2016年の動画広告市場は842億円、2022年には2,918億円規模へ…インフィード広告が急成長中

サイバーエージェントが運営する、動画広告に特化した研究機関であるオンラインビデオ総研は、株式会社デジタルインファクトと共同で、国内動画広告の市場動向調査を実施。今回の調査では、インターネットを通して配信される動画広告の年間広告出稿額を推計し市場規模予測を算出したという。

サイバーエージェントが運営する、動画広告に特化した研究機関であるオンラインビデオ総研は、本日(11月9日)、株式会社デジタルインファクトと共同で、国内動画広告の市場動向調査を実施。今回の調査では、インターネットを通して配信される動画広告の年間広告出稿額を推計し市場規模予測を算出したという。

### 2016年の動画広告市場は前年比157%の842億円へ
#### スマートフォン動画広告市場は全体の約70%に達成

「動画広告」とは、音声や映像を組み合わせて提供されている広告商品で、入稿ファイル形式はMP4/MOVのものをいう。

2016年の動画広告市場規模は、前年対比157%となる842億円に達する見通し。また、これらを牽引したスマートフォン動画広告需要は、前年対比約2倍の成長を遂げる576億円に拡大し、動画広告市場全体の約70%を占める見通し。

### 2022年には2,918億円規模へ
#### スマートフォン動画広告は全体の約84%にまで成長

また中長期的には、さらにスマートフォン動画広告需要の拡大が市場成長を牽引し、2020年には2,309億円、2022年には2,918億円に達すると予想される。うち、スマートフォン比率は全体の約84%になりそうだ。

### 2016年もインストリーム広告が主流、439億円を占有
#### インフィード広告、インバナー広告のアウトスリーム広告が急成長中

広告商品別に見ると、2016年は、引き続きインストリーム広告が市場全体の52%を占める439億円に成長し、主流は変わらなかった。インストリーム広告とは、動画コンテンツの間に挿入されて表示される広告のこと。

その一方で、インフィード広告とインバナー広告を合計したアウトストリーム広告と呼ばれる広告商品の需要が急増した。インフィード広告とは、サイトやアプリのコンテンツの途中に設置された広告枠をユーザーが視聴したタイミングで表示される広告で音声はデフォルトでオンになっているものや、オフになっているものなど、提供事業者によりさまざまなものがある。また、インバナー広告とは、メディアのバナー広告、ピクチャー広告枠を基軸に表示される広告で、広告枠内で自動再生されるものや、ユーザーがクリックをして再生されるもの、あるいはバナー(ピクチャー)広告をクリック後、動画プレイヤーが起動し、再生されるものなど、提供事業者によりさまざまである。

#### インフィード広告は前年比約2.5倍増の197億円へ

特に、スマートフォンでのユーザー体験を損なわない広告フォーマットの普及に沿い、インフィード広告の需要が著しく急増しており、2016年は197億円、前年比約2.5倍の成長となる見通し。2022年には5倍超成長の1,018億円に達するとも予測される。