2016年冬Yコンビネーター出身「CareSkore」、シードでUberやPalantirの投資家からシードで約4億3,000万円を資金調達

2016年冬のYコンビネーターのデモデイに登壇した「CareSkore」は、同社初となる外部からの資金到達として、GoogleやUber、Dropboxなど世界有数のスタートアップに投資をする「Cota Capital」とOracle、PalantirやClouderaに投資する「Rising Tide Fund」などからシードで430万ドル(約4億3,000万円)の資金調達を実施した、と発表した。

最先端のIT技術と機械学習を使えば、再入院も予測・コントロールできるかもしれない。

全日病(公益社団法人全日本病院協会)によれば、2017年第1四半期(1月〜3月)において日本国内の予定しない再入院率は8.4%。

日本では高額療養費制度で、一定の金額を超えた医療費に対して患者が負担した分が後から返却される仕組みになっている。

一方、米国の医療保険では経過観察の不十分な対応で患者が予定しない再入院をしてしまった場合は、患者ではなく医療機関が再入院の費用を支払う仕組みとなっている。実際、医療機関が支払う再入院費用は360億ドルに及ぶと言われている。

もちろん、医師が経過観察の患者に対して十分な医療判断をすることは前提として必要ではあるが、IT技術を使えば、患者はより的確で正確な医療を受けられる。それを可能にするのがCareSkoreだ。

CareSkoreを使えば、医師や医療機関は、経過観察が必要な患者に対して最適なタイミングで的確な質問をできる。そのため、病態の複雑化を事前に予防して、高額な再入院費の支払う必要がなくなる。

CareSkoreは、2016年冬のYコンビネーターのデモデイに参加し、TechCrunchによるデモデイランキングでは上位7位にランクインした。

それから約半年後の8月9日、CareSkoreは、同社初となる外部からの資金到達として、シードで430万ドル(約4億3,000万円)の資金調達を実施した、と発表した。

今回のラウンドは、GoogleやUber、Dropboxなど世界有数のスタートアップに投資をする「Cota Capital」、Marketoをはじめとしたモバイル・SaaS・セキュリティスタートアップに投資する「Storm ventures」、Oracle、PalantirやClouderaに投資する「Rising Tide Fund」、さらに「Liquid 2 Ventures」が参加した。

CareSkoreは、共同創業者/CMO(Chief Medical Officer)のPuneet Dhillon Grewal氏、共同創業者/CEOのJaspinder Grewal氏によって設立された会社。

CareSkoreを利用するためには、医療機関は年間50万ドル(約5,000万円)を支払う必要がある。その市場規模は約1億800万ドル(約100億円)とも言われている。

今回の資金調達によって、CareSkoreは、機械学習を使ったシステムの開発・改善を進めるとともに、よりパーソナライズ化され、よりリアルタイムで診療できるようなサービスに育て上げたい考えだ。