インドのユニコーン企業Flipkart、 モバイル決済企業PhonePeを買収…元Flipkartが創業3カ月で2回目のイグジット

インド大手EC企業で企業評価額155億ドル(約1兆7,305億円)のユニコーン企業Flipkartは、Flipkartの従業員が創業したインド・バンガロールのモバイル決済企業PhonePeを買収した、と発表した。今回の買収は、創業からわずか3カ月後のイグジットで、Flipkartへ2回目のイグジットとなる。

Flipkart

インド大手EC企業で企業評価額155億ドル(約1兆7,305億円)のユニコーン企業Flipkartは、4月1日、Flipkartの従業員が創業したインド・バンガロールのモバイル決済企業PhonePeを買収した、と発表した。買収契約の詳細については明らかにされていない。

PhonePeは、2015年12月、Sameer Nigam氏とRahul Chari氏のシリアルアントレプレナーによって共同創業された会社。

PhonePe

Sameer氏とRahul氏は、2009年に、デジタルメディアディストリビューション企業MIME360を共同創業している。2011年、MIME360がFlipkartに買収され、イグジットを果たす。MIME360は、Flipkartへイグジットしてから2013年までFlyteFlipkartのデジタル音楽ディストリビューションプラットフォーム「Flyte」として運営されていた。

mine360

その後、Sameer氏とRahul氏は、2015年11月までFlipkartのメンバーとして働き、2回目の共同創業となるPhonePeを設立した。つまり、両氏は、2回目の共同創業で、創業からわずか3カ月後に、Flipkartへ2回目のイグジットを成し遂げた。

PhonePeは、現在、携帯電話の番号だけで支払いができるモバイル決済サービスを開発している。UPI(Unified Payments Interface)を採用し、新しい支払い・送金システムを構築している。現在、従業員数は15名。

PhonePe1

また、Flipkartによれば、今回の買収は、インドの決済企業で競合であるSnapdealとPayTMに対抗するため、としている。

今回の買収について、FlipkartのCEOであるBinny Bansal氏は、

決済は、インドのオンラインショッピング市場の中で、最難関ハードルをもつ分野の1つです。UPIは、インドにおけるあらゆる決済エコシステムの中で、既存産業をくつがえす可能性をもっています。今回の買収で、PhonePeは、Flipkartの第一線で、最先端の決済イノベーションを構築するために、飛躍することでしょう。今回、Flipkartで活躍してきたベテランのSameer氏とRahul氏を再びFlipkartに迎え入れられることを心から喜んでいます。

と述べ、PhonePeの活躍を期待していると語った。

今回の買収によって、Flipkartは、PhonePeと連携することで、インドのモバイル決済分野で圧倒的な存在感を示したい考えだ。なお、PhonePeは、Flipkartの中で独立した事業部門として経営される。