一流ホテル宿泊予約サイト『Relux』が中国に100%子会社を設立 2人目の創業メンバー、新卒2年目の門奈氏を子会社社長に抜擢

一流ホテル・旅館の宿泊予約サイト『Relux(リラックス)』の運営会社Loco Partnersは長年、中国市場の可能性を探してきた。同社は本日、中国上海市に100%出資の子会社「上海路克伴咨询有限公司(仮称)」を2017年7月下旬に設立することを発表した。これにより、中国の旅行市場への進出が本格化される。

一流ホテル・旅館の宿泊予約サイト『Relux(リラックス)』の運営会社Loco Partnersは長年、中国市場の可能性を探してきた。

そして本日、中国上海市に100%出資の子会社「上海路克伴咨询有限公司(仮称)」を2017年7月下旬に設立することを発表した。これにより、中国の旅行市場への進出が本格化される。

政府は2016年3月30日、訪日外国人客の拡大に向けた国際観光の具体策をまとめる「明日の日本を支える観光ビジョン構想会議」で、訪日外国人旅行客数の目標人数を一気に倍増させ、2020年に訪日外国人旅行者を4000万人にすることを掲げている。

新たな目標人数達成に向けた施策において、その起爆剤として注目されるのが、訪日中国人旅行客だ。訪日中国人旅行客は、2016年に過去最高を記録した2400万人の訪日外国人旅行客のうち、約4分の1に当たる637万人を占める。今後も中国は、訪日旅行領域で最大のマーケットを形成されると予想されており、マーケットポテンシャルは非常に高い。

その一方で、中国は外国企業が進出しにくい市場でもあって、中国に進出するには現地企業と提携する場合が多い。同社も例にもれず、2月に中国最大手の民泊仲介サイト『途家』との業務提携を発表したばかりだ。

* 参考記事:参考記事:一流旅館・ホテルの宿泊予約サイト『Relux』、中国最大手の民泊仲介サイト「tujia」と業務提携

同社は、2015年4月のグローバル事業開始より約2年間、台湾や香港、韓国を中心に海外市場の開拓を進めてきているが、外国人会員数は11万人を超える。アジア圏を中心に、高級ホテル・旅館の宿泊予約としてのブランドを確立してきた。

**中国市場は、成長ポテンシャルが非常に高い。これまで、台湾や香港、韓国を中心に海外市場を深掘りしてきているが、それと同じ深さで中国市場を開拓していきたい。台湾や香港、韓国には物理的な拠点を設けずに、日本本社の中で全員がバイリンガルのグローバルチームを設けてマーケティングのローカライズを徹底的に行ったり、現地パートナーとネットワークを作ってきたが、中国の場合は物理的な拠点を設けないとやりにくいことが多い。そこで、あらゆる選択肢を検討し、自社で100%子会社を設立した。**(Loco Partners 篠塚孝哉 代表取締役社長)

そう語るのは、Loco Partners代表の篠塚孝哉氏である。篠塚氏によれば、5年以内に、中国の出国者数は2億人になると言われており、日本への渡航者が10%になれば2000万人が見込まれるという。こうした中、今回の子会社設立は、同社が中国に存在する訪日中国人の開拓に対する本気度の高さの表れのようにみえる。

今後の同社の海外展開を占う中国子会社の代表には、日本人の父と中国人の母をもち、日本語・中国語・英語のバイリンガルである、門奈剣平氏が就任する。門奈氏について、**「Loco Partnersが大切にしている価値観 ”Locoship” のひとつ ”FAIL HARDER” を体現しており、どんな課題でも怖がらずに逃げずに、ポジティブにチャレンジして成長してきた」**と、篠塚氏は述べる。

門奈氏は、1991年生まれの25歳で、慶應義塾大学在学中の2012年より、同社2人のメンバーとしてジョイン。事業の立ち上げから、マーケティング、プロダクト開発、チームマネジメントまで幅広い分野で活躍し、大学卒業の2015年より、グローバル事業部の責任者として海外市場を開拓してきた。まさに門奈氏は、同社の創業期から拡大期までの全てを、篠塚氏と二人三脚で歩んできたのだ。

創業期からのエッセンス “Locoship” を受け継ぐ、門奈氏は、若干25歳の若手でありながら、確固たる信念と確信をもち、自身の二つの故郷「日本」と「中国」の架け橋になろうとしている。

**子どもの頃から、攻めた選択肢をして、フィードバックを得ることが大きかった。中国から日本に環境が変わった16歳の時も、当時は日本語が一切話せなくて “FAIL HARDER” でしたけれども、それを乗り越えてネイティブ言語を2つ習得したことが人生にとって大きな収穫となった。Loco Partnersには、2012年3月に2人のメンバーとしてジョインして5年になるが、プロダクトのない創業期からReluxをリリースして成長してきたところまで、ゼロから全てのフェーズに執行レイヤーで携わらせてもらっている。**

**当初は、会社がスタートアップとして急激に成長する中で自分もストレッチできると思ってジョインしたが、一つの課題に対して120%ずつ打ち返していくことを繰り返していたら任せられることが増えた。特にインターン3年間で、国内事業のマーケティング全部に携われたことは大きかった。**

**その後グローバルチームを任されるようになってからは、仕事にライフワークとしての “WILL” が入っていった。幼い頃から日本と中国の政治・経済的関係をみて ”日本と中国の2カ国を仲良くさせたい” というミッションをライフワークとしてもっていた。それを解決できるものの一つが ”旅行” だと思っている。中国や他の国の人たちが旅行を通じて日本に関わって日本を感じることで、再び母国に帰った時に自分が知っている日本を思い出してもらえるようになったらいいと思う。**

**今回の中国子会社の設立にあたって、成長ポテンシャルの高い中国市場に、自分自身の強烈な ”WILL” もかけ合わさったことで、挑戦させていただける機会をいただけたのだと思っている。現地のパートナーと本気で付き合って、徹底的にマーケティングのローカライズを進め、現地に浸透させるための打数と打率を上げていきたい。**(Loco Partners 中国子会社、上海路克伴咨询有限公司(仮称) 門奈剣平 董事長総経理)