アマゾン「Alexa Fund」、Nestの競合「ecobee」に過去最高額を出資

「Amazon Alexa Fund」は、過去最高額をスマートサーモスタット「ecobee」に投資した。ecobeeは、シリーズCでAmazon Alexa Fundから3,500万ドル(約35億円)の資金調達を実施した、と発表した。

アマゾンは、2015年、企業規模に関わらず、バーチャルアシスタント『Alexa』の音声認識昨日を利用する開発者やガジェットメーカーを対象に最大1億ドル(約100億円)を投資する「Amazon Alexa Fund」を設立。

その「Amazon Alexa Fund」は、過去最高額をスマートサーモスタット「ecobee」に投資した。

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ecobeeは、8月18日、シリーズCでAmazon Alexa Fundから3,500万ドル(約35億円)の資金調達を実施した、と発表した。

今回のラウンドには、ThomvestとRelay Venturesも参加している。

ecobeeは、2007年に設立された会社。成長率は前年比100%以上。ecobeeの急成長は、同社の専門性の高い技術力とホーム業界との連携が支えている。

実際、調査会社Navigantが発表した「スマートサーモスタット年間ランキング」では、Alphabet(グーグル)のNestを抜いて1位。また、NPD Groupの調査によれば、「スマートサーモスタット市場」でもNestを超えて全体の24%を占め、首位。

ecobeeでは、数か月前に「ecobee3」をリリース。「ecobee3」は、リモートセンサーが付いたWi-Fiサーモスタット。「Alexa Smart Home Skill API」を使っており、サーモスタットの中では初めて『Amazon Echo』と連携している。

これにより、ユーザーは、リモコン操作をすることなく、音声だけで室内の温度管理ができる。「Amazon Alexa」搭載のデバイスにも対応している。

また、「ecobee3」は、温度の制御だけでなく、室内に人がいるかどうかなどを感知するセンサー技術を持ち、複数の部屋の温度を効率よく管理できる。そのため、「ecobee3」を使えば、23%エネルギーの無駄使いを減らせる。

今回の資金調達について、Amazon AlexaのヴァイスプレジデントSteve Rabuchin氏は、

今回の資金調達は、私たちが「Alexa Fund」から単体で出資する投資額としては過去最大となりました。私たちは、ecobeeとともに私たちのネットワークをいかし関係性を構築します。ecobeeは、「Alexa Smart Home Skill API」の構築において、重要な役割を担います。

私たちは、ecobeeの革新的なホームテクノロジーと、彼らが家主の日常生活を改善するための能力があることに感銘を受けてきました。私たちは、これから成長する企業である彼らに明るい未来を抱いています。それは、『Amazon Alexa』の顧客向けに新しい音声体験することにつながるでしょう。

と述べている。

今回の資金調達によって、ecobeeは、オペレーションを強化し、さらなる成長を目指すとともに、既存顧客向けにはプロダクト開発を強化していきたい考えだ。