ニューヨークから新ユニコーン企業誕生!不動産スタートアップ「Compass」がシリーズDで約78億円を資金調達…流通額は約7,300億円以上、2016年上半期の売上は約100億円を突破

米国・ニューヨークの不動産スタートアップCompass Inc.が、シリーズDで7,500万ドル(約78億円)の資金調達を実施した、と報じられた。今回の資金調達で、Compassのバリュエーション(企業評価額)は10億ドル(約1,000億円)を突破し、ユニコーン企業の仲間入りを果たした。

8月31日付のBloombergなど複数のメディアは、米国・ニューヨークの不動産スタートアップCompass Inc.が、シリーズDで7,500万ドル(約78億円)の資金調達を実施した、と報じた。今回の資金調達で、資金調達額は累計2億1,000万ドル(約220億円)となった。

今回のラウンドは、 Wellington Management Company LLPがリードで、米国・ニューヨークのThrive Capital、ボストンの406 Ventures、サンフランシスコのFounders Fundが参加した。

Compassは、2012年に、不動産業界の透明性を高めて見える化するために設立された会社。現在、米国全体で24拠点を持っており、さらにサンフランシスコをはじめとした都市にも新たに拠点をかまえる計画。

また、今回の資金調達で、Compassのバリュエーション(企業評価額)は10億ドル(約1,000億円)を突破し、ユニコーン企業の仲間入りを果たした。

Compassのこれまでのバリュエーション遷移を見ると以下のとおり。

* 2014年夏 シリーズB
* 資金調達 4,000万ドル(約42億円)
* バリュエーション 3億6,000万ドル(約370億円)
* 2015年夏 シリーズC 
* 資金調達 6,000万ドル(約62億円)
* バリュエーション 8億ドル(約830億円)

これより、Compassは、順調に事業を伸ばし、市場からも投資家からも評価を上げていることがわかる。

一方で、2011年〜2016年にかけて、バリュエーション10億ドル(約1,000億円)越えのユニコーン企業の誕生数を調べてみると、昨年(2015年)を境に急降下している。

昨年のユニコーン企業の輩出数は25社であるのに対し、今年のユニコーン企業数は、今回のCompassで6社目となった。

市場環境が厳しい中、Compassが今回新たなユニコーン企業として仲間入りしたことを考えると、Compassの真の実力とポテンシャルの高さを伺えよう。

実際に、Compassの売上をみると、今年の売上はすでに1億ドル(約100億円)を超えており、今年末までの売上は前年日3倍増と予測される。

Compassの収益源は、手数料モデル。ユーザーがCompassのサイト上で不動産の売買、賃貸をすることで一定の手数料をもらう。これが収益となる。現在、流通額は約70億ドル(約7,300億円)にも及ぶ。

今回の資金調達によって、Compassは、新たな市場へ参入するとともに、不動産市場の分析技術を向上していきたい考えだ。