【じげん決算説明会】前年実績、期首計画、トリプル25を全て超過達成 第3の柱としての自動車分野が急拡大

じげんは、2017年3月期第4四半期及び通期の決算発表を行うとともに、東京都内で証券アナリスト・機関投資家向けの決算説明会を開催した。

じげんは、5月12日、2017年3月期第4四半期及び通期の決算発表を行うとともに、東京都内で証券アナリスト・機関投資家向けの決算説明会を開催した。

発表した連結決算(2016年4月〜2017年3月)は、売上高75億5600万円(前年同期比50.2%増)、営業利益22億7600万円(同41.4%増)、経常利益23億500万円(同43.8%増)、最終利益12億8400万円(同42.8%増)だった。

決算説明会では、じげん代表取締役社長の平尾丈氏と経営戦略部部長の寺田修輔氏が登壇し、今回発表された2017年3月期第4四半期及び通期における注目のポイントや今後の戦略を説明した後、質疑応答が実施された。今回、Pedia Newsでは、会見の様子をまとめた。

まず、じげん経営戦略部部長の寺田修輔氏が登壇。第4四半期(2017年1月〜3月期)の数字を中心に見ると、売上高25億4400万円(前年同期比60.9%増)、営業利益6億9900万円(同58.1%増)となり、一過性費用を吸収し過去最高益を更新し、上場来13四半期連続の前年比増収増益を達成した。

主力のメディア事業の売上高は、UU数、CVR、コンバージョンあたり単価に分解される。同社では、コンバージョンあたり単価への寄与度が大きいKPIとして顧客数を管理する。

こうした中、UU当たり売上高を見ると、「リジョブ」や「三光アド」、「ABM 」、「ブレイン・ラボ」といった顧客資産を有する事業の拡大により、全社的に顧客数が大幅に増加したことで単価が上昇し、前年比41%増と大幅に拡大した。

実際UUは、連結全体では前年比3%増となったが、新規メディアを手がけるにじげんを除くと前年比6%減に微減した。

費用面は、効率重視の運用により広告宣伝費及び販売促進費比率は低下した一方で、前年比、前四半期比ともに、本社移転関連やM&A関連、IFRS導入関連といった一過性費用、及び三光アドのグループ入りに伴う紙媒体費用の発生により、その他費用が増額した。


続けて、じげん代表取締役社長の平尾丈氏が登壇。じげんの事業は、主力のライフメディアプラットフォーム事業と、その他事業で構成される。主力のライフメディアプラットフォーム事業には、人材・不動産・生活の3領域が含まれる。

まず人材領域において、「アルバイトEX」ではアルゴリズム改善によるCVR向上を実施と最適効率を追求した広告運用自動化によるユーザー獲得コスト抑制を行い、内部改善を進めた。一方「ブレイン・ラボ」ではAI技術を有する企業との業務提携等によるアップセル商品の開発を実施し、外部提携を進めた。これにより、広く深く求人データベースやユーザーデータベースを集積するメディアプラットフォームとしてマッチングテクノロジーを最大限に活用しながら、構造的な成長市場の中で着実にシェアの向上を実現した。

またサプライチェーンの垂直統合に伴う特化型メディアの好調が、顧客基盤拡大と単価上昇に繋がった。特にリジョブは、はじげんグループにとってPMIの成功事例となり、株式取得後2年強で投資額を回収(EBITDAベース)し、マッチングテクノロジーの活用により顧客基盤の収益最大化を達成した。

次に不動産領域では、賃貸分野はCVRの改善や顧客数、UU数の増加によって高い成長率が持続した一方、売買分野はウェブマーケティングや大手企業への営業力の強化によりABMのPMIが好調だった。

最後に生活領域では、個人向けエンタメコンテンツを提供するにじげんはBtoCモデルのPDCAを高速回転させ、業績が大幅に伸張した。特に、中古車アグリゲーションメディアを運営する自動車分野は提携メディアとの戦略的関係性の強化により、2017年3月期のじげんグループ主要事業で最高の成長率を達成した。