【#ivs10 若手起業家特集】「観戦」の可視化、スポーツエンターテイメントアプリ「Player!」がスマホ時代の「スポーツビジネス」の創造に挑む

IVSのスタートアップピッチバトル「LaunchPad」のファイナルにも出場した、スポーツエンターテイメントアプリ「Player!」を運営するookami。「スポーツで世の中を良くしたい」との思いからookamiを創業した、代表の尾形太陽氏は「スポーツ業界におけるビジネスの成功」を目指す。

本稿では、6月5日から6月7日まで神戸で開催される招待制イベント「Infinity Ventures Summit(インフィニティ・ベンチャーズ・サミット、IVS)」に参加する、若手起業家のインタビュー記事をお送りする。

IVSのスタートアップピッチバトル「LaunchPad」のファイナルにも出場した、スポーツエンターテイメントアプリ「Player!」を運営するookami

* 参考記事:IVS、スタートアップピッチバトル「LaunchPad」を開催!ファイナル登壇スタートアップ全14社の中から優勝は、ひきこもりを加速するVRイベントアプリ「cluster.」 #ivs10

「スポーツで世の中を良くしたい」との思いからookamiを創業した、代表の尾形太陽氏は「スポーツ業界におけるビジネスの成功」を目指す。

もともと大学までサッカーに打ち込んでいたが、20歳の時を境にサッカーから離れ、アメリカへの留学やスタートアップ企業へのインターンシップなどを通じ、起業家を志すようになった。

大学卒業後は、尊敬する起業家・孫正義氏が率いるソフトバンクに入社し、自ら「スポーツビジネス」を立ち上げるために起業家への道を歩み出した。

2014年4月、ookamiを創業。同年9月にはスポーツエンターテイメントアプリ「Player!」のベータ版を公開した。

Player!は、スマホ時代の新しいスポーツアプリ。スマートフォンに特化することで、テレビがなくても電車の中でも、これからはスポーツをいつでもどこでも、ライブの熱狂をその瞬間で楽しめる。また、スポーツニュースをまとめ読みできるので、一つ一つの競技毎に情報を調べなくても、自分が欲しいニュースを閲覧できる。

そして今年3月には、IMJ Investment Partners、グリーベンチャーズが運営するファンド、朝日新聞社、個人投資家を引受先として、シリーズAの資金調達を発表するとともに、Jリーグの開幕、Bリーグの好調に合わせてPlayer!を大幅にアップデートすることを発表した。

**コンテンツの量が増えたんです。リリース当初は月数十のコンテンツでしたが、それが月間500以上を超えました。すると、これまでと同じ見せ方では、コンテンツをユーザーにしっかり届けることが難しくなってきて、改めてユーザー体験を見直してアップデートすることになりました。**

**特に最近は、マイナースポーツでの利用が増えてきているんですよね。というのも、テレビや新聞のマスメディアは、サッカーや野球、バスケなど人気のあるスポーツの情報を伝えてくれますが、いわゆるマイナースポーツに関しては試合の情報を発信してくれていないんです。一方で、マイナースポーツのファンは、メジャースポーツに比べると、より熱狂的で情熱的でリピート率も高い人たちなんですよね。彼らは情報にアクセスしたくても、アクセスできなくて困っているんです。だからこそ、そこでPlayer!の出番です。メジャースポーツから、テレビが追えないマイナースポーツの情報まで、幅広いジャンルで、プロとアマチュアの両方の情報を伝えていくことで、スポーツビジネスの中で頭角を表していきたいと考えています。**

**また僕らの特徴としては、スマホに特化することで、ユーザー層が35歳以下が70%以上、女性が30%を占めているということです。通常スポーツメディアというと、年齢層が高くて男性が90%を占めるのですが、リリース当初より、スマホに特化したサービス設計を進めたり、高校選抜の試合結果だったり、これまでのスポーツビジネスとは異なる「逆張り」を進めてきたことで、若者にリーチし続けています。たとえば、Player!にはライブチャット機能がありますが、この機能は高校生の間でかなり利用されているんです。高校生の場合は、その情報をツイッターにも拡散していくれるので、ユーザーの拡大にも繋がっています。**

**今後は、「観戦の可視化」をすることで、リアルタイムで「熱量が高まっている状態」「盛り上がっている状況」を伝えていきたいと思います。ゆくゆくは、それが自動化できるようになると、視聴率とは異なる「新しい指標」が生まれるようになると思います。加えて、アプリだけでなく、デジタルサイネージにも力を入れていきたいと思います。スポーツというコンテンツの価値が高いことを示すことで、新しいスポーツビジネスを作っていきたいと思います。**