カップル写真撮影の「ラブグラフ」が創業2周年、API開放・新サービス・海外進出を発表…日本から世界の ”幸せな瞬間” をシェアする、グローバルC2Cプラットフォームを目指す

ラブグラフは、創業から2周年を迎え、新たに ”API開放” “新サービス” “海外進出” という3つの施策を発表した。Pedia Newsでは、株式会社ラブグラフ 代表取締役CEOの駒下純兵氏と取締役COOの中井健太氏にインタビューを実施した。

趣味ではじめたカップルのデート写真撮影が、世界中の人たちの ”幸せな瞬間” を繋ぐプラットフォームへと歩みはじめた。

カップル・家族のための出張写真撮影サービス『Lovegraph(ラブグラフ)』を運営する株式会社ラブグラフ。代表取締役CEOの駒下純兵氏は、もともとカメラマン志望であり、練習も兼ねて趣味で友人カップルのデートに同行し、無料で撮影した写真をウェブサイト上に公開していたが、InstagramやTwitterなどSNSで拡散され、撮影数が月間50件を突破した際に一人で対応しきれなくなり、2015年2月に法人化した。今では、撮影数は月間200組以上、累計カップル利用数も2500組を超え、カップル写真撮影サービスとして圧倒的な地位を築いている。

Lovegraphは、カップルのデートや家族のお出かけにカメラマンが同行して、ありのままの幸せな瞬間を撮影してくれるサービス。利用者は、ウェブサイトから依頼を出せば、数日後にはカメラマンが選ばれるので、あとは直接連絡して自分の希望に合わせて撮影してもらうだけ。1回の撮影は約1~2時間ほどであり、約1週間後には10枚分の撮影画像データが届く。主に、10代~20代後半を中心に、6000人以上に利用されている。うち、大学生が全体の47%、新卒1~2年目の若手社会人が全体の22%を占める。

カメラマンは、日本全国各地、北は北海道から南は沖縄まで、200人以上が在籍する。彼らは、いわゆるセミプロであり、自分たちの空き時間で撮影する。

また、Lovegraphは、専用撮影スタジオをもたずに、あくまでもインターネット上で ”撮りたい人” と ”撮られたい人” をマッチングさせるプラットフォームであるため、相場の5分の1まで低価格におさえて、質の高いサービスを提供できる。実際、価格はプロのカメラマンやスタジオ撮影なら相場50000円とも言われるが、ラブグラフなら平日9800円、土日祝日でも14800円とリーズナブルな価格でおさまる。

Lovegraphといえば、淡い光の中でカップルや家族が自然な姿で優しく見つめ微笑み合う、温もりある写真が印象的だ。カメラマンは、写真撮影のスキルやテイストの他に、コミュニケーション力など厳しい審査を通過した人のみを採用しているため、中には、カメラマンとして起用できない人もいる。

そこで誕生したのが、写真を学びたい人のための ”カメラ教室” である。2015年8月より、初級・中級・上級の3つのカリキュラムからレベルに応じて受講できる写真撮影講座を開講している。これまでに、東京、名古屋、大阪、岡山、福岡、沖縄の6都市で開催しており、主に社会人、大学生、専門学生に利用されている。

さらに、Lovegraphでは、撮影写真を利用者の許諾を得てから公式SNSやオウンドメディアに掲載しており、若年層の女性に対して高いリーチを持つ。この特性を生かし、プロモーション事業も行っており、リクルートやフジフィルムなどの企業に利用されている。

**創業期はカップル撮影写真サービスは他にない物珍しいものであり、誰が喜ぶサービスなのかわからないとも言われて、大変な思いもたくさん経験してきたが、二年が経った今はブランド認知が広がり、僕らLovegraphのことを理解してくれる人たちが増えてきた。**(駒下氏)

こうした状況の中、ラブグラフは、創業から2周年を迎え、新たに ”API開放” “新サービス” “海外進出” という3つの施策を発表した。

まず “API解放” は、これまでウェブサイト上でしか申し込みできなかったカメラマンの空き状況を確認して予約できる『Lovegraph API』を開始する。

初期は予約の即時性が求められる旅館・ホテルや着物レンタル企業など ”トラベル” 領域における協業を加速させ、最終的には “トラベル” “ウェディング” “アパレル” “エンターテイメント” の4領域に進出していくという。取締役COOの中井健太氏によれば、**「これまでデイリーユースで利用できるサービスとして提供してきたが、新たにライトイベント(年に数回程度のイベント)のマーケットを開拓する。若年層へのリーチとカメラマンのリーチという強みを生かして、新たな面を取っていきたい。特に、訪日観光客の利用を増やしていきたい。自前だけでは事業成長の加速スピードに限界があるので、日本全国で様々な企業と協業していく。最終的には、提携先を組み合わせてパッケージを販売していきたい。」**という。

二つ目は ”新サービス” として、これまでカップルや家族向けに展開していたサービスを “友達” 同士でも使える『Lovegraph for friends』を3月1日より提供する。

Lovegraph for friendsでは、基本的なサービス内容はLovegraphと同じものである一方、価格は3人までが14800円、1人追加ごとに3000円がかかる。

**もともとブランド認知している方々の利用意向が高かったが、カップルや家族向けのサービスとして提供していたこともあり、利用できていない方々が多かった。ブランド認知が広がり、カメラマンの登録数も増えてきた今だからこそ、友達同士で利用してもらえる形で提供できるようになった。まずは友人同士で写真撮影の良さを体験することで、大切なパートナーとの撮影にLovegraphを利用する人を増やしていきたい。**(中井氏)

三つ目の “海外進出” では、今春、新たに台湾支社を設立する。駒下氏は、台湾進出について、**「訪日外国人の中でも韓国、中国につぐ規模であること。また、台湾は、自撮り文化が定着しており、写真撮影に抵抗がない上に、写真の美的感覚が比較的に日本とも近しい。さらに、一眼レフカメラを所有する人も多く、写真を上手に撮れることに対する評価が高い」**ことが決め手になったと説明してくれた。

これにより、Lovegraphでは、Lovegraph TAIWANを皮切りに、インバウンド・アウトバウンドの両側面から ”ヒト” “モノ” “カネ” “情報” の動きを抑えるグローバルC2Cプラットフォームヘ成長していきたい考えだ。なお、Lovegraph TAIWANの代表には中井氏が就任する予定。

個人の趣味からはじまったLovegraphは、自撮り文化の影響やInstagramの利用者増加など市場の変化が追い風となって、日本全国の写真を”撮りたい”人と”撮られたい”人を繋ぐC2Cプラットフォームへ成長してきた。

今後は、消費者の価値観や生活スタイルが多様化し、モノ消費からコト消費へと体験に対価を払う文化が定着しつつある中で、世界中で写真を”撮りたい”人と”撮られたい”人を繋ぎ、人生におけるあらゆる ”幸せな瞬間” を分かち合うプラットフォームへとさらなる進化を遂げることだろう。