インドで今アツい!チャットボット界の新星「Niki」…CAVの島村氏が語る、インドスタートアップの今

今回、Pedia Newsでは、インドを拠点に活動する、株式会社サイバーエージェント・ベンチャーズのインベストメント ・リサーチャーである島村知寛氏に取材協力をいただき、以前Pedia Newsでも紹介したインドのAIチャットボットNikiについて教えていただいた。

「今まさに黎明期」とも言われるチャットボット。チャットボットの開発環境がそろう中で、ベンチャー企業などが積極的にチャットボットの開発に取り組みはじめている。(参考記事:ユーザーローカル、「人工知能チャットボットハッカソン」を開催…チャットボット黎明期に10チーム・約50人が参加!最優秀賞はラップバトルチャットボット『BattleMCBot』

それは、もちろん、日本だけではない。シリコンバレーに匹敵するスタートアップの生誕地として最も注目されているインドにおいても、チャットボットはトレンドだ。

その中でも注目スタートアップのひとつがタタグループの会長Ratan Tata氏から資金調達を実施した、インドの人工知能(AI)チャットボットスタートアップNikiだ。

Nikiは、タクシーの予約、プリベイドカード、事前決済、飲食店の食べ物の注文などに対して、自然言語処理と人工知能、機械学習を使って、チャットインターフェイスを介して顧客と対話できるチャットツールを提供する。さらに、Nikiでは、今後、バス予約メニューの対応、さらにチャット機能を強化して24時間365日利用可能なチャット機能を実装することも予定している。(参考記事:インドのAIチャットボットNiki、タタグループの会長から資金調達…Snapdeal、Paytm、Olaに次ぐ新たなインドスタートアップ誕生となるか

今回、Pedia Newsでは、インドを拠点に活動する、株式会社サイバーエージェント・ベンチャーズのインベストメント ・リサーチャーである島村知寛氏に取材協力をいただき、以前Pedia Newsでも紹介したインドのAIチャットボットNikiについて教えていただいた。

**ー Nikiとタタグループの会長Ratan Tata氏との出会いのキッカケは?**

**島村知寛氏(以下、島村氏)**:そもそもタタグループは時価総額で約1160億ドル (2016年3月時点)を誇るインドで最も影響力のある企業の1つです。これは、ボンベイ証券取引所の総流通額の約7.8%にあたります。このことからもグループ会社の会長であるRatan Tata氏とコネクションを持つだけでも難しいことが分かるのではないでしょうか。Nikiの創業者であるSachin Jaiswal氏、Keshav Prawasi氏、Nitin Babel氏、Shishir Modi氏の4人ともがインド工科大学カラグプル校(IIT-KGP)出身者です。IITの卒業生ネットワークはとても強く、そこから既存のエンジェル投資家とつながり、さらにRatan Tata氏まで繋がったそうです。

**ー Nikiはタタグループの会長Ratan Tata氏からどのような投資支援を受けていますか?**

島村氏:ネットワークのサポートを受けているそうです。Ola Cabの共同創業者であるSundeep Sahni氏や、カルフォルニア大学の教授が現在アドバイザーとして参画しております。また、業務提携などの話もインバウンドで多く来るようになったそうです。インドでは、米国・シリコンバレーのように、卒業大学のネットワークが強く、所属するコミュニティが持つブランドなどに関して意識しているスタートアップが多いです。

**ー Nikiは24時間365日利用可能なチャット機能をどのように実装する予定と考えられますか?**

**島村氏**:明確な返答はいただけませんでしたが、エンジニアの質には非常にこだわっていました。創業者メンバー全員が理系でナノテクノロジーを研究していることに加えて、そのうち二人がウェブ開発やディープラーニングを専攻しており、実務経験があります。また、先ほどお伝えしたネットワークを使って、インド国内だけではなく米国などで働いてるエンジニアも積極的に採用しているようです。いわゆるリクルーティングサイトには募集を出していないそうです。

**ー ありがとうございました。**

株式会社サイバーエージェント・ベンチャーズ