「衣服に触れずにセキュリティチェック」ビル・ゲイツ氏も投資するEvolv TechnologiesがシリーズAで約18億円を資金調達

マイクロソフトのビル・ゲイツ氏も投資する、米国のセキュリティスタートアップEvolv Technologiesは、シリーズAで1,800万ドル(約18億円)の資金調達を実施したことを明かした。Evolv Technologiesでは、衣服に触れることなく、センサーとソフトウェアなどを使って、セキュリティチェックができる商品を提供する。

ブラジル・リオデジャネイロでの熱気が冷めやまない中、4年後に控えた2020年の東京オリンピックに向けて、日本政府は、テロ対策やサイバーセキュリティ対策など含めた万全な準備を求められている。

その中、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏も投資する、米国のセキュリティスタートアップが新たな資金調達を実施したことを発表した。

米国・マサチューセッツ州ウォルサムのスタートアップEvolv Technologiesは、シリーズAで1,800万ドル(約18億円)の資金調達を実施したことを明かした。

Evolv Technologiesは、2013年、元マイクロソフトのCTOであるNathan Myhrvold氏の特許をもとに、Intellectual Venturesからスピンアウトして設立された会社。

Evolv Technologiesでは、衣服に触れることなく、センサーとソフトウェアなどを使って、セキュリティチェックができる商品を提供する。スマートフォン、時計、ベルト、硬貨、鍵、靴、財布などには反応せず、武器などを所有している際だけ警告する。

さらに、Evolv Technologiesは、専用のモニターや大型ディスプレイなどを設置しなくても、スマートフォンから簡単にセキュリティチャックの内容を確認できるのも魅力のひとつだ。

もちろん屋内でも屋外でも、どこにでも設置できる。

これにより、空港や地下鉄、建物などの入退室時に、徹底したテロ対策を実施できる。

また、2013年8月には、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏、General Catalyst、Lux Capital、Osage University Partnersから1,180万ドル(約12億円)の資金調達を実施している。

ビル・ゲイツ氏は、これまでに、Intellectual Venturesからスピンアウトして設立されたスタートアップに2社投資している。

Intellectual Venturesは、2000年に設立された会社で、特許の取引を主たる事業としている。特許権ライセンス料や特許県侵害請求による訴訟から30億ドル(約3,100億円)以上を荒稼ぎしていると言われており、一部ではパテント・トロールと批判される面もある。

今回の資金調達によって、Evolv Technologiesは、さらなる事業開発を進めていきたい考えだ。