【モバイルファクトリー決算説明会】過去最高益を更新、『駅メモ!』が最高売上・今年最高のDAUを更新…初のテレビCM・交通広告、大型IPコラボを実施

株式会社モバイルファクトリーは、2016年12月期第3四半期の決算発表を行うとともに、東京都内で証券アナリスト・機関投資家向けの決算説明会を開催した。決算説明会では、株式会社モバイルファクトリー代表取締役CEOの宮嶌裕二氏が、今回発表された2016年12月期第3四半期における注目のポイントや今後の戦略を説明した後、質疑応答が実施された。今回、Pedia Newsでは、その質疑内容も含めて、会見の様子をまとめた。

株式会社モバイルファクトリーは、10月20日、2016年12月期第3四半期の決算発表を行うとともに、東京都内で証券アナリスト・機関投資家向けの決算説明会を開催した。

* 参考記事:**【速報】モバイルファクトリー、過去最高益を更新!2016年3Q決算は増収増益を発表**

発表した連結決算(2016年1月〜2016年9月)は、売上高14億8,100万円(前年同期比19.2%増)、営業利益4億6,100万円(同98.7%増)、経常利益4億6,200万円(同106.1%増)、最終利益3億500万円(同123.5%増)だった。

第3四半期(2016年7月〜9月期)の業績を見ると、売上高4億9,900万円(前年四期比12.7%増)、営業利益1億6,200万円(同68.5%増)、経常利益1億6,200万円(同68.3%増)、最終利益1億700万円(同77.1%増)となった。

### 2016年12月期第3四半期決算説明会

決算説明会では、株式会社モバイルファクトリー代表取締役CEOの宮嶌裕二氏が、今回発表された2016年12月期第3四半期における注目のポイントや今後の戦略を説明した後、質疑応答が実施された。今回、Pedia Newsでは、その質疑応答内容も含めて、会見の様子をまとめた。

### 売上高は横ばい、営業利益は過去最高益

第3四半期の数字を中心に見ていくと、売上高が前四半期比で横ばいの4億9,900万円、営業利益が前四半期比9.5%増の1億6,200万円で過去最高益を記録した。

これは、減価償却 完了のタイトル増加により減価償却費が前四半期の2,600万円から300万円へ大幅減少したことが背景にある。

### 『駅メモ!』が過去最高売上を更新

位置ゲームの売上高を見ると、主力の『ステーションメモリーズ!(以下、駅メモ!)』が過去最高売上を更新するなど牽引(けんいん)するも、前四半期比で横ばいの2億6,600万円となった。これは『駅奪取シリーズ』を中心にその他の位置ゲームが「『ポケモンGO』の影響を受けた」(宮嶌氏)ことが主な要因だった。

宮嶌氏によれば、位置ゲームの売上 やDAU(デイリーアクティブユーザー数、1日あたりのアクティブユーザー数)の状況を見ると、『駅メモ!』に関しては過去最高売上、DAUも増加するなど、「ユーザーの中で高い優先度を占めていた」一方で、『駅奪取』に関しては「ユーザーのマインドセットの中で優先度が低い」状況にあり、『ポケモンGO』の登場以前とそれ以後で「少なからず影響を受けた印象がある」という。

### 『駅メモ!』のDAUが増加、今年最高も更新

また『駅メモ!』におけるDAUの増加については、リアルイベントや現在放映中のアニメ『アクティヴレイド』とのコラボイベント開催など、プロモーションの多角化により、DAUが前四半期よりも増加したという。

『アクティヴレイド』とのコラボイベントでは、『駅メモ!』が「いま放映中のアニメ作品とのコラボは初めて」(宮嶌氏)であり、この影響でユーザーの流入が大きくなった。

さらに宮嶌氏は、『駅メモ!』のDAUが「昨日(2016年10月19日)に今年最高を更新した」ことを明かし、10月に入ってからも引き続き好調であることをアピールした。

### 『駅メモ』が大型IPとコラボ!初のテレビCM・交通広告を実施

それでは、今後の業績を見よう。2016年12月期通期の売上高は19億7,100万円、経常利益は5億2,100万円の見込み。具体的には、位置ゲームとリアル連携を強化し、位置ゲーム x リアルイベントを継続的に実施する予定。特に宮嶌氏は『駅メモ!』への継続注力と『新作』の開発を強調した。

『駅メモ!』については、①年末年始に向けて大型IPとのコラボイベントを実施、さらにウェブプロモーションと組み合わせで、②首都圏向けに同社初となるテレビCMと交通広告を実施、③固定ファンに魅力あるコンテンツやイベントを実施、する予定。

『新作』に関しては、日本でよく知られた大型IPを使用した協業タイトルということが明かされているが、現在鋭意開発中で今回もまだ詳細は明らかにされていない。

### まとめ

『駅メモ!』を中心に位置ゲームに注力するモバイルファクトリー。今回の決算説明会で、宮嶌氏は「体験型であるがゆえに、遊ぶためのハードルがあるも、他者とは圧倒的に異なるユーザー体験を提供できる」ことが強みであると語っている。

強力なIPであるポケモンを活かした『ポケモンGO』とは異なり、オリジナルIPで勝負を挑んできた同社にとって、『駅メモ!』での大型IPとのコラボ、そして同社初となるテレビCMと交通広告の実施は、大きな勝負に打って出ることになるだろう。