ソードアート・オンラインの世界を実現させる「SAO Future Lab」が始動…ASCII STARTUP 北島氏が語る、第三のハードウェアベンチャーの創出

Pedia Newsでは、KADOKAWA アスキー・メディアワークス事業局 ASCII.jp/週刊アスキー編集部「ASCII STARTUP」の北島幹雄氏にインタビューを実施し、「SAO Future Lab」を開始するに至った経緯などを伺った。

VRヘッドセットを装着して、仮想世界へ没入し、異世界を冒険する。さらには、AR技術を活用し、現実世界にデジタル情報を追加し、拡張された新世界を冒険する。10年後には、アニメやゲーム、SF映画の中で描かれていた世界が当たり前となるかもしれない。

昨年末に、ASCII(アスキー)ブランドのベンチャー・スタートアップ専門媒体ASCII STARTUPの「ASCII STARTUP ACCELERATOR」は、2017年2月18日には劇場映画がワールドプレミアとして公開予定でもある大人気作品『ソードアート・オンライン(SAO)』とコラボプロジェクト「SAO Future Lab」を実施すると発表した。

Pedia Newsでは、KADOKAWA アスキー・メディアワークス事業局 ASCII.jp/週刊アスキー編集部「ASCII STARTUP」の北島幹雄氏にインタビューを実施し、「SAO Future Lab」を開始するに至った経緯などを伺った。

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(C)2016 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/SAO MOVIE Project]

近年のスマートフォン、タブレッ トなどのスマートデバイスの急速な普及により、アプリを介して一般消費者が利用できるサービスが著しく伸びている。特に、VR(Virtual Reality、仮想現実)は、高い没入感を実現できることから、エンターテイメント関連を中心に活用が見られる。また、AR (Augmented Reality、拡張現実)も、現実の世界に情報を追加し多様な情報を手軽に伝達でき、モバイルデバイスとの親和性が高いことから注目されている。

VR技術を活用し、VRヘッドセットをつけて仮想世界へ没入し、全身で異世界を冒険する。その新しい世界をみせてくれたのが『ソードアート・オンライン』である。『ソードアート・オンライン』は、第15回電撃小説大賞を受賞した川原礫氏による、次世代VRゲームを舞台とした小説が原作。未来のゲームのあり方を描いた電撃文庫レーベルの大人気作品となっている。また、来月には、AR技術を活用しデジタル情報を拡張された現実世界を冒険する劇場映画がワールドプレミアとして公開予定であるほか、ハリウッドドラマ化も進行中で、全世界で人気を誇る。

今回、世界的にも人気作品である『ソードアート・オンライン』と、IoT、ハードウェアベンチャーと共創企画を進めてきた「ASCII STARTUP ACCELERATOR」のコラボプロジェクトが実現した。

「SAO Future Lab」では、『ソードアート・オンライン』の世界で語られる現在から10年先の2025〜2026年で活躍するプロダクトを、SAOとASCIIとベンチャーが「今手に入れられるカタチ」で一緒に商品化する。

ASCIIでは、「SAO Future Lab」を通じ、記事、イベント、商品販売などでベンチャーを支援していくという。商品販売については、アスキーストアで販売を促すそうだ。北島氏によれば、**「アスキーの読者層は、30代〜50代でデジタル、IT、ガジェットが好きな男性」**で比較的に可処分所得も高い人が多く、新プロダクトに対して情報感度の高いアーリーアダプターが多いという。実際、アスキーストアでは、**「IoT、ハードウェアベンチャーのプロダクトが非常によく売れている」**という。

今回の「SAO Future Lab」について、北島氏は次のように語ってくれた。

**ASCIIの読者動向をみると、IoT、ハードウェアベンチャーのプロダクトで自分の欲しいモノがあればアスキーストアで買ってくれる方が多いです。スタートアップやベンチャーを応援して一緒に盛り上げる「ASCII STARTUP」としては、販売機能の面で確実にベンチャー支援のひとつとして機能するはずという思いがこの企画のきっかけです。現在主催しているIoT、ハードウェア系ベンチャーのビジネスイベント「IoT&H/W BIZ DAY」の第1回を2016年3月、第2回を同年8月に開催し、それがより具体的に見えてきました。KADOKAWA、ASCIIの持つコンテンツやネットワークを活かして、ベンチャーとコラボレーションも含めて何かできるのではないか。そこで生まれたのがアクセラレータプログラム「ASCII STARTUP ACCELERATOR」でした。**

**今回のプロジェクト「SAO Future Lab」は、SAOの原作・アニメ関係者、電撃文庫編集部が快く協力してくれたおかげで実現できました。このプロジェクトのゴールは、お客さんにモノを届けることです。お客さんに、モノに触れていただいて満足度を上げる。企画立ち上げから最後のお客さんへ確実に届けるというところまで、しっかり貢献していきたいですね。ただSAOのラベルを貼るだけではおもしろくないと思っていて、やはりSAOの世界観と合っていることが重要だと思います。ベンチャーにとっては、SAOファンにもASCIIの読者にも自分たちのプロダクトを届けることができるので、お互いWIN-WINの関係が築けると考えています。SAO Future Labを通じて、今まで一般レベルで知られ得なかった企業の知名度が上がると良いなと思っています。**

**僕らは、無条件にベンチャーを応援できる立場にあります。ASCII STARTUP ACCELERATORでは、ベンチャーにとってWINがある形で、ガッツリ支援していきたいです。今回は、SAOとのコラボでしたが、KADOKAWAだけのIPでは有限とも考えているので、どこか他の大手やIPと組んで一緒にやることも考えています。僕らが門構えを作って、いろんなネットワークや人脈を活かして、ベンチャー、スタートアップを盛り上げていきたいです。もちろん、ハードウェア、IoT系ベンチャーの支援はコストも大きいですが、長期的に見れば成功したら大きな市場だと思っています。ASCII STARTUP ACCELERATORが、PC、スマートフォンに次ぐような、第三のハードウェアベンチャーを生み出すきっかけにしたいです。**(KADOKAWA アスキー・メディアワークス事業局 ASCII.jp/週刊アスキー編集部 「ASCII STARTUP」 北島幹雄氏)

10年先のプロダクトを、コンテンツのプロたちと一緒に作る「SAO Future Lab」。興味のあるベンチャーは、ぜひこのプロジェクトに参加してもらいたい。

* 対象
* IoTやハードウェアはもちろん、AI、AR/VR/MR、SAO世界を実現するテクノロジーを持つ新進ベンチャー、スタートアップ。
* 後援を希望する場合はリソース支援や技術協力といった支援内容を記載。
* 企画参加承認
* 編集部/原作/アニメ関係者による審査のうえで決定。
* 原則、アスキーストアでの事前受注による特別商品販売を想定しているが、その枠を超えたコラボレーションも、別途判断可能。
* 応募締切
* 2017年1月31日火曜日

SAO Future Lab 応募フォーム