米国オンチップ臓器スタートアップEmulate、シリーズBで約31億2,000万円調達

米国・マサチューセッツ州ケンブリッジのオンチップ臓器スタートアップEmulateは、ATEL VenturesなどからシリーズBで2,875万ドル(約31億2,000万円)の資金調達を実施した、と発表した。今回の資金調達で、資金調達額は累計4,075万ドル(約44億2,000万円)となった。

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米国・マサチューセッツ州ケンブリッジのオンチップ臓器スタートアップEmulateは、3月28日、シリーズBで2,875万ドル(約31億2,000万円)の資金調達を実施した、と発表した。今回の資金調達で、資金調達額は累計4,075万ドル(約44億2,000万円)となった。

今回のラウンドは、ATEL Ventures、OS Fund、LabCorpが参加した。

Emulateは、2014年、ハーバード大学ヴィース研究所から自動化ヒトオンチップ臓器技術の世界的ライセンスを受けて、James Coon氏によって設立された会社。オンチップ臓器の商用化を目指している。

Emulate

オンチップ臓器では、ヒトの組織や臓器の生理学的機能をチップ上に再現する。大きさはメモリースティック大で、数万個単位の細胞が生きた状態で組み込まれる。

また、オンチップ臓器は、ヒトの臓器をモデルとしており、従来の二次元細胞培養法の細胞モデルよりも優れた特性を複数備える。

今回の資金調達によって、Emulateは、さらなる事業拡大を目指し、研究開発中の「Human Emulation System」の開発とプロダクトデザインを強化し、商用化を進めていきたい考えだ。

なお、「Human Emulation System」は、アルゴリズムとマイクロフルイディクス技術を使って、医薬品・化学薬品・病気に対する人間の反応を予測する。これにより、高度な臨床試験を行い、動物学・人間学の研究をより効率的に実施できる。