セキュリティベンチャーTCSI、テクノスとUTECから資金調達

独自の秘密分散技術を持つセキュリティベンチャー株式会社TCSIは、株式会社テクノスジャパンから株式譲渡で1億2,000万円、株式会社東京大学エッジキャピタル(UTEC)から第三者割当増資として約2億円を調達した、と発表した。

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株式会社テクノスジャパンは、[4月12日](http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000011506.html
){: target=”_blank”}、独自の秘密分散技術を持つセキュリティベンチャー株式会社TCSIに対し、株式譲渡で1億2,000万円を出資した、と発表した。

また、今回のラウンドには、株式会社東京大学エッジキャピタル(UTEC)が、TCSIに対して第三者割当増資として約2億円を出資している。

TCSIは、データ保護基盤「PASERI」を運営する。「PASERI」は、データ秘密分散のひとつであるAONT(All or Nothing Transform)手法を利用したソリューション。

「PASERI」では、暗号化方式とは異なり、鍵の保管や更新が不要で、かつ一片が欠けてもデータの復元が不可能であるというAONT方式の特性に加えて、分散ファイルのサイズの可変性など独自性をもつ。

ユーザーが、「PASERI」を利用すると、情報を複数の意味のないデータに変換・分割・分散保管できる。これにより、個別の分散片だけではデータ復元ができず、もし分散片を漏洩しても機密情報・個人情報の扱いにならず、暗号化製品は不要となる。つまり、ユーザーのIT環境の安全性を、利便性を阻害することなく、完全に担保するサービスと言える。

今回の出資によって、テクノスは、TCSIへ役員を派遣し、セキュリティ技術を活用したサービスの企画・開発を支援することで、次世代IoT社会を推進していくための安全なセキュリティ対策について調査を進めていきたい考えだ。

なお、テクノスによれば、特にIoTプラットフォーム基盤を活用するサービスのセキュリティ強化策(PASERI for IoT)の研究開発を支援し、将来テクノスへの顧客展開も含めた対応を進めていく予定。