ボクシルを運営するスマートキャンプ、「SaaS業界レポート2016-2017」を公開 みどころは「カオスマップ」

マーケティングパートナープラットフォーム「ボクシル」を運営するスマートキャンプ株式会社は、SaaS(クラウドサービス)業界全体をまとめた「SaaS業界レポート2016-2017」を公開した。

マーケティングパートナープラットフォーム「ボクシル」を運営するスマートキャンプ株式会社は、SaaS(クラウドサービス)業界全体をまとめた「SaaS業界レポート2016-2017」を公開した。

SaaS(Software as a Service)とは、これまでパッケージソフトとして提供されていた機能がクラウドサービスとして提供される形態のこと。この市場では、働き方改革やデジタルマーケティングなどをテーマとして年平均成長率 10%超で急成長しており、2020年までに約3,800億円規模になると見込まれている。

中でも、Horizontal SaaS(業界を問わず特定の部門や機能に特化
した SaaS)を中心に、より付加価値を高めるための動きとして、API連携やIoT連携によるエコシステムの構築、開発・ビジネス両面でのプラットフォーム化、そして人工知能の活用が大きなトレンドとなっている。

また、Vertical SaaS(特定の業界に特化した SaaS)の台頭やUI/UX 最適化の動き、そしてクラウドならではのセキュリティ対策やコストパフォーマンス最適化機能も見逃すことのできないトレンドのひとつである。

今回のレポートでは、急速に進化し続けるSaaS業界の全体像やトレンドを取りまとめており、SaaS のユーザーからベンダー、販売パートナーまで、またSaaS初級者から上級者まで、幅広く楽しめるものになっているという。Pedia Newsでは、本レポート執筆者であるスマートキャンプの阿部慎平氏よりコメントをいただいた。

**SaaS市場は働き方改革やデジタルマーケティングなどをテーマとして年平均成長率10%超で急成長しており、2020年までに約3,800億円規模になると見込まれています。そしてこのSaaSの種類は市場の拡大に伴って増え続けており、まさにカオスといった状況に陥っています。**

**そこでユーザーがSaaSを自社の成長を加速させるツールとして使いこなすためには、またベンダーが優れたツールを開発し、ユーザーに提供していくためにはSaaS業界の全体像やトレンドを正しく理解することがより重要になってきました。**

**例えばSaaS業界においては、特にHorizontal SaaS(業界を問わず特定の部門や機能に特化したSaaS)を中心に、より付加価値を高めるための動きとしてAPI連携やIoT連携による「エコシステムの構築」、開発・ビジネス両面での「プラットフォーム化」、そして「人工知能の活用」が大きなトレンドとなっています。**

**その他、小売や飲食業界向けをはじめとした「Vertical SaaS(特定の業界に特化したSaaS)の台頭」やエンドユーザーにとっての「UI/UXの最適化」、そしてクラウドならではのセキュリティ対策やコストパフォーマンス最適化機能といった「新たな脅威・無駄対策」も見逃すことのできない重要なトレンドになっています。**

**当レポートでは、急速に進化し続けるSaaS業界の全体像やトレンドを取りまとめていますので、SaaSのユーザーからベンダー、販売パートナーまで、またSaaS初級者から上級者まで是非ご覧ください。**

以下では、今回のレポートによるトレンドの一部を紹介する。レポートの詳細については、こちらより確認してもらいたい。

### エコシステムの構築
SaaS業界は単独でソリューションを提供するSaaS 1.0、SaaS 2.0の時代から、他のベンダーを巻き込んでエコシステムを構築することでよりスピーディに、より付加価値を高めていくSaaS 3.0の時代に突入。SaaS 3.0 においては、API連携、2nd Party Dataや3rd Party Dataも含めたデータ連携、データ連携ツール、IoT連携などが重要なテーマ。

### プラットフォーム化
SaaSの価値を高め、そしてその価値を高め続けるためのトレンドとして開発・ビジネスの両面においてプラットフォーム化の動きが活発化。

### Vertical SaaS の台頭
小売や飲食、製造業など、特定の業界に特化したSaaS(Vertical SaaS)が登場。各業界の現場ではスマートフォンやタブレットなどモバイルでの活用が中心となるため、Vertical SaaSではモバイル最適化がより重要視される。

### UI/UXの最適化
クラウドサービスは導入のしやすさから、情報システム部門だけでなくより現場のエンドユーザーから導入が進む傾向がある。そのため、エンドユーザーにとって最適な UI/UX を追求することが普及の絶対条件になっている。

### 人工知能の活用
ディープラーニング技術の進化、またクラウド上へのビッグデータの蓄積という条件が揃ったことでSaaSの人工知能活用が進んでいる。画像や動画、自然言語などのデータの認識・処理、データ入力やデータ分析の自動化、データの分析結果に基づくアクションのレコメンドなどが主な活用方法。

### 新たな脅威・無駄の対策
クラウド化によってユーザー自身が「脅威」への対策を行う必要がなくなり、ベンダーが高度にセキュリティ対策するため全体としてはセキュリティレベルが向上したものの、シャドーIT のような新たなリスクも登場。また、従量課金モデルとなったことで「無駄」が発生するようになり、コストパフォーマンスのモニタリング・最適化ニーズが生まれている。