米国ユニコーン企業Offerup、2015年の流通総額は1兆5,000億円以上…創業から5年で達成

米国・シアトルのユニコーン企業OfferUpは、3月8日、最新の業績について発表した。リリースからわずか5年で、2015年の年間流通総額が140億ドル(約1兆5,878億8,000万円)を超えたことを明かした。

Offerup

米国・シアトルのユニコーン企業OfferUpは、3月8日、最新の業績について発表した。

同社は、2016年3月8日での業績について、月次成長率が著しく、

* 取引数
* 前年同期比13倍に増加
* ダウンロード数
* 2016年3月8日時点で1,800万ダウンロード以上
* 従業員数
* 前年同時期から45名以上増加

となったことを明かした。

また、同社は、2015年の年間流通総額が140億ドル(約1兆5,878億8,000万円)を超えたことも発表した。これは、eBayが創業から8年目で達成した北米の年間流通総額150億ドル(約1兆7,005億5,000万円)と匹敵する。同社はリリースからわずか5年で達成するという偉業を成し遂げた。

2015年11月時点では、ダウンロード数が1,000万以上、年間流通総額が29億ドル(約3,287億4,400万円)以上であったことから、2015年第4四半期(10月〜12月)から2016年第1四半期(1月〜3月)にかけて年末年始休暇などの休暇期間の影響もあり、急成長したことが伺える。

同社は、2012年、元T-MobileのシニアプロダクトマネージャーでKonnectsの創業者であるシリアルアントレプレナーNick Huzar氏と元KonnectsのCTOであるArean Van Veelen氏の元同僚二人組によって設立された会社。

2015年11月に、同社は、シリーズCで9,000万ドル(約102億240万円)を資金調達している。シリーズCでは、T. Rowe Priceがリードで、Andreessen Horowitz、Coatue Management、Tiger Global Management、Vy Capital、High Line Venture Partners、Allen & Companyが参加した。この資金調達で、同社は企業評価額が10億ドル(約1,133億6,000万円)を超え、ユニコーン企業となった。

同社では、「買う、売る、シンプルに」をコンセプトに、スマートフォンを使って、簡単・安心・安全に出品・購入ができるC2Cマーケットプレイスアプリ「OfferUp」を提供する。

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「OfferUp」は、当時、創業者兼CEOのHuzar氏は、娘が生まれて自宅に娘用の部屋を用意しようとした際に、部屋を片付けていると、使わないモノで溢れていることに気づいたことがきっかけで生まれた。当時、「Craiglist」や「eBay」などPCベースでC2Cマーケットプレイスは、モバイルに最適 化されたサービスはなかった。

そこで、2011年、iOS向けアプリ「OfferUp」をリリース。同アプリでは、スマートフォンを使って、写真を撮影することで簡単に商品をアップロードでき、簡単に商品の出品・購入ができる。

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同アプリは、ユーザーの個人間の取引には介入せず、アプリ内でのメッセージのやり取りを提供し、取引場所の約束までを仲介する。そのため、ユーザーは取引場所で現金の受け渡しなどの取引を完了する。

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ユーザーは、アプリ上で、身元を確認するために、運転免許証などの身分証明書の撮影も行う。これにより、ユーザーは安心で安全な方法で商品の売買ができる。

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同アプリは、米国のApp StoreGoogle Playから利用できる。これまでに、米国App Store・Google Play Storeでライフスタイルカテゴリ及びショッピングカテゴリのダウンロードランキングで1位にランクインしている。

今後、同社は、ユーザーファーストの事業展開をさらに進めることで、成長を加速していきたい考えだ。