ドイツのロケットインターネット、インド初イグジットは家具ECのFabFurnish

インド・ハリヤーナーの小売事業者Future Groupは、ドイツのRocket Internetが支援するインド・グルガーオンの家具ECスタートアップFabFurnishを買収した、と発表した。買収額は、1億5,000万ルピー〜2億ルピー(約2億5,000円〜3億3,000万円)とのこと。今回の買収は、Future Groupにとって初めてのEC企業の買収で、Rocket Internetにとってはインドで初めてのイグジットとなった。

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インド・ハリヤーナーの小売事業者Future Groupは、4月6日、ドイツのRocket Internetが支援するインド・グルガーオンの家具ECスタートアップFabFurnishを買収した、と発表した。買収額は、1億5,000万ルピー〜2億ルピー(約2億5,000円〜3億3,000万円)とのこと。今回の買収は、Future Groupにとって初めてのEC企業の買収で、Rocket Internetにとってはインドで初めてのイグジットとなった。

今回の買収について、Future Groupは、2017年にスウェーデンの大手家具小売企業IKEAがインド市場へ参入することが決まっており、IKEAのインド市場参入前に、インド市場における存在感を拡大するためとしている。

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Future Groupは、2013年、Kishore Biyani氏によって設立された会社。インドの消費者行動を理解して、サプライチェーンの物流、学習・開発、ブランド開発、EC、メディアを軸に、幅広いB2Cサービスを提供する。

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Future Groupは、家具市場にも参入している。同社では、プライベートレーベルの家具ブランドと家庭用品ブランド「HomeTown」をもつ。

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「HomeTown」は、家具やキッチン用品など家庭用品を中心に展開するリアル店舗。現在、店舗数はインド国内で40以上で、事業規模は80億ルピー〜100億ルピー(約131億2,000万円〜164億円)。

一方、FabFurnishは、2011年、Vikram Chopra氏とMehul Agrawal氏によって設立された会社。2015年7月に、社内文化と組織体制を変えるために、共同創業者Chopra氏とAgrawal氏が代表を退いてアドバイザーとなり、シニアディレクターのAshish Garg氏とAnkita Dabas氏が代表をつとめている。

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FabFurnishでは、インド最大の家具と家庭用品のオンラインショッピングサービスを運営している。現在、顧客数は50万以上、取り扱い製品数は6万点以上。

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また、Rocket Internetによれば、今年(2016年)の1月に、インドの投資先企業のいずれかを売却する方針を決めいた、という。今回、その一環として、FabFurnishに白羽の矢が立った。

Rocket Internetは、FabFurnishのイグジットについて、競合のUrban LadderやPepperFryに勝つためで、インドの家具・家庭用品市場で圧倒的な王者になることを目指している、とのこと。その他のイグジット先には、インドのインテリアEC企業BedBathMoreなどからも声がかかっていたという。

今回の買収によって、Future Groupは、FabFurnishを吸収して、シニアエグゼクティブで「HomeTown」の代表であるMahesh Shah氏のチームに受け入れることで、「HomeTown」のオンラインサイトにFabFurnishのプラットフォームを活用する予定だ。

なお、Future Groupは、FabFurnishを吸収することで、EBITDAが4億ルピー〜5億ルピー(約6億6,000万円〜8億2,000万円)になる、という。