アイルランドのP2P海外送金CurrencyFair、シリーズBで約10億円を資金調達

アイルランド・ダブリン州ボールズブリッジのP2P海外送金マーケットプレイス企業CurrencyFairは、Octopus VenturesなどからシリーズBで800万ユーロ(約10億2,092万円)の資金調達を実施した、と発表した。今回の資金調達で、資金調達額は2,000万ユーロ(約25億5,368万円)以上となった。

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アイルランド・ダブリン州ボールズブリッジのP2P海外送金マーケットプレイス企業CurrencyFairは、3月23日、シリーズBで800万ユーロ(約10億2,092万円)の資金調達を実施した、と公式Twitterで発表した。今回の資金調達で、資金調達額は2,000万ユーロ(約25億5,368万円)以上となった。

今回のラウンドは、Octopus Venturesがリードで、Proxy Venturesなど既存投資家が参加した。

CurrencyFairは、2010年、Brett Meyers氏、Sean Barrett氏、Jonathan Potter氏によって設立された会社。ユーザー同士が為替レートを交渉できるP2Pの海外送金マーケットプレイスを運営している。

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ユーザーは、CurrencyFairを利用すると、通常の海外送金よりも手数料を最大で90%削減しながら、安心・安全で流動性・効率性が高い海外送金をできるようになる。同社の競合には、エストニア出身でSkypeやPayPalの立ち上げに携わったKristo Kaarmann氏とTaavet Hinrikus氏が共同創業したTransferwiseがある。

CurrencyFairは、2014年1月、フランスのラグビー選手セバスチャン・シャバル氏を起用したテレビCMを放映し、大々的なプロモーションを実施している。

また、CurrencyFairは、同日、欧州最大のオンラインギャンブル運営会社Unibet GroupでCMOを務めたNils Andén氏をマーケティング部門の責任者として起用し、マーケティング戦略を強化していくことを発表した。

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Andén氏は、前職のUnibet Groupでは、年間予算1億ポンド(約161億円)以上のマーケティング部門で責任者として戦略を立案し、全世界20地域以上で150人の部下をもっていた。同氏のマーケティングチームは、Unibet Groupの中でも非常に重要な組織で、マーケティング、広告・プロモーションを行っていた。これにより、Unibet Groupのバリュエーション(企業評価額)は、2010年の3億ポンド(約483億円)から2015年には20億ポンド(約3,222億円)へと成長した。

さらに、CurrencyFairは、同日、10月までにアイルランド・ダブリン州ボールズブリッジの本拠地で新たなに50職種の採用を行うことも明らかにした。

今回の資金調達について、CurrencyFairは、マーケティング費用にあて、FinTechのP2P市場で存在感を強めていきたい考えだ。