることはしたくないという。

個人が好きなことをして生きていく時代です。

ソシャゲーの業界もなかなかフリーの絵師さんに還元されているとは言えないのでうまく還元できる仕組みを作っていきたい。この経済をクリエイター、キャラクターに還元されるようにいきたいです。(田角氏)

エンタメの業界は基本中抜きで成り立つものが多いが、この姿勢が今後の絵師やモデリングの業界を潤わせていくのではないかな、と心から思った。

バーチャライバー公式声優募集中!

現在いちから株式会社では公式声優を募集している。

事務所所属者もフリーもどちらも応募が来ており、かなりの倍率になっているそうだ。締め切りも間も無くだが、ぜひ声優志望の方は人生を変えに行ってみてはいかがだろうか。