世界の音楽レーベルが後押しする、音楽動画サービス「VEVO」がゴールドマンサックスを起用…最大約500億円の資金調達を目指す

音楽動画サービス「VEVO」は、最大5億ドル(約500億円)の資金調達を実施しするために、ゴールドマンサックスを起用した、と報じられた。

8月19日付のフィナンシャルタイムズは、音楽動画サービス「VEVO」が、最大5億ドル(約500億円)の資金調達を実施しするために、ゴールドマンサックスを起用した、と報じた。

VEVOでは、①グローバルでの事業拡大、②M&A、③モバイル/テレビ向けの新サービスの開発、に向けて3億ドル〜5億ドル(約300〜500億円)の資金調達の実施を計画中。

また、VEVOは、今月2日、ワーナーミュージックとライセンス契約で合意したことを発表しており、世界中のレコード大手との提携が出揃ったばかり。

VEVOは、2009年12月、ソニーミュージックの会長兼最高経営責任者ダグ・モリス氏を中心として設立された会社。現在、VEVOは、YouTube上で音楽動画を積極的に配信しており、YouTubeプラットフォーム上のコンテンツプロバイダーという位置付けが強い。

資本構成は、ユニバーサルミュージックとソニーミュージックが40%以上をもっており、YouTubeサイトと密に連携していることからアルファベット(グーグル)とアブダビ・メディアも少数ではあるが、株式を持っている。

今回の資金調達は、デジタルミュージック業界の競争環境が激化していることが起因しているという見方が強い。特に、SpotifyやApple Musicなどの音楽ストリーミングサービスが音楽動画サービスに注力しだしていることが大きい。もちろん、無料で楽しめる音楽のほとんどは、YouTube経由のもの。それを受けて、YouTubeでも有料音楽サービスをはじめている。

今後、VEVOでは、ハイクオリティな独自の音楽動画を率いて、サブスクリプションサービスを展開する予定。そのため、VEVOは、元BBCのウェブビデオ事業責任者でBBC iPlayerチームを統括していたErik Huggers氏を採用している。

なお、今回の報道について、各者はコメントを控えている。