【17年3Q決算】Gunosy、6四半期連続増収増益 売上高19.8億円 営業利益4.6億円…「釣り記事(クリックベイト)」対策に向けた予測アルゴリズムの研究を開始

Gunosy社は、2017年5月期第3四半期の決算を発表し、売上高19億8000万円、営業利益4億6000万円で着地し、6四半期連続の増収増益となった。

Gunosy社は、本日(4月14日)、2017年5月期第3四半期の決算を発表し、売上高19億8000万円、営業利益4億6000万円で着地し、6四半期連続の増収増益となった。なお、第1四半期、第2四半期の決算は以下を参考にしてもらいたい。

* 参考記事
* 【17年2Q決算】Gunosy、5四半期連続増収増益 通期業績は大幅に上方修正…累計ダウンロード数1800万突破 「ニュースパス」の収益化が寄与
* 【17年1Q決算】Gunosy、新規事業・海外展開を積極化…「グノシー」「ニュースパス」「アドネットワーク」好調、「Linomy」4.7億円で買収

まず収益面では、アクティブユーザー数の順調な積み上がりに加え「ニュースパス」の収益化が寄与した。

Gunosy Ads(グノシーとニュースパスの合計)売上高はマンガ事業撤退によりマンガユーザー離脱も「ニュースパス」のアクティブユーザー数が順調に積み上がり、前四半期⽐微増の13億円となった。

一方、費用面は、直近の売上高の状況や費⽤対効果等を勘案して、広告宣伝費の追加投下は実施せず、前四半期比21%減の3億9000万円の投下とほぼ計画通りだった。なお、その他費用が増加しているが、これはGunosy Ads売上⾼に係るKDDI社へのレベニューシェア費⽤増加によるものという。

ここからは主要KPIを見よう。国内累計ダウンロード数は、「グノシー」が96万DL増加と1DL当たり獲得費⽤(CPA)が若干上昇したが、「ニュースパス」のDL増加のペースが加速し106万DLの増加し、2043万DLで着地した。

ユーザー属性を見ると、「グノシー」と「ニュースパス」のユーザー重複率は5%未満であり、「グノシー」は30代までの若年層、「ニュースパス」は40〜50代が中心だ。

これまで「ニュースパス」は、テレビCMの全国展開やローソンとのタイアップなどを実施しており、リリース9ヶ月で累計252万DLを突破している。今後は、auIDとの連携により、キャンペーンやコンテンツ配信の最適化等を実施する計画。

次に、広告主の稼働状況は、広告掲載基準厳格化により微増の1396社にとどまった。また、アドネットワーク稼働提携メディアの状況は、中小メディアを中心に稼働メディアが減少した。

続いて、研究開発の進捗状況を見よう。同社では、将来の新たな収益の柱を構築すべく、「グノシー」で培ったアルゴリズムやデータを活⽤できる領域でのプロダクトの研究開発を実施している。

現在、スマホ購買アプリを横断で最安値の商品を簡単に検索できるアプリ「Bazzary」や、ユーザーが興味を持つ動画を配信するキュレーションアプリ「ビデレー」を運営しており、マイルストーンとして設定したKPIを順調にクリアしているそうだ。

さらに、メディアハックへの対策をプラットフォームの社会的責任と捉え、「釣り記事(クリックベイト)」の予測アルゴリズムの研究を開始。開発の方向性は、釣り記事(クリックベイト)を表⽰させないアルゴリズムの研究と、ユーザーの⾏動分析によるコンテンツの適切な品質評価の研究であるという。

最後に、通期業績予想を見よう。2017年5月期通期業績予想は、売上高77億4200万円、営業利益14億2200万円と据え置きだが、売上⾼、利益ともに計画通り推移しているとのこと。