【#ivs10 若手起業家特集】売り手と買い手の比率が「マッチング精度」につながる OB訪問マッチングサービス「Matcher」が「合同説明会」そして「新卒・中途採用市場」を変える

IVSのスタートアップピッチバトル「LaunchPad」のファイナルにも出場した、社員を人材紹介エージェントに変える、OB訪問マッチングサービス「Matcher」。何より注目すべきなのが、今年1月より新たに提供を開始された「スカウト機能」である。

本稿では、6月5日から6月7日まで神戸で開催される招待制イベント「Infinity Ventures Summit(インフィニティ・ベンチャーズ・サミット、IVS)」に参加する、若手起業家のインタビュー記事をお送りする。

IVSのスタートアップピッチバトル「LaunchPad」のファイナルにも出場した、社員を人材紹介エージェントに変える、OB訪問マッチングサービス「Matcher」。

* 参考記事:IVS、スタートアップピッチバトル「LaunchPad」を開催!ファイナル登壇スタートアップ全14社の中から優勝は、ひきこもりを加速するVRイベントアプリ「cluster.」 #ivs10

Matcherは、2015年11月に設立された会社。Matcherの創業者である、西川晃平氏は、新卒でアドウェイズに入社した、いわゆる”アドウェイズマフィア”だ。

2016年2月より、OB訪問ソーシャルマッチングサービス『Matcher』を提供開始。Matcherでは、「就活相談にのるので、◯◯してくれませんか?」という合言葉のもと、就活相談をしたい学生とお願いをしたい社会人が、大学・学年に関係なく会うことができる。

何より注目すべきなのが、今年1月より新たに提供を開始された「スカウト機能」である。スカウト機能では、Matcherのコンセプトをそのままに、「◯◯するので、オフィスに遊びに来ませんか?」という合言葉のもと、Matcherに登録している学生のデータベースから、企業が一緒に働きたいと思う学生を、直接スカウティングできる。

スカウト機能の利用料金は、法人からのスカウトメッセージを学生側が承認した時を1マッチングとして、年間30マッチングで30万円から導入できる。なお、その他の料金体系についてはMatcher 法人向けページより問い合わせてもらいたい。

[IVS LaunchPad、Matcherの登壇資料より]

現在、リリースから15ヶ月で、広告費を一切かけていないにも関わらず学生ユーザー数1万を突破。さらに社会人ユーザー数は、2000社4000人を超えており、マッチング数は3万4000件を突破している。

* 参考記事:「C2CからB2Bへも展開!OB訪問マッチングサービス『Matcher』がコロプラネクストより資金調達 法人向けスカウト機能を開始…西川社長が語る、今後の展望

Pedia Newsでは、今年1月に取材させていただいているが、それから約半年の間、Matcherではどのような戦略をとって事業を伸ばしていたのだろうか。西川氏は、今後の展望とともに次のように語ってくれた。

**この半年間は、スカウト機能に力を入れてきました。MatcherのOB訪問については無料で利用していただけますが、法人向けに提供しているスカウト機能は有料で提供しています。もちろん、OB訪問を利用していて、そこからスカウト機能を導入してくれる企業さんも多いですが、大半は地道にテレアポを繰り返して導入していただいております。僕らは今3人のチームなのですが、ひたすら電話をかけ続けていましたね(笑)**

**新卒採用というと、合同説明会を利用する会社さんが多いですよね。合同説明会の問題は、平均相場が一人当たり5000円で数十人にリーチできますが、学生が必ずしもその会社に興味を持ってくれているとも限らないし、その学生が自分たちが求めるスキルを持っているとも限らないんですよね。しかしMatcherなら、ユーザーの情報からフィルタリングできるので、自分たちが求める条件を満たしている人の中から、採用したいと思う人にダイレクトでコンタクトが取れて、学生側も興味があればリクエストを承認してくれます。相思相愛、本当の意味でのマッチングサービスを実現できるんです。**

**これまでMatcherのサービスを提供していく中で、ある程度データが溜まってきて、プラットフォームとして売り手と買い手のユーザー比率によってマッチングの精度が変わってくることがわかってきました。今後は、より高い確率でマッチングを実現できるように、ユーザー比率のバランスを考えながらサービスを拡大し、合同説明会市場、新卒採用市場、そして中途採用市場を変えていきたいと思います。**