リクルートTECH LAB PAAKのデモデイ「OPEN PAAK DAY#4」開催!「VRが創り出す未来〜私たちの生活はどう変わるのか〜」

株式会社リクルートホールディングス<東証: 6098、リクルート>が渋谷で展開するオープンイノベーションスペース「TECH LAB PAAK(テック・ラボ・パーク)」は、第4期生の成果発表会「OPEN PAAK DAY#4」を開催。今回、Pedia Newsでは、第4期生の成果発表会の前に開催されたトークセッション「VRが創り出す未来〜私たちの生活はどう変わるのか〜」の一部をご紹介する。

リクルートTECH LAB PAAKのデモデイ「OPEN PAAK DAY#4」開催!「VRが創り出す未来〜私たちの生活はどう変わるのか〜」

株式会社リクルートホールディングス<東証: 6098、リクルート>が渋谷で展開するオープンイノベーションスペース「TECH LAB PAAK(テック・ラボ・パーク)」は、6月28日、第4期生の成果発表会「OPEN PAAK DAY#4」を開催。

今回、Pedia Newsでは、第4期生の成果発表会の前に開催されたトークセッション「VRが創り出す未来〜私たちの生活はどう変わるのか〜」の一部をご紹介する。このトークセッションには、株式会社桜花一門の高橋建滋氏、株式会社パノラプロの代表取締役社長である広田稔氏、株式会社gumiの代表取締役社長である國光宏尚氏(登壇順)が登壇し、Q&A形式で行われた。

### Q. 今のVRの流行をどのようにみていますか?

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まず、「今のVRの流行をどのようにみていますか?」という質問に対して、「Oculus Festival in Japan(Ocufes、オキュフェス)」の主催者でもある株式会社桜花一門の高橋建滋氏(以下、高橋氏)は、Oulus Riftの開発キットDK1が公開された2013年と比べると、非常にVR業界全体が活気付いていることに一定の評価を示した一方で、「VRをブームで終わらせない」ために「VRで本当に良いもの」「VRで生活が便利になるもの」を提供することの重要性を実感していると語った。

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株式会社パノラプロの代表取締役社長である広田稔氏(以下、広田氏)は、今のVRに対する熱気はiPhoneが発売された頃のような初期のスマートフォンと近しい印象を持っていると明かした。広田氏によれば、現在のVR開発者の多くは、初期のスマートフォンで多く見受けられたようにスタートアップをはじめとした少人数規模のディベロッパーが多いという。

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それを受けて、株式会社gumiの代表取締役社長である國光宏尚氏(以下、國光氏)は、初期のスマートフォンゲームと同じように、今、VRでは有料ゲームアプリですでに数千万円〜数億円規模の売上を作っているものがあることを明かした。

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また、國光氏は、VRには2つの要素があると述べた上で、VRの2つの要素とは、

1つがゲーム機『Wii』の次となる「次世代のエンターテイメント機器としてのVR」、もう1つが「スマートフォンの次となるインターネット機器としてのVR」

であると語った。國光氏によれば、前者の「次世代のエンターテイメント機器としてのVR」では、今まで見たこともないような体験をどのように表現していくか、後者の「スマートフォンの次となるインターネット機器としてのVR」ではVRの次の時代をつくるであろうAR、MRへどのように繋げて実現していくかが重要になるという。(参考記事:「サードウェーブはVR/ARでインターネットができるようになる時代」…gumi國光氏が語る「次に取り組むテーマ」 #SVMeetup

### Q. VRで注目している技術やプロダクトはありますか?

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次に、「VRで注目している技術やプロダクトはありますか?」という質問に対して、高橋氏は、

Oculusがスマートフォン用VRヘッドマウントディスプレイ(スマホVR)にてVR内での移動をより自然かつ直感的にするための移動に関する特許技術

に注目していると述べた。この特許技術
では、ユーザーの姿勢や手の傾きをトラッキングして認識することで、ユーザーが移動したい方向にVR内の任意の方向に移動できる。

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また、広田氏は、OculusなどのVRヘッドマウントディスプレイとスマートフォン用VRヘッドマウントディスプレイでは位置情報のトラッキング技術が異なるため、スマホVRのポジショントラッキング技術の進化に注目していると明かした。

一方、國光氏は、2013年にOulus Riftの開発キットDK1が発売されて、その3年後の2016年は「VR元年」と呼ばれるようになったことを強調した上で、

今年2016年は、MicrosoftからHoloLens(ホロレンズ)の開発キットが発売された。3年後の2019年は「AR元年」と呼ばれ、さらにMRの開発キットが発売れ、その3年後の2021年は「MR元年」と呼ばれる素晴らしい時代が続き、よりおもしろい時代になると思う。

と述べ、VR、AR、MRへと時代が進化していく過程で、國光氏は空間認識できる要素技術に注目していると語った。

特に、國光氏は、Googleの開発プロジェクト「Project Tango」と、SnapchatやFacebookが買収したMasqueradeに注目しており、

米国では、SnapchatがAR時代の最有力候補と呼び名が高い

ことも明かした。

### Q. ずばりVR技術で私たちの生活はどう変わりますか?

最後に、「ずばりVR技術で私たちの生活はどう変わりますか?」について、高橋氏、広田氏、國光氏は以下のように語った。

高橋氏:

コンシューマーでは、特にエンターテイメントの分野で新しい体験ができるようになる。B2Bでは、今まではコストが高くてできなかったことができるようになる。

広田氏:

VRは新しいディスプレイ。今まで四角形のディスプレイでは直感的に伝えられなかった空間の高さや広がりなどを、VR技術を使うことで、言語を使わず自分の目ですぐ簡単に把握できる。今後は、VR技術の特性を活かした映像表現が広まると思う。

國光氏:

VRの登場によって大きなプラットフォームチェンジが起きようとしている。VR、AR、MRによって、今後3年単位で大きなイノベーションが起きる。エンターテイメント、ゲームの分野では、VRにフォーカスして、スマートフォンゲームで家庭用ゲーム機とは異なる「タッチパネルを使った気持ち良いインターフェイス」「プレイサイクル」「ソーシャル性」を提供したように、VRならではの体験を提供していくことが必要になる。また、それ以外の分野では、VR、AR、MRの時代へと直接視覚とインターネットがつながる時代に向けて、未来の生活で当たり前になるものをイメージしてVR空間で実験的に試していくことが重要だと思う。

なお、リクルートによれば、今回「OPEN PAAK DAY#4」で第4期生が卒業することで、約100名の起業家及びスタートアップ関係者が新たなステージへと旅立つという。