リオオリンピックにロボット記者「Heliograf」が参戦!AIとチャットボットで最新情報をお届け

ブラジル・リオデジャネイロで、南米初の夏季五輪「リオオリンピック」が開幕した。今回のリオオリンピックで、ワシントンポストは、メダル獲得を含めたオリンピックの重要情報の報道について、人工知能(AI)をつかったロボット記者「Heliograf」を起用することを発表した。

ブラジル・リオデジャネイロで、南米初の夏季五輪「リオオリンピック」が開幕した。会期期間は2016年8月5日〜8月22日まで。

競泳競技の初日では、最初の決勝種目である競泳男子400メートル個人メドレー決勝で、日本の萩野公介氏が金メダル、瀬戸大也氏が銅メダルを獲得し、歓喜の声で湧いた。

リオオリンピックの最新情報を届けてくれるのが世界各国から参加する各紙の報道班だ。そして今回のリオオリンピックに、なんと人工知能とチャットボットの技術を使った「ロボット記者」が参戦する。

ワシントンポストは、8月5日、2016年8月5日〜8月22日まで開催される2016年ブラジル・リオデジャネイロオリンピック(リオオリンピック、夏季五輪)で、メダル獲得を含めたオリンピックの重要情報の報道について、人工知能(AI)をつかったロボット記者「Heliograf」を起用することを発表した。

「Heliograf」は、ワシントンポストのエンジニアチームが開発したボットで、データと自然言語のテンプレートフォーマットを組み合わせることで、自動的にリオオリンピックの最新情報について要約を生成する。

「Heliograf」では、誰もが注目するメダルの獲得、イベントスケジュール、競技結果発表などをまとめる。「Heliograf」がまとめた情報は、ワシントンポストのオリンピック報道 班にも共有される。これにより、ワシントンポストの報道記者は試合結果の情報などを収集するコストを削減でき、考察や解説などに時間をあてられ、効率よく良質な記事をより生産できるようになる。

もちろん「Heliograf」による更新情報は、ワシントンポストのボットツイッター@WPOlympicsbot、フェイスブックのチャットボット、Amazon Echoからも確認できる。

今回の発表について、ワシントンポストのストラテジック・イニシアティブのJeremy Gilber氏は

報道の自動化は、ワシントンポストの報道を変革させる可能性を秘めています。データと機械学習によって生成された報道は、今後、よりパーソナル化されカスタマイズされたニュース体験を生み出し、劇的に報道をリードしていくでしょう。

その点、オリンピックは、この技術の可能性を証明するために、最適な場です。2014年、スポーツ報道チームは何時間もかけて競技結果を手動で集めていました。いま「Heliograf」がその役割を担うことで、リポーターと編集者は、彼ら独自の分析、それぞれのカラーに合わせて、現場からのリアルの声、リアルなインサイトを報道できるようになるでしょう。

と語っている。

今後の「Heliograf」について、ワシントンポストは、AIをベースにデータと自然言語処理を使うことで、機械学習を進め、解析可能な対象を拡大し、報道現場のあり方を変えていきたい考えだ。また、「Heliograf」は、ワシントンポストのプラットフォーム「Arc」上で利用できるAIツールの一部として機能していく予定。

なお、ワシントンポストは、2013年に、アマゾンの創業者でCEOであるジェフ・ベゾス氏に買収されている。