【16年3Q決算】enish今期、営業利益が赤字幅縮小…4Qは、四半期営業黒字化を目指す

今回、Pedia Newsでは、10月27日に公開された決算短信、決算説明会資料をベースに、enishの2016年12月期第3四半期(2016年7月〜9月)の決算を紹介する。

2017年3月期の企業の第2四半期(2016年7月〜9月期)の決算発表が本格化している。

* 参考記事:**決算シーズン到来!注目IT関連株の決算スケジュールまとめ(2016年10月末)**

その中でも注目企業のひとつがenish(エニッシュ)だ。

今回、Pedia Newsでは、10月27日に公開された決算短信決算説明会資料をベースに、enishの2016年12月期第3四半期(2016年7月〜9月)の決算を紹介する。

### 3Qは、2Qに続いて赤字幅縮小

enishは、10月27日の取引終了後、2016年第3四半期の決算を発表し、売上高12億7,600万円(前四半期比3.2%増)、営業利益9,600万円の赤字(前四半期、1億1,700万円の赤字)、経常利益1億2,600万円の赤字(同、1億2,300万円の赤字)、最終利益1億2,7000万円の赤字(同、1億9,400万円の赤字)となった。

#### ネイティブゲームが、収益の増加に貢献

これは、ネイティブゲームの貢献により、全体のトップラインが純増したことが大きい。特に、2016年1月にリリースした「12オーディンズ」とIPタイトル「仮面ライダーバトルラッシュ」が好調だった。

#### 「12オーディンズ」150万DL、「仮面ライダーバトルラッシュ」100万DLを突破

「12オーディンズ」では、8月16日〜8月30日の間「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」とのコラボを実施するなど大型コラボレーションの実施とプロモーションの強化によって、売上が好調に推移した。2016年9月末には、150万ダウンロードを突破した。

一方「仮面ライダーバトルラッシュ」は、7月25日よりバンダイナムコエンターティンメントが配信した協業タイトル。リリースから3か月で100万ダウンロードを突破しており、現在は運営を強化している。

これより、ネイティブゲームの伸長により前四半期で増加し、営業利益は広告宣伝費の積極的な投資があったが改善した。

#### ブラウザゲームは、想定通りに推移

また、ブラウザゲームでは、新イベント・コラボ・配信先などきめ細やかな運用を実施したことで引き続き想定通りに推移した。

#### Kudanと業務提携、ARトータルソリューションの開発へ

さらに、enishでは、8月にはAR技術カンパニーのKudan社と業務提携を発表するなど、AR(Augmented Reality、拡張現実)技術を活用したサービス・トータルソリューションの開発にも積極的に取り組んでいる。

* 参考記事:**AR技術カンパニーKudan、モバイルゲームのenishとオフィシャルパートナーとして業務提携**

今後、enishとKundanでは、それぞれの開発・技術力やノウ
ハウを融合し両社の強みを活かすとともに、快適な新しいユーザー体験の創出を目指して、AR技術を活用したサービス、トータルソリューションを共同開発する予定。

#### コストコントロール効果、固定費を大幅圧縮

費用を見ると、積極的なプロモーションを実施したことで広告宣伝費1億8,200万円を計上したが、コストコントロールにより固定費が大幅に圧縮され、費用総額は前年同期比7.1%減、前四半期比1.4%増の13億7,300万円に抑えられた。

### 4Qは、四半期営業黒字化を目指す

2016年第4四半期の業績予想は、モバイルゲーム市場の環境変化が激しく、短期的にも大きく変動する可能性があることから、非開示だったが、四半期営業黒字化を目指すことを宣言した。