コンサル業界出身の29歳、プレシード/シード特化ファンド「IF Lifetime Ventures」をスタート レガシーな業界をインターネットで変革する「長く愛され、存在し続ける事業」へ投資

インキュベイトファンドのアソシエイトである木村亮介氏が本日26日、20代最後の日を迎え、今年1月運用スタートの新ファンド「IF Lifetime Ventures投資事業組合(IF Lifetime Ventures)」を、総額1億300万円で組成完了し投資活動を開始する、と発表した。

インキュベイトファンドのアソシエイトである木村亮介氏が本日26日、20代最後の日を迎え、今年1月運用スタートの新ファンド「IF Lifetime Ventures投資事業組合(IF Lifetime Ventures)」を、総額1億300万円で組成完了し投資活動を開始する、と発表した。

もともと木村氏は、プライスウォーターハウスクーパース株式会社にて、公共事業の政策立案、事業形成にかかるアドバイザリー業務を経験後、KPMGヘルスケアジャパン株式会社でヘルスケア領域の新規事業、M&A、事業再生、不動産投資にかかるアドバイザリー業務に従事。そして2015年2月、20代半ばでインキュベイトファンドの門をたたき、アソシエイトとしてベンチャーキャピタル入りを果たした。木村氏によると、インキュベイトファント代表パートナーの赤浦徹氏と共に投資支援を行うことが多く、月面探査レースGoogle Lunar XPrizeに「HAKUTO](https://team-hakuto.jp/){: target=”_blank”}」として参加する月面探査ロボットベンチャーispace](http://ispace-inc.com/){: target=”_blank”}、クラウド請求管理サービス「Misoca」運営のMisoca、バーチャルホームロボット「[Gatebox」運営のウィンクル、グルメコンシェルジュアプリ「ペコッター」運営の[ブライトテーブルなど、約40社の投資支援に携わり、うち4社がイグジットしているという。

インキュベイトファンドといえば、2014年に独立した佐々木浩史氏のVCファンド「Primal Capital」や、2015年に独立した笠井レオ氏のVCファンド「IF Angel」を輩出しており、キャピタリストを目指す若手の育成に力を入れている。

**インキュベイトファンドに参画したのは、2015年1月に産業革新機構から50億円の支援を発表し、最終的に110億円を集めた3号ファンドが組成された直後でした。それまで自分は、公共/インフラ産業やヘルスケア産業といった既存産業のコンサルティングを中心に行っていて、レガシーな業界にいました。その中で、このレガシーな業界において、インターネットで変えられるところがたくさんあると感じ、VC業界に飛び込みました。当時、私がインキュベイトファンドに参画した時は、ちょうどインキュベイトファンドの現行アソシエイト制度ができたタイミングでした。このアソシエイト制度は、最短3年インキュベイトファンドで経験を積んだ後に、キャピタリストとして独立するというものです。この第一号として、この度の独立に至りました。**

木村氏が設立した「IF Lifetime Ventures」の通称は「LtV」。LtVでは、ライフタイムバリューが高く「長く愛され、存在し続ける事業(Lifetime Innovation)」の立ち上げを目指す、プレシード及びシード期のスタートアップを投資対象とする。具体的には、「Digital Health(デジタルテクノロジーを活用した医療・介護・健康関連サービス)」「Industry Cloud(Vertical SaaS、特定業界に特化したSaaS/PaaS等のクラウドサービス)」「Cross-Border Japan(日本を基軸としたインバウンド/アウトバウンド関連サービス)」を、投資テーマとして考えているそうだ。

**ファンド名にもあるように、”長く愛され、存在し続ける事業”に、誰よりも早く投資することにコミットしていきたいと思います。後発の独立系VCとして、他者と差別化できる要因を考えた上でも、私のバックグラウンド的にもレガシーなマーケットをインターネットで変えていくようなスタートアップを支援する方がバリューが出せると思いました。もちろん、レガシーな業界というのは、長年同じ産業構造で動いている部分も多いですが、それは長年必要とされてきた産業だからとも言えると捉えています。ニッチな投資テーマのよう映るかもしれないけれども、だからこそ日本から世界に広めていけることができるテーマだと思います。**

今年1月の運用開始以降、本日時点ですでに3社のスタートアップに投資している。そのうちの1社が、赤ちゃん・子供のプロカメラマンカジュアルフォトサービス「CELEBABY」運営のRETAIL INNOVATIONだ。

[左から、Retail Innovationマーケティングディレクター谷野氏、Retail Innovation代表永田氏、LtV木村亮介氏]

赤ちゃん・子供の写真市場は、緩やかに拡大し続けており、その規模は700億円以上とも言われる。この市場の中で、最大シェアを持つのが「スタジオアリス」だが、昨年末の決算を見ると、売上高387億円、当期純利益30億円と過去最高益を更新している。

CELEBABYは、赤ちゃん・子供に特化したプロカメラマンのC2Cマッチングサービス。自然でおしゃれなプロの写真を、フォトスタジオでも出張撮影でも楽しむことができる。

予約から、事前のお打ち合わせ、写真のデータお渡しまで全部セレベビーサイト内で完結する便利さと、気軽に楽しめる価格帯で、マタニティフォト、誕生日、家族写真、七五三などで利用できる。最短15分、最低料金6480円(税込)から利用でき、全てのプランでデータの授与があるのも嬉しい。

**CELEBABYでは、特に0〜3歳児までの赤ちゃん・子供をターゲットし、子供の一生に一度の成長記録を、何度でも撮影して保存できるように、低コストで実現しています。マッチングサービスなので、固定費を抑えることができ、撮影単価のボリュームゾーンは1万円〜3万円程度と、大手の撮影サービスに比べて非常に安価です。それが奏功し、これまでほぼノンプロモーションでサービスを展開しているにもかかわらず、ユーザーの1/4以上がリピーターです。ニッチにみえる市場ですが、そこで長く愛されるサービスへと成長し、ライフタイムバリューの高いスタートアップへと成長できるように、サポートしていきたいと思います。**