飲食店デリバリーのUber「DoorDash」、Sequoia CapitalからシリーズCで約144億円を資金調達

米国・カリフォルニア州サンフランシスコを拠点に飲食店のオンデマンドフードデリバリーを提供するDoorDashは、シリーズCで1億2,700万ドル(約144億2,600万円)の資金調達を実施した、と発表した。今回の資金調達で、資金調達額は累計1億8,670万ドル(約212億700万円)となった。

DoorDash
米国・カリフォルニア州サンフランシスコを拠点に飲食店のオンデマンドフードデリバリー企業DoorDashは、3月22日、シリーズCで1億2,700万ドル(約144億2,600万円)の資金調達を実施した、と発表した。今回の資金調達で、資金調達額は累計1億8,670万ドル(約212億700万円)となった。

今回のラウンドは、Sequoia Capitalがリードで、新規投資家ではY Combinator Continuity Fundと英国のWellcome Trust、既存投資家ではKleiner Perkins Caufield Byers(KPCB)とKhosla Venturesが参加した。なお、Y Combinator Continuity Fundの投資担当者は、元Twitterの初代CFOでPixarのCFOを9年間務めたY CombinatorのパートナーであるAli Rowghani氏だ。

同社は、2013年、Tony Xu氏がスタンフォード大学で同社の原石となるプロダクトのモックアップをつくり、Andy Fang氏、Stanley Tang氏、Evan Moore氏と共同創業した会社。2013年夏には、Y combinatorのサマーバッチ(YC S13)に採択され、スマートフォンアプリ「DoorDash」を完成させた。

「DoorDash」は、地元企業とユーザーをつなぐ宅配サービス。ユーザーがスマートフォンのアプリからレストランとメニューを選ぶと、その情報はレストラン側にリアルタイムで発注され、レストラン側は調理を開始する。調理終了後、レストラン専属の配達員「Dashers」がユーザーのもとに最大45分以内で配達する。

DoorDash0

同アプリを利用すると、ユーザーはスマートフォンのアプリから調理時間や配達時間を確認でき、レストラン側は配達員の現在地を知ることができ、調理時間と配達時間を合わせることができる。

DoorDash1

ビジネスモデルは、ユーザーが配達員に5〜7ドル(約600円〜800円)を支払い、レストラン側は同社に手数料を支払い、同社はその手数料から配達員に給与を支払うモデル。配達員は、同社と業務委託契約を結んでおり、自分の車やバイクを使って配達する。つまり、タクシー配車サービスUberと類似モデルだ。

また、同社は、北米を中心に事業を拡大している。2015年の対象地域は、カナダの2エリアを含む全19エリアにまで広げた。同社によれば、従業員数は1年で2倍以上に増加した、という。

DoorDash2

さらに、同社は、「DoorDash」のアプリを大幅にアップデートしたことを明かした。

DoorDash3

ユーザーのフィードバックをもとに、UIUXを再構築し、これまで以上に簡単かつスピーディーにデリバリーの一連の流れを提供できるようにした。

DoorDash4

今回のアップデートで、新たに「Delight score」機能が追加された。Delight scoreは、定量的なデータと定性的なデータを用いた独自のアルゴリズムで、レストランのデリバリーの質を評価する。レストランの人気度やユーザーのフィードバックなどをデータポイント化してスコアリングすることで、ユーザーにより満足度の高いデリバリーを提供できるようになった。

DoorDash5

なお、今回の資金調達によって、同社は、積極的に技術投資を行い、米国を中心に全世界でさらなる事業拡大を目指しながら、カスタマーサポートチームとオペレーションチームの採用を強化することで顧客満足度の向上を図っていきたい考えだ。