結婚相談所比較サイト『amore』がリリース。婚活ビジネスにチャレンジ

年間約500〜600億円に及ぶと言われる「婚活ビジネス」に『amore』で挑むのは「ダイバーフロント」である。『amore』は個人経営の結婚相談所を中心に、サイト内に結婚相談所事業者の個別ページを制作し集客を支援するウェブメディア。

少子化のひとつの要因でもある晩婚化や未婚化が進む中、自ら結婚相手を探す「婚活」という言葉が2007年に登場してきた。働き方の変化や社会を取り巻く社会構造が変わりゆく中で、男女の出会いや、交際から結婚に至るまでのパターンも変化しつつある。

このような背景のもと、婚活ビジネスに参入する企業も増加しており、結婚情報、結婚相談サービス事業者の担う役割が大きくなっている。

一方、顧客満足度が低いのも現状である。結婚情報、結婚相談サービス事業者に関する国民生活センターに寄せられた苦情相談では、解約時の相談が最も多く、ついで契約書、条件関する苦情が多く寄せられている。経済産業省の「[少子化時代の結婚関連産業のあり方に関する調査研究](http://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/281883/www.meti.go.jp/press/20060502001/houkokusho-p.r.-set.pdf){: target=”_blank”}」によれば「サービス料金は割高だと思う」等、必ずしもサービスを利用することに対してポジティブな評価ばかりではないことがわかる。潜在的顧客層を十分に取り込めていないとも言えよう。

また「結婚相談所」と検索すると、大手しか上位表示されないことから個人の結婚相談所を知らない人も多いだろうが、全国約3700〜3900社と言われる結婚相談所の中でも、その約7割を占めるのが「個人経営の結婚相談所」である。その中には、多数の成婚者を出している事業者もあるが、ウェブサイトを持っていなかったり、ウェブサイトがあっても詳細な情報が書かれていない事業者も多く、顧客がアクセスしたくても事業者にアクセスできず、活動や金額が不明瞭で周囲にも相談しにくい状況にある。

つまり、結婚情報、結婚相談サービス事業者側が持つ情報と、顧客側が持つ情報との間に、情報格差の大きな溝が生まれており「情報の非対称性」が大きい。

年間約500〜600億円に及ぶと言われる「婚活ビジネス」に『amore』で挑むのは「ダイバーフロント」である。ダイバーフロントは、20歳の起業家・高野悠氏が、同級生と共に2016年8月に創業した会社。高野氏は、両親をはじめ家族が起業家一家の家庭に生まれ、18歳の頃から「社会問題を解決する」ためにシニア向けサービスなどを手がけていた人物。「少子高齢化」という社会問題を解決するために一念発起し、昨年独立系VC「Skyland Ventures」から1500万円を資金調達し、「婚活ビジネス」での事業機会を模索していた。

そこで生まれたのが、日本初の結婚相談所比較サイト『amore(アモーレ)』である。『amore』は個人経営の結婚相談所を中心に、サイト内に結婚相談所事業者の個別ページを制作し集客を支援するウェブメディア。

ビジネスモデルは送客手数料と月額費を結婚相談所から取るモデル。月額無料で掲載するプランから機能解放に伴い月額費用をが加算される仕組みとなっている。『Retty』や『食べログ』『ぐるなび』『ホットペッパー』と近い。

『amore』では、顧客が、個人/大手の結婚相談所に関係なく公平に比較できるように、事業者側は概要・料金シミュレーション・アクセスマップ・特徴を掲載すると共に、顧客からの口コミと評価が匿名で紹介される。これにより、顧客は一番最適な結婚相談所を探し、事業者側はこれまでリーチできなかった顧客層を集客できるようになる。

**結婚相談所というと、どうしてもネガティブなイメージが強いと思うんです。できれば、自由恋愛で幸せな結婚生活を手に入れたいと思うだろうし、結婚相談所の利用については友達や親にもなかなか話せない人も多いと思うんですよね。それなのに、結婚相談所について調べても、情報がちゃんと開示されていなくて、結婚相談所を利用しようと思うと、入会から成婚まで数十万円のお金がかかるし、ひとりで意思決定するのは難しい状況にあります。だからこそ、個人も大手も、全ての結婚相談所を公平に見れて料金シミュレーションもできるようなサービスを作りたいと思って『amore』を始めたんです。結婚相談所のイメージを、もっとやわらかくしたくて、ウェブサイトのイメージもピンクではなくてブルーを基調にしました。ロゴも、エクスペディアのエクスベアが好きで、『amore』なら「ウシ」だと思って、ロゴもサービス名から想起しやすいものにしました。結婚相談所を、もっと身近なものにしていきたいです。**

**今後は、これから1年で、僕らのコアサービスである『amore』をどんどん大きくして、法人向けに新たなサービスを展開していきたいと考えています。年内にはシリーズAの資金調達を行なって、来年には結婚周辺サービスにも新規参入して、婚活ビジネスで1番を取っていきたいです。**(高野氏)