【17年2Q決算】ジャフコ、25社に102億円を投資…営業利益67.2%減の49億円、IPO2社

今回、Pedia Newsでは、10月21日に公開された決算短信と決算説明会資料をベースに、ジャフコの2017年3月期の第2四半期累計(2016年4月1日から2016年9月30日まで)の決算を紹介する。

2017年3月期の企業の第2四半期(2016年7月〜9月期)の決算発表が本格化している。

* 参考記事:**決算シーズン到来!注目IT関連株の決算スケジュールまとめ(2016年10月末)**

その中でも、注目企業の一つであるのがジャフコ

今回、Pedia Newsでは、10月21日に公開された決算短信と決算説明会資料をベースに、ジャフコの2017年3月期の第2四半期累計(2016年4月1日から2016年9月30日まで)の決算を紹介する。

まず投資状況は、投資実行額102億800万円、投資社数25社となった。

国別の内訳は、日本国内で16社に83億2,300万円、米国で5社に12億5,200万円、アジアで4社に6億3,200万円を投資した。

中でも、日本国内の新規投資・追加投資は、金額・社数ともにITサービスが大半を占めた。

国内の新規投資は、すべてITサービスとなった。具体的には、FinTech、RealEstateTech、MedTechなどに投資された。ステージは、アーリーステージが63%で過半数を占めた。

これより、厳選集中投資を進めたことで、収益の変動がより鮮明に出た。

第2四半期の連結決算は、売上高118億5,700万円(前年同期比51.8%減)、営業利益49億1,200万円(同67.2%減)、経常利益52億7,300万円(同65.0%減)、最終利益50億1,500万円(同56.8%減)となった。

これは、第2四半期も大型IPOがなかったことが要因のひとつだという。

IPOの状況を見ると、国内1社、海外1社だった。それぞれIPO実績値を見ると、投資額は国内10億300万円、海外2億2,400万円、初値評価額は国内18億9,000万円、海外2億9,600万円となり、投資倍率は国内1.9倍、海外1.3倍という結果だった。

そのため、未上場売却によるキャピタルゲインが収益の中心だった。

営業投資有価証券売上高は94億6,700万円で、これに伴うキャピタルゲインは34億7,900万円となった。

内訳は上場株式売却益13億8,000万円、未上場株式売却益37億2,900万円、未上場株式売却損16億3,000万円。

上場営業投資有価証券の評価損益(取得原価と時価の差額)は54億4,300万円で、評価益が59億円、評価損が4億5,700万円だった。

ファンド管理収入は23億8,000万円。内訳は管理報酬が14億4,900万円、成功報酬が9億3,100万円。

一方、投資損失引当金繰入額は6億8,700万円で、個別引当による繰入額6億900万円、一括引当による繰入額が7,800万円。個別引当は、引当対象投資先の売却や強制評価損等で26億9,500万円を取り崩した。結果、投資損失引当金繰入戻入額は20億700万円となった。

これにより、投資損失引当金残高は131億3,500万円、未上場営業投資有価証券残高に対する引当率は27.4%だった。

最後に運用資産を見よう。運用資産は1,101億円。ポートフォリオは、日本が全体の55%、米国が25%、アジアが20%を占める。

業種別にポートフォリオを見ると、ITサービスが全体の42%で最大。次いで、ソフトウェアが16%、エレクトロニクスが14%となった。

なお、主なファンドの運用状況は以下のとおり。