バリュエーション約5,000億円のユニコーン企業Magic Leap、イスラエルのセキュリティソフトウェアNorthBitを買収

米国・フロリダのMagic Leapは、イスラエルのソフトウェアソリューションプロバイダーNorthBitを買収することで合意した、と報じられた。買収契約の詳細については明らかにされていない。

Magic Leap

4月14日付けのGeektimeなど複数のメディアは、米国・フロリダのMagic LeapがイスラエルのソフトウェアソリューションプロバイダーNorthBitを買収することで合意した、と報じた。買収契約の詳細については明らかにされていない。

NorthBitは、2012年、CEOであるGil Dabah氏とCTOであるAriel Shiftan氏によって設立された会社。

NorthBit

NorthBitでは、Android端末で発生し得るウィルスやハッキングなど様々な脅威を95%以上検知できるセキュリティソフトウェアを開発している。

一方、Magic Leapは、2011年、Rony Abovitz氏、Brian Schowengerdt氏によって設立された会社。AR(拡張現実)とVR(仮想現実)を超えて、MR(Mixed Reality、複合現実)と呼ばれる新しい領域の技術で世界中から注目されている。MRとは、リアルな空間にバーチャルな物体を映し出す技術。

また、今回の買収は、Magic Leapの資本力をいかしたものだという。Magic Leapでは、2014年2月にシリーズAで5,000万ドル(約60億円)、2014年10月にAndreessen Horowitz、Google、Qualcomm Venturesなどから5億4,200万ドル(約600億円)、2016年2月にAlibaba、Google、Qualcomm Ventures、Warner Brothers、Fidelity Management、Morgan Stanley、JPMorgan、 Andreessen Horowitzなどから8億2,700万ドル(約920億円)を調達している。現在、資金調達額は累計14億1,900万ドル(約1,580億円)、バリュエーション(企業評価額)は45億ドル(約5,000億円)。

今回の買収によって、Magic Leapは、MR技術にNorthBitのセキュリティ技術を統合することで、さらに進化したMR技術を開発していきたい考えだ。

なお、Magic Leapは、MR技術の活用分野として、ゲームなどのエンターテイメントだけではなく、コマース、医療、通信など幅広い分野に応用していきたいとしている。