国際物流のクラウドソフト『Zenport』のオープンβ版が公開 グリーベンチャーズとジェネシアベンチャーズからシードラウンドで数千万円を資金調達

Zenportは、グリーベンチャーズとジェネシアベンチャーズを引受先とする第三者割当増資を実施し、シードラウンドで数千万円規模の資金調達を行うと共に、国際物流のクラウドソフト「Zenport」のオープンβ版を公開することを発表した。

Zenport](https://zenport.io/company){: target=”_blank”}社は、グリーベンチャーズとジェネシアベンチャーズを引受先とする第三者割当増資を実施し、シードラウンドで数千万円規模の資金調達を行うと共に、国際物流のクラウドソフト『[Zenport』のオープンβ版を公開することを発表した。

Zenport社は、2015年7月に前身となるSendeeによってスタートした会社。現在「国際物流をなめらかにし、世界経済を加速させる」をビジョンに掲げ、ブロックチェーンや機械学習などの最先端技術を用いた物流業務効率化のソリューションを提供している。

僕らはOnlabの第12期生であり、1年半前にDG インキュベーションから資金調達を行いました。当初は、Bitcoinのブロックチェーン上に資産情報を載せて真贋情報を判定する「Chainfy」というサービスを開発していましたが、その後事業方針の転換を図り、昨年末に現在の「Zenport」にたどり着きました。(Zenport社 代表 加世田敏宏氏)

クラウドソフト『Zenport』は、貿易業務の全自動化ができるクラウドソフトウェア。積荷管理、発注、関係者との連絡を全自動化し、最適な発注時期、輸送経路を提案してくれる。

今年4月にクローズドベータ版をリリースし、ユーザーヒアリングを進め、3ヶ月後の本日にオープンβ版をリリースするに至った。Zenport社代表の加世田敏宏氏によると、この3ヶ月間で「当初はモノを運ぶ物流を広くカバーしようとしていたが、既存のシステムを利用できる部分については既存のシステムを用いられるように工夫した」という。

今回の資金調達によって、まずは国内でのクライアント数の拡大を目指す考えだ。

なおPedia Newsでは、今回のラウンドに参加した投資家である、グリーベンチャーズの湊雅之氏とジェネシアベンチャーズの田島聡一氏に、Zenport社への出資に関して話を聞いたところ、それぞれ以下のように語ってくれた。

* グリーベンチャーズ インベストメントマネージャー 湊雅之氏

貿易市場は、昨年の輸出入が150兆円規模を超えており、さらに過去3年で3倍に伸びている非常に巨大な市場です。ECの普及に伴い、市場全体として盛り上がりをみせてきている一方で、まだデジタル化されていない巨大産業でもあります。この産業の中には、様々なステークホルダーがいて互いにアナログな方法でコミュニケーションを行なっています。貿易産業がデジタル化され、効率化されることは、非常に大きなインパクトを与えると考えています。

Zenportはエンジニア主体のチームであり、開発に強みを持っています。彼らなら、この複雑な貿易産業において強いプロダクトを開発してくれると確信しています。また、加世田さんとお話してきた中で、ブロックチェーンと国際物流との相性の良さを感じており、ZenportがSaaSスタートアップとして国内で成長した後にグローバルで勝てるチームへと進化していくだろうと期待しています。

* ジェネシアベンチャーズ ジェネラル・パートナー 田島聡一氏

輸出入業者やフォワーダー間の取引は、現在まだFAXやメールなど極めて非効率なやり取りが行われているのが通例であり、ここをSaasを活用して生産性を上げる部分、及び金融取引としての巨大なマーケットでもあり、テクノロジーを武器に加世田さんとともにチャレンジしたいと感じました。