インド工科大学卒業生らのベンチャーキャピタルIvyCap Ventures、第2号ファンド一次募集終了…ファンド規模は総額約200億円を目指す

インドのベンチャーキャピタル(VC)であるIvyCap Ventures Advisors Private Limitedは、総額24億4,500万ルピー(約40億円)の第1号ファンドの組み入れが終わり、第2号ファンドの一次募集を完了した、と発表した。第2号ファンドのファンド規模は総額120億ルピー(約200億円)を目指す。

IvyCap Ventures
インドのベンチャーキャピタル(VC)であるIvyCap Ventures Advisors Private Limitedは、4月11日、総額24億4,500万ルピー(約40億円)の第1号ファンドの組み入れが終わり、第2号ファンドの一次募集を完了した、と発表した。第2号ファンドのファンド規模は総額120億ルピー(約200億円)を目指しており、今回の一次募集では60億ルピー(約100億円)を集めた。

今回の第2号ファンドでは、12億ルピー(約20億円)がインド工科大学(IIT)の卒業生であるIIT Alumni Trustによるもので、その他に第1号ファンドの機関投資家が参加した。IIT Alumni Trustは、Cyber Mediaの会長兼マネージングディレクターであるPradeep Gupta氏、IIT Bombayで化学分野の教授であるA. Q. Contractor氏、IIT DelhiのAshok Gupta氏、IIT KharagpurのDhrubes Biswas氏、PANIIT
AlumniのCOOであるSatish Kini氏、IIT KanpurのManindra Agrawal氏らのことで、IvyCap Venturesのアドバイザリーでもある。

IvyCap Venturesは2011年に設立されたベンチャーキャピタル。IITやインド工科大学マドラス校(IITM)のようなインドの一流大学出身である起業家や教授・専門家などによって、過去の経験と事例をもとにアーリーステージとグロースステージのスタートアップに戦略的に投資を行う。

IvyCap Venturesの投資領域は、ヘルスケア、教育、食品・飲料、テクノロジー、Eコマース・Mコマースが中心。1件あたりの投資額は約2億5,000ルピー〜3億ルピー(約4億円〜5億円)で、シェアは25%〜30%をもつ。

IvyCap Venturesがスタートアップに投資をすると、それぞれの事業領域に精通した担当者が社外取締役に就任し、経営面や事業面などで支援する。

さらに、IvyCap Venturesでは、インドの教育機関と密接に連携しながらインドのスタートアップエコシステムの構築を目指している。その一環として、IvyCap Venturesではスタートアッププラットフォーム「IvyCap Startup Platform」を運営している。「IvyCap Startup Platform」では、厳選した信頼できる機関の基金へファンドの利益のうち5%を寄付している。

また、IvyCap Venturesの第1号ファンドでは、インド・ムンバイのAgTechスタートアップReuters Market Light、インド・バンガロールのソフトウェア企業Fieldez、インド・ノイダのEC事業者向けのマネージメントソフトウェア企業Vinculum Groupなど、インドのスタートアップ10社に投資を実行済みだ。

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今回の第2号ファンドについて、IvyCap Venturesは、運用額の約90%をシリーズAとシリーズBの投資にあて、残りを「IvyCap Startup Platform」にあて、IRRで25%を目指すとしている。