色弱に有効な独自のウェアラブルアイウェア技術「C Vision S」

独自の色覚補正技術で先天性および後天性の色弱の方の支援を


テレパシージャパンは、先天性および後天性の色弱の方の支援を目的に、独自の色覚補正技術「C Vision S」を開発した。
国内約320万人、世界で2億人を数える先天性色覚異常の方、後天性色覚異常の方の日常生活における色の見え方を改善するのが目的。

開発の背景

色弱は、遺伝による先天的なものや加齢による眼性疾患などにより、一般色覚者に比べ色の見分けが困難になる状態のことを指す。
日本人では男性の約20人に1人が先天性色弱者であり、世界で2億人以上、日本で約320万人が存在している。
また高齢化の進展により、60歳以上の方の約10人に6人が何らかの色覚異常を抱える可能性が考えられる。
色の見え方が異なると、一般色覚者向けに作られた地図や信号などの色表示の判別が困難となり日常生活における多大な不便や危険に直面する。また景色や食品などの自然色や美術芸術品の色を直観的に認知して楽しむことが難しくなる。
先天的色弱については遺伝子による先天性のため、その色覚を変えることは不可能であり、色覚補正に関する十分なソリューションがこれまで存在していなかった。
外部環境を問わず鮮明に見える当社のウェアラブルアイウェアが実現した、高輝度・高精細な独自の光学/ディスプレイ技術Zen Opticsと小型カメラ技術をベースに、テレパシージャパンが独自で出願中の特許に基づく、時分割駆動のディスプレイを用いたのが「C Vision S」。
RGBの個別設定のみならず光源の波長の選択も可能とする次世代の色覚制御技術だ。
自由なパラメーター設定により1つのデバイスで、さまざまなタイプの見え方に対応することが可能。
加齢による色覚の経年変化にも適応する。ほかの色に影響を与えたり、全体が暗くなることがなく、特定原色を自在に強めることができることで、サングラスなどでは実現が不可能であった“明るいままの世界”を再現できる。

加えて眼鏡型デバイスの基本的な特徴であるハンズフリーで眼前に見たい映像を浮かび上がらせることや、個人に合わせた見え方のデジタル補正(色度、輝度、コントラストなど)が可能という利点を備えており、日常生活、作業、仕事をしながらでも、色弱者にとって、よりわかりやすい視界を提供する。

実機体験

2018年1月17日から19日に東京ビックサイトで開催される、第4回ウェラブルEXPOのウェアラブル活用ソリューション ゾーン西3ホールにおいて、本テクノロジーのデモンストレーションを行う。

第4回ウェアラブルExpo概要

当社ブース小間番号:W18-50 (NPO法人ウェアラブルコンピュータ研究開発機構内テレパシージャパン)

医療関係者のコメント

本デバイスを用いた実験に参加した、東京慈恵会医科大学解剖学講座教授兼特定非営利活動法人カラーユニバーサルデザイン機構CUDO副理事長の岡部正隆教授は、「色弱用スマートグラスは色覚を矯正するものではありません。
しかし、業務上見分ける必要のある特定の色を簡単に区別することが可能になり、色弱者の不便の解消に役立つと期待しています」と述べている。

今後の予定

テレパシージャパンでは、遠隔作業支援やアミューズメント用途に発売している「Telepathy Walker」とともに、色弱の方が日常で経験しているさまざまな不便を解消するソリューションとして、2019年3月までに本技術を用いたデバイスの製品化を予定している。